米国株 -『正しいものは美しい』

米国市場で「フルインベスト投資」を目指します。

7/15 エネルギーと金融が下落、以前にも見たような...

 ダウ平均は、寄り付き後の勢いがジリジリと剥落してマイナス圏に沈む展開でしたが、パウエル(FRB)議長が議会証言で「米経済は資産購入の縮小を開始できるだけの進展をまだ見せていない」と強調、金融緩和の長期化観測を期待させる内容であったため、「新たな資金が市場へ流入する」との期待を受けて反発しました。

  • ダウ平均は、前日比44.44ドル(0.13%)高の3万4933.23ドル。
  • ナスダックは、前日比32.70(▼0.22%)安の1万4644.95。
  • S&P500種は、前日比5.09(0.12%)高の4374.30。


7/15 株式市場で資源と金融の下落、以前にも見たような...

エネルギーと金融の株価下落、大型ハイテクの株価上昇

 新型コロナ変異株への感染者が想定以上に増加する中、各国の経済回復に支障が出始めるとの懸念が高まり、米原油先物相場の下落で「エネルギー」、長期金利の低下継続で「金融」が売られる展開となりました。反面、GAFAM等のハイテク系銘柄が続伸するなど、これはあたかも1年ほど前に見られた株式市場のようです。
 経済回復に先立って「エネルギー」と「金融」が買い進まれてきましたが、逆回転が始まったのか、それとも一時的な小休止なのか・・・。次の日経新聞の記事も参考に。


 米大手銀行に経済再開の追い風が吹いている。JPモルガン・チェースなど14日までに2021年4~6月期決算を公表した主要5行は、そろって最終増益、または黒字転換となった。新型コロナウイルス禍で積み上げた貸倒引当金が戻し入れとなり、利益を大きく押し上げた。M&A(合併・買収)市場の活況で投資銀行業務も好調だった。

 もっとも、売上高にあたる純営業収益には頭打ち感が出ている。主要5行のうち、JPモルガンなど3行は前年同期比で減収となった。トレーディング部門が相場変動率(ボラティリティー)低下で振るわなかったほか、金利収入(資金利益)が減った。

 米銀は下期の融資需要回復に期待する。「第2四半期(4~6月期)はターニングポイントだった」。バンカメのポール・ドノフリオ最高財務責任者(CFO)は14日の決算説明会でこう振り返った。20年1~3月期以降で初めて融資残高が伸びたからだ。「企業が在庫積み増しで新規の借り入れを始めた」(ドノフリオ氏)。

 新型コロナの感染が世界で再び広がってきた。欧州の一部地域では行動制限が再導入されるなど、世界経済の回復にとって最大の脅威だ。経営者や消費者の心理が悪化すれば、米銀も融資回復を期待できなくなる。経済再開の行方は引き続き米銀の業績を左右する。(21年7月15日 日経新聞)

簿外管理の保有銘柄

 週の半ばなので、簿外管理で保有している銘柄群を公表します。今週、簿外Aへは2銘柄(ボーダーフォン、バンカメ)を追加して計4銘柄、簿外Bは10銘柄のまま変動ありません。ミーム銘柄の株価下落に引きずられて、中型株の「SPMD」と小型株の「SPSM」株価の軟調が続いています。買い増しには好都合の時期でもありますが・・・。


7/15 簿外管理の保有銘柄