米国株 -『正しいものは美しい』

米国市場で「フルインベスト投資」を目指します。

9/24 今後も続く、中国の不動産融資の崩壊劇

 本日の3大株価指数は、数日前からの不安説を吹き飛ばす急上昇をみせました。依然として、投資家の『米国株式への買い意欲』は盛んで、NY株式市場は活況を取り戻しつつあります。次の焦点は「ダウ平均値の3万5千ドル突破、S&P500種の4500突破」に移り、ここへの到達が目先のターニングポイントになるのでは・・・。そして、一気に長期金利が1.4%台に乗せてきました。更なる円安が到来するのか、気になるところです。

デルタ株の話題

 ここ数日間で新型コロナ禍の話題が片隅に追いやられてしまった感がします。日本国内の感染者数が急激に減少し始めているのは、「気温が下がる秋になったから(デルタの発祥地はインド)、コロナウィルスが弱毒した」と。この様な独自説を唱える方もいらっしゃるようですが ^ - ^。


  • ダウ平均は、前日比506.50ドル(1.48%)高の3万4764.82ドル。
  • ナスダックは、前日比155.24(1.04%)高の1万5052.24。
  • S&P500種は、前日比53.34(1.21%)高の4448.98。
  • 米国債10年利回りは、前日比0.087(6.54%)高の1.418%。9/24 05:10現在
  • WTI原油先物は、前日比0.99ドル(1.37%)高の73.22ドル。9/24 05:10現在


9/24 今後も続く、中国の不動産融資の崩壊劇

Myポートフォリオ時価等

 株式評価総額は974,606.07ドル(円貨換算額107,401,589円)、株式評価損益額は前週末から1,918.99ドル増、前月末から9,024.64ドル減、年始から136,520.63ドル増の162,984.20ドル(円貨換算額17,960,859円)。ポートフォリオ内のETF構成比率は93.70%でした。

本日の主な取り引き

 米物流大手フェデックス(FDX)13株、アリババ(BABA)3株、FXI 9株の追加購入を行い、更に平均株価が回復したことで、試し買いしていた個別銘柄の整理売却も実行しました。結果、ロッキード株とビザ株を残して他を全て手放しました。


2/23 本日の主な取り引き

簿外管理と枠外管理

 株価が回復基調に戻ったことでポートフォリオの構成バランスも改善され、良くなって来ています。今や全く蚊帳の外となった「オンラインゲームのHERO グローバルX ヒーローズ」を4株追加購入しています。一時的な規制がかかっても、世界的にゲームへの根強い人気は不変です。


9/24 簿外管理と枠外管理

未来管理と希望管理

 次のとおり、株価回復に伴い、打診買いを行っていた個別銘柄の整理売却を実行しました。幸いにも、全て利確売却となりました。中でも、大きな反発を見せたのは、BAボーイング株でした。銘柄の反発係数がかなり高まっていますから、次の株安が生じた時、200ドル台以下であれば迷わず『即買い』です。


  • BA ボーイング
  • COHU コヒュー
  • COWN コーウェン インク A
  • GD ゼネラル ダイナミックス
  • LHX L3ハリス テクノロジー
  • MMM スリーエム
  • NOC ノースロップ グラマン
  • RTX レイセオン テクノロジーズ
  • CXSE ウィズダムツリー 中国株ニューエコノミー


9/24 未来管理9/24

今後も続く、中国における不動産融資の崩壊劇

 中国政府は、恒大に短期的なドル建て社債のデフォルトを回避するように指示したと報じられて、直近の同国の信用不安が後退しています。政府が当該企業に指示して対応・解決の糸口ができるのであれば、さっさとすればよいのに、一体全体この騒ぎが起こったのは何だったのか、そんな単純なものではないでしょう。この種の不良債権問題は、これからも中国や世界金融への地雷原となるに違いありません。
 但し、NY市場では、これは中国特有の問題であり「米国の銀行や金融システムに悪影響を与えるような問題ではない」(ミラー・タバックのマシュー・マリー氏)との見方が優勢になりつつあります。米銀が余り絡んでいないのかも。ドイツやスイスはドップリ浸かっているでしょうが…。じゃぁ、日本のメガバンク、メガ損保は? 気兼ねしてか、日本のマスごみが報じないので存じません。

