米国株 -『正しいものは美しい』

米国市場で「フルインベスト投資」を目指します。

7/12 欧州連合(EU)を見下す、英国と米国の高笑い...

 ロシア・ウクライナ紛争は真綿で首を締めるが如く、欧州諸国で「泥沼化」し始めたように思えてきました。7月11日、ロシアからドイツへ天然ガスを送る主要なパイプライン「ノルドストリーム」は定期点検を理由にして、供給を停止した模様です。
 21日迄という事ですが、供給を再開するのか、できるのか『不透明』とのこと。さっそく、ロシア産原油の価格設定絡みで、ロシアからの大きな矢が飛んで来たようです。

天然ガス先物価格が急伸...

 この「らしい」というのが曲者で、ロシアにとっては、「喧嘩を売って来た欧州の非友好国へ10日程エネルギー供給を止めてみる。今後は状況次第...。」ということでしょう。率先してロシア自らが黄金カードを「切る」ことはないと見ていますが、要は両国間の裏交渉次第でしょうか?

英国と米国の高笑い、ドイツの原発再稼働...

 よしんば、供給停止となっても、今すぐドイツで天然ガスが枯渇するわけではないですが、国内の貯蓄量が徐々に減少するので、直ちに代替品を都合しなくては「冬季」を乗り越えられません。よって、ドイツでの原発再稼働は時間の問題です。
 しかし、この原発をロシアの巡航ミサイルで狙われたなら万事休すですし、ドイツのエネルギー確保大混乱で、英国と米国の高笑いが聞こえて来そうです。英米両国はロシア・ウクライナ争乱の停戦交渉など眼中になく、ウクライナ支援を止めそうもないので、ドイツ経済やフランス経済は四面楚歌の状態です。

合成麻薬製造の巣窟となったウクライナ?

 警察権力がなくなって等しいウクライナでは、私腹を増やす輩が幅を効かせ始めている事でしょう。ズバリ、終戦後の闇市日本と重なります。そう、ヒロポン改「合成麻薬」です。詳細は、次の新潮に掲載されています。日本人は西欧人の入国、特に目の青いウクライナ美女は全て善人であるといった、誤った先入観をもっているので、しっかりしろと言ってやりたいです。

イエローカードと支配力の集中化

 今や欧州での資産運営に、イエローカードが投じられています。この点でも英国と米国のいやらしい微笑みが見られます。一旦株価を引き下げて一般株主を遠ざけ、特定の家系が株式を買い込んで支配関係を集中させるやり方は、古から何も変わってはいないのです。

日本での原発再稼働が本格化する?

 ブリンケン米国務長官が日本を訪問、イエレン米財務長官も主要20か国の財務相・中央銀行総裁会議に出席するのを前に日本を訪れると発表がありました。訪問理由として「安倍元首相への哀悼を示す」というのは表向きで、米国政府の「原発稼働に対する強い要請」と私は踏んでいます。

岸田長期政権へのお墨付きを、鼻先にぶら下げながら囁く...

 米国の主要閣僚が、単に近くへ来たので「日本に立ち寄って世間話」ということは絶対にありえず、【米国に利のある強い要請を、日本政府へ強く行うため】に「アメリカ属国の日本」へワザワザ足を運ぶのです。
 具体的には『米国は引き続き利上げを継続するので、これかも円の続落(円安)は避けようがない。この程度の為替水準を保ちたければ、国内原発を再稼働して天然ガス・原油購入量を早急に減らすこと。今後、3年は日本で大型選挙がないし、野党勢力が弱体化した今がチャンス。原発再稼働を行ったなら、バイデン政権は「岸田政権」に長期政権のお墨付きを与える。』とでも、日本の耳元で囁くのでしょう。

安倍元首相の重石が消えて、草刈り場の日本...

 安倍元首相の公式葬儀へトランプ元大統領が参列するという非公式情報が飛び込んてきましたが、バイデン民主党政権が米国を代表してトランプ前大統領を出席させるはずもなく、彼の私人としての参列に留まるのか、あるいはリップサービスなのか、世界から注目されているところです。
 いっその事、ロシア・プーチン大統領も訪日させて、ウクライナ侵攻の停戦交渉をトランプ氏に纏めさせれば、少しは故安倍元首相も浮かばれるのですが・・・。

7月12日のトピックス

 ダウ工業株30種平均は続落、前週末比164ドル31セント(0.5%)安の3万1173ドル84セントで終了しました。ナスダック総合株価指数は6営業日ぶりに反落、前週末比262.709ポイント(2.3%)安の1万1372.599で終えています。次の2点が大きく作用したようです。


  • 中国の新型コロナウイルスの感染再拡大による行動規制の強化
  • ロシアから欧州へ天然ガス供給の停止が、欧州景気の減速を招く危惧

買収撤回でTwitter株、僅か一日で時価総額4300億円を失う...。

 なお、イーロン・マスク氏が、買収提案を撤回したツイッター株は何と11%安で終えました。約31億8000万ドル(約4300億円)相当の時価総額が吹き飛んだ計算です。同社経営陣は一方的な交渉打ち切りを不服として、裁判で争う構えを示しているとの報道があります。気の毒ですが、彼に翻弄された銘柄のなれの果てです。

MYポートフォリオ

 資源銘柄の下落が止まりません。ピーク時から半値以下、PERは5~6倍はザラになっています。中国の新型コロナシャットダウン政策で、金利引き上げの米国と新型コロナの中国、エネルギー不安の欧州、食料不足の中東・アフリカ...。これでもかという程、『株売り推奨情報』がWEB世界に上って来ては消え、新たな過激な情報が掲載される昨今、「このような状況が【株安になると世相が暗くなる】というものの現状」なのです。

チャンスが到来し始めて来た?

 まだまだ、株価が下がり続け、それを裏付ける悪い報道がタケノコのように溢れかえります。さぁ、貴方・貴女は、ここから買い意欲を高めて、虎の子の資金を市場へ投じなくてはいけません。悶々とする【株安の時こそ、株購入の絶好のチャンス】なのですから・・・。


7/12 欧州連合(EU)を見下す、英国と米国の高笑い...2

7/12 欧州連合(EU)を見下す、英国と米国の高笑い...3

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編集後記

 新型コロナ陽性者の増加が止まらないようです。朝日新聞の報道(2022年7月11日 5時00分)では、「新型コロナウイルスの国内の感染者は10日午後7時半現在、新たに5万4068人が確認された。前週の同じ日曜日(3日)より3万771人多く、約2・3倍に増えた。5万人を超えるのは3日連続。死者は12人が確認された。」とあります。
 昨日、県庁所在地に電車で出掛けてみると、繁華街にある行政公認の「PCR検査センター」には検査待ち行列ができる程並んでいました。1週間ほど前は閑散としていたので、数日後は公表される陽性者が大きく増えることでしょう。
 私はアンチ予防接種の信条を持っていますので、新型コロナに関しては「マスク、手洗い、人混みを避ける」を徹底しているだけで、PCR検査さえしたことはありません。今のところ、何とかスルーして事なきを得ています。

弱り目に祟り目


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