米国株 -『正しいものは美しい』

米国市場で「フルインベスト投資」を目指します。

9/25 疑心暗鬼の軟着陸で、今週の幕引き・・・

 ダウ平均とS&P500種は小幅に3日続伸したものの、ナスダック総合株価指数は4日ぶりに小幅反落。S&P500種は週間ベースでもプラスとなりました。中国の不動産開発大手が抱える債務問題で週初めから揺れ動いた金融市場でしたが、本丸のNY市場は最後の最後で一連の懸念を振り払った模様です。
 しかし、高値を追いかける姿勢は垣間見られず、ポジション維持と買戻しの域を出なかったようです。昨日も指摘したように「ダウ平均の3万5千ドル突破、S&P500種の4500突破」が、勢いを取り戻す最低条件とみています。次週に期待です。

■ 円安が進む

 (PS)長期金利上昇(債券売り)に歩調を合わせる形で、ドル/円が111円に迫って来ています。原油先物価格上昇も急激ですし、今週末から次週にかけて日本国内は「ガソリン価格上昇」となることでしよう。更に、新たなドル資金手当てにもマイナス作用が大きく働きますので、いやはや困ったものです。まぁ、保有株の時価総額が円貨換算では増加しますが、今、取り立てて日本円が必要ではないので…^^。


  • ダウ平均は、前日比33.18ドル(0.10%)高の3万4798.00ドル。
  • ナスダックは、前日比4.54(0.03%)低の1万5047.70。
  • S&P500種は、前日比6.50(0.15%)高の4455.48。
  • 米国債10年利回りは、前日比0.008(0.57%)低の1.453%。9/25 08:20現在
  • WTI原油先物は、前日比0.68ドル(0.93%)高の73.98ドル。9/25 08:20現在


9/25 疑心暗鬼の軟着陸で、今週の幕引き・・・

Myポートフォリオ時価等

 株式評価総額は977,246.62ドル(円貨換算額108,239,836円)、株式評価損益額は前週末から2,381.32ドル増、前月末から8,562.31ドル減、年始から136,982.96ドル増の163,446.53ドル(円貨換算額18,103,338円)。ポートフォリオ内のETF構成比率は92.96%でした。

本日と今週の主な取り引き

 スポーツ用品のナイキ(NKE)が四半期決算の発表を受けて株価急落。早速拾いに出向き36株、昨日に続き米物流大手フェデックス(FDX)13株、クレジットカードのビザ(V)5株の購入を行いました。今週は銘柄整理を伴い、比較的規模の大きい売買を行っています。


9/25 本日、今週の主な取り引き

簿外管理と枠外管理

 簿外管理に収載しているETF売却を実行して、米国銘柄に特化したのが最大の特徴です。今週の世界市場の動きから、米国がクシャミをすると他国市場は対処法がなく、自力再生の力不足を実感しました。よって、収支確保の観点から米国一強に賭けた方が、勝利への確立が高いことを再認識しました。


9/25 簿外管理と枠外管理

未来管理

 希望管理(ETFの少量保有)を廃止して、簿外管理に統一しました。保有高が増加した銘柄を未来管理からMyポートフォリオへ移管しています。


9/25 未来管理

気になる時事記事

ビットコインやイーサ急落、中国が仮想通貨全面禁止の方針

 中国人民銀(中国の中央銀行)は、仮想通貨関連のあらゆる取引は違法であると発表しました。具体的な規制に関しては、週明け以降に判明しますが、これら仮想通貨のリスクが改めて表面化して価格が急落、しばらく相場圧迫となる公算が大となっています。


  ビットコインやイーサといった暗号資産(仮想通貨)が24日の取引で急落した。中国人民銀行(中央銀行)が仮想通貨関連のあらゆる取引は違法で、禁止しなければならないと発表。仮想通貨の投機やマイニング(採掘)に対する取り締まり強化が警戒された。

  ビットコインはニューヨーク時間午前に一時8.9%安となり、4万1000ドルを割り込んだ。イーサやEOS、ライトコイン、ダッシュはいずれも10%余り値下がりする場面があった。仮想通貨関連株も売り圧力に押され、マラソン・デジタル・ホールディングスやマイクロストラテジーが下落した。

  シンクマーケッツのアナリスト、ファワド・ラザクザダ氏はビットコインについて、「リスクは当面下向きだ」と顧客向けリポートで指摘。「中国はしばらく相場を圧迫し続けそうな主要リスクだ」と分析した。(ブルムバーグ 2021年9月25日 3:31 JST)

米新築住宅販売、4カ月ぶり高水準-価格は過去最高で横ばい

 新築一戸建て住宅販売(季節調整済み、年率換算)は前月比1.5%増の74万戸。前月は72万9000戸(速報値70万8000戸)に上方修正されています。


  8月の米新築一戸建て住宅販売は市場の予想以上に増加し、4カ月ぶり高水準となった。住宅建設の受注残が徐々に解消される中、需要が安定化しつつあることが示唆された。

  住宅業界では基調的な需要が堅調な一方、建設業者はサプライチェーンの問題や人材不足を背景に注文に応じるのが厳しい状況だ。8月の販売増加は、未着工物件の販売増が寄与したもので、今後数カ月にわたって堅調な建設活動が続くことが示唆された。

  新築住宅販売価格の中央値は過去最高の39万900ドルで横ばい。8月に販売された住宅の約22%は50万-74万9000ドルの価格帯。75万ドル以上は9%だった。

  売りに出されていた物件は8月末時点で37万8000戸と、2008年10月以来の高水準。このうち25%以上は未着工だが、完成物件と建設中の物件が増加し、受注残の解消が緩やかに進んでいることが示唆された。

 販売に対する在庫比率は6.1カ月(前月は6カ月)。年初時点では3.6カ月だった。8月の販売は全米4地域中、3地域で増加。最大地域の南部で4カ月ぶり高水準となったほか、西部では1月以来の強さだった。(ブルムバーグ 2021年9月25日 0:56 JST)

中国恒大、ドル建て債利払いで沈黙続ける-投資家の不安くすぶる

 中国恒大は、ドル建て債利払いに関して証券取引所への届出や対外発表を行っていません。周りが「ある、ある」と騒いでいるだけです。しかし、木曜日の上海株式市場では「恒大株」が大きく買い戻されています。が、しかし、株価や債券価格の持続性に疑問符が付く状況です。なんでこんな企業の有価証券を購入するのでしようかね・・・。



米検察、ファーウェイCFOと訴追延期合意 カナダから出国可能に

 トランプ大統領が仕掛けた対応に対して、意地と反発をみせたファーウェイ社でしたが、スマホ等の販売に赤信号が点灯して、此度、示談を申し入れたようです。米国としては存分に力を誇示できたし、中国側に恩を売ることも適えたことですから、所期の目的を達したとの考えでしょう。これ以上の政治的な裏側は分かりかねます。