米国株 -『正しいものは美しい』

米国市場で「フルインベスト投資」を目指します。

7/14 3大株価指数が揃って下落...

 先陣を切った、JPモルガン・チェースとゴールドマン・サックスの4~6月期決算はともに大幅な増収・増益で着地。しかし、市場では貸倒引当金の戻しによる利益の押し上げ効果が強調されて買い材料にはならず、これが投資家に心理的な重しとなったようです。
 低金利をバックボーンにGAFAM銘柄が株価を牽引しましたが、買われ過ぎて最高値域にある株価を維持することはできず、ズルズルと下げに向かいました。ここ数日間、天井付近にあった平均株価は、一旦、足踏みを始めたようです。

  • ダウ平均は、前日比107.39ドル(▼0.31%)安の3万4888.79ドル。
  • ナスダックは、前日比55.59(▼0.38%)安の1万4677.65。
  • S&P500種は、前日比15.42(▼0.35%)安の4369.21。


7/14 3大株価指数が揃って下落...

30年物アメリカ国債の入札が低調

 現地時間の午後に入札が実施された「30年物アメリカ国債入札」の結果が低調であったとの報道が流れるや否や、場中の残り1時間で米国債10年利回りが急上昇(債券売り)しました。債券投資家は、近々の長期金利上昇に不安・慎重(インフレ懸念)になっている証左です。明日以降、株式市場にも影響必至では...。

ポートフォリオ内の売買内容

 エネルギー・原油銘柄の「シェブロン」36株を売却、簿外管理Bに収載しているETF購入に充当しました。「XLE」の保有数がようやく1000株を突破、1602株の「XLF」に続く1000株ホルダー銘柄となりました。次は、「SPLP」か「SPYG」の1000株突破を目指すことになるでしょう。これに要する資金は、1銘柄あたり更に2万6千〜3万2千ドルが必要となります。


7/14 ポートフォリオでの売買内容

JPモルガン、ゴールドマンの決算内容

 JPモルガンは、M&A(企業の合併・買収)急増で投資銀行業務の手数料収入が四半期として最高を記録するなど、純利益は119億ドル(約1兆3100億円)を計上。なお、貸倒引当金は30億ドル(予想のほぼ2倍)を戻し入れました。
 ゴールドマンも、M&A助言から得る収入増が業績を支え、四半期として過去2番目に高い54億9000万ドルの純利益を叩き出しました。1株当たり利益が15.02ドル。これは、アナリストの見込み(調整後1株利益10.14ドル)を大きく上回り、ここまで外れるのはあまり見たことがありません。
 なお、7/14 にはバンカメ(Bank of America Corporation)が、7/15にはユナイテッドヘルス・グループUnitedHealth Group Incorporated)が共に四半期決算の発表を予定しています。