米国株 -『正しいものは美しい』

米国市場で「フルインベスト投資」を目指します。

5/10 米国株売りが加速、年初来安値に沈む...

 週明けの米国株式市場では、株式の売却スタンスが拡大して「お決まりの現金指向」から株式と名の付くものは基本的に売られる絵図が見られています。暫くは、このような光景が続きます。ここを耐え切った者だけが【美味しい果実】をいただけるのです。即ち、借金を決してせずに、身の丈の範囲内で生活・投資する。これだけです…!

売却するか、保有して進むか、2者択一!!

 今のような『荒波』を上手に泳ぎ切って乗り越えられると自認される方は、早めに持ち株を叩き売って現金化し、ベストタイミングで市場へ戻って来ることをお勧めします。しかし、泳ぎが得意でない方は、嵐が過ぎ去るまでの間、家に閉じ籠って暮らすことです。暴風雨時に、ワザワザ外出して出歩くことは止めましょう。怪我しますよ...。

5月10日のトピックス

 ダウ工業株30種平均は大幅に3日続落しました。前週末比653ドル87セント安の3万2245ドル50セント(速報値)で終え、3月8日以来となる年初来安値を更新しました。引き続き、インフレや米連邦準備理事会(FRB)による積極的な金融引き締めを警戒した売りが続いたようです。

潮の流れに乗れる方は、チャンス到来...

 いつもながら、「株式の売買譲渡益で暮らしを立てている方」や「一儲けを企んで虎視眈々と大金を狙っている方」は、今の混乱状況であるが故に、満ち引きする潮の流れにうまく乗りさえすれば、一財産を築くこともできます。

主要3株価指数、年初来安値を更新...

 ダウ平均を含む【主要3株価指数がいずれも年初来安値を更新】した。「ナスダック総合株価指数」も3日続落、前週末比521.414ポイント安の1万1623.248(速報値)で終えました。S&P500種株価指数は前週末比131.98ポイント安の3991.36(速報値)で終えました。終値で4000を下回ったのは2021年3月以来です。

FRBの急激な金融引き締め方針に変化なし

 インフレを反映して米長期金利の上昇が止まらず、ハイテクなど高PER(株価収益率)株の売りを誘いました。インフレ抑制のため、ドル高修正の意思はバイデン政権には希薄と映っています。

中国景気の悪化が懸念材料

 9日発表の中国の4月の貿易統計で輸出が大幅に鈍化した。新型コロナウイルス感染拡大を抑制するための都市封鎖や行動制限が経済の足かせになるとの見方に加え、サプライチェーン(供給網)がさらに混乱するとの懸念が広がっています。ロシア・ウクライナの厭世気分も嫌気され始めて来ています。

優良銘柄が軒並み売れて大幅安

 ボーイングが10%安。米原油相場の下落を受けて石油のシェブロン株は7%安。クレジットカードのビザ株は5%安。アメリカン・エキスプレス株は4%安。電気自動車のテスラ株が9%安、ネット通販のアマゾン株は5%安。マイクロソフト株や顧客情報管理のセールスフォース株、アップル株も大幅安で終了しています。
 また、またぞろ株式市場で「信用取引の買い方が追い証を払えず、強制的に売らざるを得ない状況になっている」(ダコタ・ウェルス・マネジメントのロバート・パブリック氏)との指摘が出始めました。


編集後記

 今日は原油先物価格の引き下げと原油銘柄の売りをセットにした仕掛けが功を奏したようです。まだまだ、原油関連銘柄の活躍は期待されるところなので、買いそびれた方は今日あたりの安値で手当して、一息つかれた方もいらっしゃるでしょうか?
 全て売却した銀行ETF『XLF』が、34ドルを切るところまで下がって来たので、買い戻しを始めました。【米国株=銀行株】なので、どのタイミングで再購入へ舵を切るかですね。そして、好きなインテル株やビザ株、ブラックストーン株も少量ですが、買い戻して見ました^^。時期的に、まだまだ早いと知りながら、いても立っても居られず・・・。


5/10 米国株売りが加速、年初来安値(3大株価指数)に沈む...-2