5/14 株価反発 しかし、今回も『強気のワナ』なのか?
株価反発は、全くの期待外れ...
ダウ工業株30種平均は7営業日ぶりに反発し、前日比466ドル36セント(1.5%)高の3万2196ドル66セントで終えました。前日までの6日続落で、何と【2330ドル(6.8%)下げ】ており、短期的な自律反発を期待した買いがハイテク株を中心に優勢でした。
しかし、ここまで下げた(2330ドルの下げ)にもかかわらず、本日の一時最高値でさえ「前日比545ドル上昇」に留まりました。
前日比466ドル36セントは、半値八掛け二割引の値にも届かず...
前日比466ドル36セントは、在庫商品投げ売り値の最低比率である「半値八掛け二割引」にも届かない数値であったことが後々尾を引くことになりそうです。
半値八掛け二割引(はんねはちがけにわりびき) は、主に株式相場で使われる格言で、 相場が天井を付けて下落局面に入った時に、 底の水準を判断する目安とされる値段をいいます。
具体的には、高値の半値を八掛けして、さらに二割引した価格、すなわち「高値の32%(=100×0.5×0.8×0.8)」が下げ止まりの目処になるという意味ですが、特に根拠がある訳ではありません。
2330ドル × 32% = 745.6ドルの計算式で求められる「745.6ドル」にタッチしない事には、最低限のリカバリーとはなりません。その差、概ね280ドルが足らないので、次週月曜日にダウ工業株30種平均が280ドル超の上昇とならない事には、【強気のワナ】に陥っていることになります。
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これは、「強気のワナ」に陥っている証拠じゃぁ...
金融緩和の時であれば、平均株価が下がれば『買う』ことが鉄板で、『押し目買い』が最適な対応策でしたが、今やこれが通用しない時節です。具体時には、次のような動きが目立ってくるのが、下げ相場の典型とみられています。
- ショートカバー(売り方の買い戻し)で相場が反発する。
- 安心感から新規の買いも入る。
- その後、再び下落する。
- 新規の買いが入った分、その投げ売りで次の下落幅はさらに大きくなる。
- これが【強気のワナ】と呼ばれる動きである。
- 株価チャート上で、大波・小波の「右肩下がり」が延々とみられる。
5月14日のトピックス
今週は前日にかけて株式の信用取引や暗号資産(仮想通貨)取引の買い方が相場下落を受けたマージンコール(追い証)に対応するために、保有資産を売却したことが相場急落を招いたとの見方があった。
市場では短期的には損失覚悟の投げ売りが一巡したとの観測もあった。週末を控え、投機筋を中心に積み上がっていた売りの持ち高を解消する動きもこの日の相場上昇につながったもようだ。
ナスダック総合株価指数は大幅に続伸し、前日比434.040ポイント(3.8%)高の1万1805.002で終えた。上昇率は今年最大だった。S&P500種株価指数は3日ぶりに反発した。
週単位で見ると...
- ダウ平均は、週間で702ドル(2.1%)下落し、7週連続で下げました。7週連続の下落は2001年5~7月以来、21年ぶり。
- ナスダック指数は、週間で2.8%下落し、6週連続で下げました。6週連続の下落は12年10~11月以来。
- S&P500種株価指数は、週間では2.4%安となり、11年5~6月以来となる6週連続の下落でした。
マイポートフォリオ
大抵の業種に売り攻撃を受けているので無償であるセクターはエネルギー以外は皆無です。プラス圏を維持できているのが『原油セクターと煙草セクター』ぐらいでしょうか...。
通信セクターもディフェンシブ銘柄で且つ有望なのですが、インフレ亢進でスマホ加入プランの一人当たり単価が下がって来ていることがマイナスとして影響し始めています。
配当金・分配金の受領で食い繋ぐ...
配当金・分配金を受領しながら食い繋いで再投資を実行する。そして、初期投資額を増加させることに主眼を置く対応で、次の株価高騰期を待ち続けるしか手がないようです。
今年5月の税別配当金・分配金の受領額は、6千ドル付近まで届く可能性が高いです。順調に増加傾向となっています。
日本株へも投資始める
日経平均が大きく下がって来たので、少量の買いを入れました。年50ドル程の配当金受領ですが...。
編集後記
ゴールデンウィークも終わり梅雨の季節を迎えます。ジメジメとうっとおしい日々か続く日本の梅雨ですが、株価も同様に底辺を這いはしめる予感がしています。これに打ち勝つのは「クリエイトマネーパワー」のみです。資金創出能力とでも言いますか、お金を何処からともなく都合して来る能力の意味です。
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