10/2 欧州市場の終了間際から、NY市場が反発し上昇・・・
売り買いの攻防
今回のNY株式市場への「売り」が、「欧州系から仕掛けられた」と思わせるような展開となりました。NY市場は寄り付き後、売り買い拮抗後にジリジリと再び下げに転じていましたが、欧州市場が終了時刻に近づくにつれ反発、NY市場の終了時刻前には、前日の大きな下げを埋める程に買戻しが行われたようです。これで一旦売却モードは矛を収める形で小康状態化すると見ていますが、土日の掻き回し如何でリベンジモードとなるやも知れません。
- ダウ平均は、前日比482.54ドル(1.43%)高の3万4326.46ドル。
- ナスダックは、前日比118.12(0.82%)高の1万4566.70。
- S&P500種は、前日比49.50(1.15%)高の4357.04。
- 米国債10年利回りは、前日比0.062(▼0.062%)低の1.465%。10/2 07:00現在
- WTI原油先物は、前日比0.69ドル(0.92%)高の75.72ドル。10/2 07:00現在
S&P500種の20%下落に備えるオプション取引
ブルムバーグにとてつもない記事が掲載されていました。内容は、S&P500種の20%下落に備えるオプションの組成です。もちろん、これは「デリバティブ取引」です。
某トレーダーが投資銀行等へ「S&P500種総合指数が今年12月31日までに▼20%へ向けて下落した場合、利益が出るオプション取引(デリバティブ取引)を購入したいので、組成してほしい。」と依頼したようです。
この種の取り引きはオプション市場で公に売買されていることはなく、全て個別対応によって、投資銀行が組成・売買を取り持つ仕組みとなっています。話がそれますが、10年ほど前、サブプライムローンへの空売りオプションも個別対応(組成)されたものでした。こんなオプション、何処を探しても売っていません。
3227億の天国と104億の地獄
話を戻しますと、某トレーダーの購入価格は9400万ドル(約104億6000万円)で、S&P500種の上限値を9月29日終値の4359から3%上昇の4505と想定、下限値として最悪20%下落を見込むものだそうです。見事20%の下落が発生すると、某トレーダーは29億ドル(約3227億200万円)の最高額を受け取れるということです。
もちろん、S&P500種総合指数が3%以上の上昇となった場合、某トレーダーは一銭も得られず、104億円をドブに捨てることになります。全てこのオプションを売った者の利益となります。12/31まで、このオプションを巡ってS&P500種総合指数への売買の攻防が繰り広げられる可能性が出てきました。しかし、ここで疑問点が1つ、何故、このオプションを世間に公表したのでしょうか?
Myポートフォリオ時価等
株式評価総額は947,621.99ドル(円貨換算額105,214,470円)、株式評価損益額は前週末から17,413.15ドル減、前月末から11,034.37ドル増、年始から119,569.81ドル増の146,033.38ドル(円貨換算額16,214,086円)。ポートフォリオ内のETF構成比率は95.18%でした。
本日の主な取り引き
今週、売買に疲れてしまいました。買い疲れとでも言いますか・・・。そして、平均株価の乱降下に備える意味から『原点に立ち返る重要性』を再認識しました。しかし、脳内のドパーミンが出過ぎて変になりそうです。
このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。