米国株 -『正しいものは美しい』

米国市場で「フルインベスト投資」を目指します。

11/05 ナスダックは9日続伸、S&P500種も6日続伸...

米英で長期金利が急低下

 本日は、米国債10年物債券が買われ、米長期金利が一時1.50%と前日終値(1.60%)から大幅に低下しました。前日、FRBのパウエル議長が会合後の会見で「利上げに慎重な姿勢を強調」したこと、英国イングランド銀行(中央銀行)が4日、市場の利上げ観測に反して政策金利を据え置いたこと等で、長期金利の急上昇は抑えられるとの観測が急浮上。金融緩和が当面続くとの見方が優勢となって債券買いが強まると同時に、株式も買われた模様です。


11/05 3大株価指数

金融株が下落、ハイテク株が上昇

 こうなれば「いつか来た道」で、金融株が下落して高PERのハイテク株が上昇しまささた。しかし、このトレンドも一時的な現象で、OPECが増産を拒否、「原油価格」が再び騰勢となりインフレ懸念が台頭、金利上昇(債券下落)、株価調整(利益確定売り)を経て、11月末頃には株式が一旦、弱含みとなりそうです。

中期・長期の株価予想

 12月入りとなれば年末に向けて株式の上昇ラリーが起こると推測しています。年明けには新たなFRB議長就任の話題が市場を席捲して、2月の就任前後には市場の洗礼(大きなボラティリティ)を受けるも徐々に収まり、所得税還付月の3月から再び株価上昇の動きとなるのでは?


11/05 ナスダックは9日続伸、S&P500種も6日続伸...

テーパリングに着手する中身

 FRBは11月からテーパリングに着手。米国債を毎月800億ドル購入してきましたが、購入月額を100億ドルずつ減らして、来年6月にはゼロとします。購入額減少は需給の緩みから長期金利への影響が大きく、長期金利が上昇する懸念が強まります。

【重要】米国財政赤字幅の縮小とその影響

 米銀のウェルズ・ファーゴは、米政府の21年10月~22年9月における財政赤字を1兆3千億ドルと予想。21年度の2兆7千720億ドルから1兆5千億ドル近く減少する見込みと算出しています。こうなれば「テーパリングによる購入額減少分を更に上回る規模で、米国債の発行額自体が減ること」になります。何と、テーパリングのマイナス分を打ち消してしまい、更に『来年、需給面で金利上昇までいかず、金利に低下圧力が掛かり易い』と分析しています。

【重要】来年も株式の配当率が上昇

 S&Pダウ・ジョーンズ・インディシーズによると、「22年度の米国主要500社における配当金総額は5千220億ドル。前年度から8%程増加して過去最高を更新する。」とのことです。結果、「引き続き、配当利回りが高い株式市場に新手の資金が流入する。」と見ています。

Myポートフォリオ時価等

 株式評価総額は1,021,315.54ドル(円貨換算額116,184,856円)、手許資金と合わせると1,025,379.80ドル(円貨換算額116,647,206円)となり、ドル・円ともに過去最高額更新が続いています。
 株式評価損益額は前週末から11,899.33ドル増、前月末から同じく11,899.33ドル増、年始から167,233.08ドル増の193,696.65ドル(円貨換算額22,034,931円)。連日の過去最高額更新です。なお、ポートフォリオ内のETF構成比率は80.45%と幾分低下しました。為替相場(円/ドル)は、113.76円/ドルでした。


11/05 Myポートフォリオ時価等

本日の主な取り引き

 予想どおり「ファイザー株」が配当金の権利落ちによる株価下落もあって、94株の買い増しを実行しました。本日は、ヘルスケア全般に株価低下の圧力が掛かっていたので、ファイザー株は対前日終値比で2%安超まで売られています。ホント、この銘柄は人気薄です。

人気離散の通信銘柄(AT&T、ベライゾン)

「ベライゾン株」も連日の売り銘柄となっていたので、気力を絞って72株の買い増しを実行。AT&T株、ベライゾン株の通信銘柄は、今や完全に『蚊帳の外』へ置かれています。


11/05 本日の主な取り引き

Myポートフォリオ構成比率分析グラフ

 コロナワクチンより「コロナ治療薬」に市場の焦点が移って来ています。日本の中外製薬株、米国のメルク株へ注目度が高まっています。メルク株は52週最高値を更新する勢いです。

クレジット銘柄と防衛銘柄は、そろそろ底値?

 クレジットカード銘柄のビザ株とマスターカード株は、下がり始めて10%を超える下落率で推移しています。これら銘柄の傾向として、10%超で株価反転となるデータがありますから、そろそろ転換期ではないかと見ています。
 防衛のロッキード株に関しても、ようやく劇場の幕が開きそうです。しかし、タバコ銘柄が無視されていて、株価軟調が気になるところです。今や、配当金の支払いだけで市場に存在する銘柄となっています。


11/05 個別銘柄構成比率グラフ

11/05 ETF銘柄構成比率グラフ

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