米国株 -『正しいものは美しい』

米国市場で「フルインベスト投資」を目指します。

9/23 売り浴びせもここまで? 3大株価指数が反発・・・

 ここ数日間の株価下落、原油先物価格が70ドル(バレル)を下回ることなく推移していたことで、景気変動に重きを置いたものではなく、本格的な「売り浴びせ」の腹積もりがない証左と考えています。よって、原油先物価格が安定している限り、「持ち高調整」の域を出ない範囲で収まるのでは・・・。明日以降も、NY株式市場では上げ下げを繰り返して進むんでしょうが、10月に入れば取り巻く環境も改善されます。もう暫くです。


  • ダウ平均は、前日比338.48ドル(1.00%)高の3万4258.32ドル。
  • ナスダックは、前日比150.45(1.02%)高の1万4896.85。
  • S&P500種は、前日比41.45(0.95%)高の4395.64。
  • 米国債10年利回りは、前日比0.027(▼2.03%)安の1.304%。9/21 07:30現在
  • WTI原油先物は、前日比0.03ドル(▼0.04%)安の71.95ドル。9/21 07:30現在


9/23 売り浴びせもここまで? 3大株価指数が反発・・・

Myポートフォリオ時価等

 株式評価総額は965,493.33ドル(円貨換算額106,001,513円)、株式評価損益額は前週末から10,036.60ドル減、前月末から20,980.23ドル減、年始から124,565.04ドル増の151,028.61ドル(円貨換算額16,581,431円)、ポートフォリオ内のETF構成比率は93.40%でした。

本日の主な取り引き

 株価調整が続いている間、ふとしたことで株価が急落する銘柄が現れるものです。昨日は、ディズニー株が3%ほど急落、ネット加入者の鈍化見通しを会社側が公表したことがキッカケでした。未来永劫に右肩上がりが続くことはなく、いつかは平行線となり下がり始めます。下がると、次は右肩上がりが現れます。このように循環を繰り返して企業、株価が成長するのです。(注意)日本株は別の動きをします^^。

米物流大手フェデックス(FDX)の新規買い

 今日は、米国物流最大手フェデックス(FDX)の株価が四半期決算の発表後、前日終値の9%安まで売られていました。こりゃあ、購入しない手はありませんので、231.69ドル(手数料込み)で15株を買い込みました。


  21日、フェデックスが発表した21年6~8月期決算内容は、純利益が前年同期比11%減の11億1200万ドル(約1214億円)、売上高が同14%増の220億300万ドルだった。ネット通販や医療物資の配送需要が高く売上高を押し上げた一方、人件費の高騰が純利益を約4億ドル押し下げた。


 純利益減少の対策として、フェデックスは2022年1月から米国内の宅配料金を平均で5.9%引き上げることを発表しました。人手不足(特にトラック運転手)で人件費が高騰しており、宅配料金に転嫁するとのことです。(注意)日本企業はこの種の対応が苦手です。


9/23 物流大手フェデックスはほぼ10年ぶりの大幅な値上げに踏み切る

⬛️ 値上げラッシュが続く

 配送料の上昇は小売業にとってコスト高を招きます。最終価格に反映して消費者へコストを転嫁するか、利益を圧縮して価格を据え置くかという選択を迫ることになります。(日本企業と異なり、米国企業は株主側に顔を向けています)
 価格支配力を持っている世界王者のフェデックスならではの対応ですが、同業UPSも同様の引き上げを数週間以内に発表する見込みです。米国では値上げラッシュが到来し、消費者物価が更に上がりそうですが、その分、給与も上がります。

⬛️ 優良銘柄の株価急落は、いつも「買い場」であった

 経験則でお話しすると、後で振り返ってみて、優良銘柄の株価急落はいつでも「当該銘柄の絶好の買い場」であったケースが多数でした。
 もちろん、全てではありませんが、大概は該当しています。今回、久々に実地テストを行ってみました。しかし、留意点がありますのでご注意を。次に記します。

