今日は寄り付きから３大株価指数の調整色が強く、力ずくで株価引き下げを狙ったようなオープニングとなりました。終盤に向かい、ダウ平均だけがマイナス圏を抜け出したものの、ハイテク系銘柄の利益確定売り等が重しとなって、ナスダック指数とS&P500種は共にマイナス圏に沈みました。

• ダウ平均は、前日比53.79ドル（0.15%）高の3万4987.02ドル。
• ナスダックは、前日比101.82（▼0.70%）安の1万4543.13。
• S&P500種は、前日比14.27（▼0.33%）安の4360.03。

個別銘柄からETF銘柄へ、投下資金の入れ替え

　40ドルを突破した「ファイザー株」161株を売却しました。これは保有株の概ね1/3売却となります。この売却資金で値下がりしていた「XLV」「SPLG」「SPYG」「XLE」「簿外B」の買い増しを実行。この結果、ETF構成比率は過去最高の83.18％まで上昇しています。

ナスダック100 指数の銘柄差換

　ナスダック 100 総合指数は、金融銘柄を除くナスダック市場の上位100銘柄で構成されています。ETF「QQQ」のベースとして有名です。

　本日付でその構成銘柄の一部変更が次のとおり実施されました。当該日を境に、採用された当該企業の株価は上昇、除外となった当該企業の株価は下落するのが常です。これを儲けのチャンスとばかり、魑魅魍魎の輩が蠢いている世界です。

• 採用銘柄 : ハネウェル・インターナショナル（HON）。前日終値が227.77ドル、本日終値は、前日比 5.04ドル（2.21%）高の232.81ドル。総合テクノロジー企業。
• 除外銘柄 : アレクション・ファーマシューティカルズ（ALXN）。前日終値が186.61ドル、本日終値は、前日比 6.10ドル（▼3.27%）安の180.51ドル。バイオ医薬品企業。

　「ナスダック100」は、ナスダックに上場する金融銘柄以外の時価総額上位100銘柄の時価総額を加重平均して算出されます。ナスダック総合指数とは異なります。「ナスダック総合指数」は、ナスダックに上場している全銘柄から算出される株価指数です。

　米国市場には各種の株価指数がありますが、主だったものは『３大株価指数』と呼ばれるものです。「ダウ平均」「ナスダックス指数」「S&P500種」が該当します。

　これら指数に採用される銘柄は、割と頻繁に入れ替えが定期的に実施されています。穿った見方をすれば、常に平均株価を上昇させるべく勢いのある銘柄が採用されるのです。この点、日経平均225のような『カビの生えた株価指数』とは根本的に異なっています。