■ 主な中国不動産企業の財務状況

 下図は、9/24の日経新聞に掲載されていた「主な中国不動産企業の財務状況」です。恒大問題が世界に金融危機を引き起こすという最悪シナリオを免れても、数多ある中国の不動産業界の苦境はますます深まることでしょう。
 中国の住宅業界は過去20年近く繁栄を謳歌してきました。高度成長に農村から都市への人口移動が加わり、需要に供給が追いつかない状況が続いたためです。今や、住宅が年収の何倍かを示す数値は「広東省深圳や北京でも50倍を大きく超え、9~14倍の東京やニューヨーク、ロンドン」を大きく上回ります。あたかも、日本の昭和時代末期(平成初期)の如く、これらとの共通項がものの見事に多過ぎます・・・。


■ 回避策としての反面教師の日本の対応

 中国はバブル崩壊後の日本政府・産業界の対応に関して、各方面から分析・解析しているに違いありません。『日本の失われた30年』を回避することこそが、中国共産党の延命そのものになるからです。

気になる時事記事

中国当局、中国恒大にドル建て債で目先のデフォルト回避を指示


中国恒大、国際金融市場全体の問題とは考えてない-黒田日銀総裁


キャシー・ウッド氏、テスラ株が来年3000ドルに達したら売却する方針

 ベテラン投資家のロブ・アーノット氏の質問に答える形で、「テスラ株は現在約750ドルだが、一時的にでも3000ドルに到達すれば即売却する」とウッド氏が表明しました。『3,000ドルを5年後の目標株価である』と強調したかったのでしょう。株価3000ドルと言えば、アマゾン株やアルファベット株クラスですから、コリャたまげます。


  米アーク・インベストメント・マネジメントを率いるキャシー・ウッド氏は、電気自動車(EV)メーカー、テスラの株価が来年3000ドルに達したら、同社株を売却する方針だ。

  ウッド氏は22日の記者会見で、テスラの株価は現在約750ドルだが、「われわれの見通しに何も変化がなく、株価が来年3000ドルに達した場合、急いでテスラ株を手放すと思う」と述べた。同氏はテスラ株について、5年後の基本的な目標株価を3000ドルとしているとも説明した。

  記者会見は「モーニングスター・インベストメント・カンファレンス」のパネル討論後に開かれた。テスラのような高バリュエーションのグロース株に懐疑的なベテラン投資家、ロブ・アーノット氏のテスラ株売却時期に関する質問に答えた。(ブルムバーグ 2021年9月23日 13:16 JST)


ナイキ、5─8月売上高が予想下回る 株価引け後3%安

 米スポーツ用品大手ナイキが23日発表した第1・四半期(5─8月)決算は、売上高が市場予想を下回りました。


  [23日 ロイター] - 米スポーツ用品大手ナイキが23日発表した第1・四半期(5─8月)決算は、売上高が市場予想を下回った。フットウェアやスポーツウェアなどへの需要減退の可能性を示唆した。引け後の時間外取引で、ナイキの株価は3%下落した。

  売上高は122億5000万ドルと、前年同期の105億9000万ドルから増加したものの、リフィニティブがまとめたアナリスト予想の124億6000万ドルを下回った。純利益は23%増の18億7000万ドル(1株当たり1.16ドル)だった。

  ナイキのフットウェアの約半分を生産するベトナム工場が数カ月にわたり閉鎖され、すでに新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)の影響を受けているサプライチェーン(供給網)への一段の重しとなっている。一部のアナリストは、書き入れ時の年末商戦機に製品が不足する可能性があると予想している。