⬛️ 売りは一日では終わらない

 売り方が、個人投資家だけなら翌日にでも反発することでしょうが、機関投資家が売り方であれば、『売りは一日では終わらない』ことを肝に銘じておかなくてはいけません。つまに、ダラダラ売りが数日間、最悪は週を跨いで続くのです。何故なら、強欲な買い方が売り方に追随して利益を貪ろうとするからです。え?、誰からですって? もちろん『個人投資家』からですよ
 そして、初日の株価急落時から更に下値を模索する可能性が高くなります。そうなれば、一気に評価損が拡大しますので、苦手な方、嫌な方は手を出さないことです。なお、これを緩衝する一方策としては、次の3点を挙げることができます。
① 1/3もしくは1/5単位で分散購入する。
② ひたすら追加購入を続ける。
③『バイ エンド フォゲット(買値を忘れる)』に徹する。
残念ながら、これら以外に有益な手立てが思い付きません。

⬛️ 中期・長期であれば買値より保有期間が重要

 ここで基本的なことを申し上げると、株式から得る収益は「短期キャピタルゲイン(売買益)」ではなく「中期・長期のインカムゲイン(株式保有にかかる配当や資産価値の増加益)」を主とすべきであり、さすれば、優良銘柄の株価値下がりを『吉』として、下がり続ける限りコツコツと買い下がりを続け、中期・長期保有を心掛けて資産価値の増加を図ることができます。そして、これが我々の老後資金の基になるのです(注意)日本株は除きます。


9/23 本日の主な取り引き


 資本材の大手企業であるスリーエム(MMM)も昨今、値下がりが続いていたので3株の打診買いを実行しています。配当率も高く、安定企業なので今日と明日の株価次第で買い増しに動きます。

簿外管理と枠外管理

 売られていた株価が戻り基調に入ったので静観しています。これら2種のポートフォリオ構成は完成に近いものになっているので、いじくる必要性が少なくなって来ています。


9/23 簿外管理と枠外管理等

未来管理と希望管理

 米物流大手フェデックス(FDX)とスリーエム(MMM)の2銘柄を新規購入しています。共に過去最高値から大分と値下がりしている状況になっています。業績はコロナ禍をものともせず、飛び出す準備もOKです。


9/23 未来管理と希望管理

気になる時事記事

支持者も批判、蓋を開けたらトランプ外交踏襲のバイデン政権

 影の薄いバイデン大統領ですが、益々人前に出なくなって来ています。四面楚歌とは正にこの事ですね。


台湾、TPPへの加入を申請-数日先行する中国の反発は必至

 面白くなりそうです。当時のバイデン副大統領はTPP推進派の代表格だったのですが…。

  台湾は環太平洋連携協定(TPP)への加入を申請した。数日前には中国が加入を正式に申請したばかり。TPPはかつて米国が、中国を孤立させアジア太平洋地域における自国の優位性を確固としたものにする手段として推進していた。

  台湾のTPP加入申請は事務局であるニュージーランドに送付されたと、事情に詳しい関係者2人が述べた。そのうちの1人によれば、台湾政府は今回の決定について23日朝に発表する。

  台湾はTPP加盟国のニュージーランドおよびシンガポールと既に自由貿易協定を結んでおり、TPP加入に向けて何年も取り組んできた。蔡英文総統はTPP加盟を最後の任期における主要な目標に掲げている。一方で中国は台湾を交えた公な協議や交渉を認めておらず、中国と台湾およびTPP加盟11カ国による協議は難しくなる見通しだ。(ブルムバーグ 2021年9月22日 23:39 JST)


決戦はXマス、玩具需要にサプライチェーンは応えられるか

 米国のクリスマスキャンペーン期間中の消費量は、半端ではありません。消費者はめちゃくちゃ購入しますからね。紙幣は貯め込むものではなく、売買手段の一つとの認識です。決して、貯金や投資をしないということではありません。


世界の製油能力、50年までに半減も 道路輸送の電化で=調査会社

 エネルギー調査会社ライスタッド・エナジーは21日、二酸化炭素(CO2)排出量の削減に向けて道路輸送を電化する動きが広がっており、世界の製油能力は2050年までに半減する可能性があるとの見通しを示しました。


  [シンガポール 21日 ロイター] - エネルギー調査会社ライスタッド・エナジーは21日、二酸化炭素(CO2)排出量の削減に向けて道路輸送を電化する動きが広がっており、世界の製油能力は2050年までに半減する可能性があるとの見通しを示した。

  同社幹部は「(道路輸送の)電化は50年までに90%近くに達するだろう」と指摘した上で、その場合は世界の製油能力はおそらく50%低下すると予想した。(ロイター 2021年9月22日2:54 午後)