11/11 インフレ懸念が強まり、ハイテク銘柄が総崩れ(更新)・・・
朝方に公表された「10月の米消費者物価指数(CPI)」が市場予測より大幅に上昇となったことから、改めてインフレ懸念が強まったこと、中国経済の減速見通しが再び頭を擡げて来たことから、時間経過とともに3大株価指数は下げ続けました。更に、FRBの早期利上が争点に上って来たことで、株売りに拍車をかけたようです。
いつでも、株価が大きく下げた時は、重箱の隅をつつくように何かと「こじつけ」されるのが定番です。明日、株価が大きく反発・上昇すれば、再び何も言われなくなります。
再び、10年物債券の売り → 利回りが急上昇
投資家の意に反して、ここ一週間ほどは「急な利上げはない」との雰囲気が強まり、債券買いが続いて、利回りが急低下していましたが、その流れも断ち切られた模様です。
急激な円安が出現
112円台まで円高が進み、皆びっくりしていたのですが、今日は前日比1円超の円安が出現しました。10年利回り上昇 → 113円台、という図式です。
ディフェンシブ銘柄へ資金流入
さすがに、今週初めから売り対象となっていた「ディフェンシブ銘柄」へ買いが入りました。特に「通信」と「タバコ」は、これ以上ない所まで売られているので、今日が見直し買いとなったのか否かは微妙ですし、株価は幾分下げただけでお茶を濁しています。
私としては、もう一押しの安値を待つ身、まだまだ買い足らないので、このままそっとして置いて欲しいのです。なお、「製薬」と「生活必需品」セクターは、最早、十分な株価になっているので、決して『安値』ではありません。
私のお勧めクレジット業界
何と言っても『クレジット業界』です。「塀が高く、堀が深い」ことで、新規参入が困難です。よって、寡占状態が当分続くことでしょう。クレジット企業の信用度が最大求められますので、この2社はジッとしていてもリスク無しに利益を貪るシステムを構築済みなのです。
今やこれら企業の株は値嵩株となっていますが、VISA株かマスターカード株を次の株安時に仕込まれることをお勧めします。数週間、時には数ヶ月、資金を寝かす事が出来る方向けですが…。要はガマンできるか否かです。私も再度ドジョウを狙っています^^。
Myポートフォリオ時価等
株式評価総額は861,761.52ドル(円貨換算98,163,255円)、手許資金と合わせると1,018,051.47ドル(円貨換算額115,966,243円)でした。個別銘柄の利確売却と併せて、ETF「XLP」の利確売却を進めました。今、株式売却によって現預金比率を高めています。
株式評価損益額は前週末から▼13,562.06ドル減、前月末から2,220.13ドル増、年始から157,553.88ドル増の184,017.45ドル(円貨換算額20,961,427円)。なお、ポートフォリオ内のETF構成比率は88.37%でした。為替相場(円/ドル)は、113.91円/ドルでした。急減な円安が出現しています。
個別銘柄の利確売り
- ブリストル マイヤーズ スクイブ BMY 343株
- メルク MRK 184株
- ペイパル ホールディングス PYPL 36株
- ビザ A V 55株
寄り付き後、ETF銘柄はマイナス転換となっていましたが、上記個別銘柄は逆行高で推移する、何と珍現象が出現しました。千載一遇とばかり、売却を決定して株価推移を見守りながら利確しました。
道が通じている間に、現預金を積み上げる
- インフレ進行、利回り上昇、テーパリング開始等、何やら「きな臭い」感じがすること。
- 株式市場を俯瞰するとGAFAMは踏ん張っているものの、株価の方向性が左右にぶれだしていること。
これらのことで、可能な限り一旦引ける時に、引く方が無難との判断です。新規取り込み銘柄に関しては、長くとどまっていると「道が塞がれ」そうな気がしたもので・・・。
ETF銘柄の利確売り
- 生活必需品セレクトセクターSPDR ETF XLP 742株
ETF価格が73ドル台を突破したことで、予定どおり利確売却を実行しました。なかなか、73ドル台まで到達ができず、70ドル台前後で推移すること数カ月間、今日のディフェンシブ銘柄買いで大台突破となった模様です。
個別銘柄の追加購入
煙草銘柄の「アルトリア株」の44ドル台は安値と判断して、163株の買い増しを実行しました。煙草銘柄は、高配当銘柄で一株利益が幾分下がっていますが、配当額の維持を遵守してくれることを期待して買い進みました。
ETF銘柄の追加購入
原油価格が83ドル台から81ドル台へ急落するのに連動した動きで、「エネルギーセクターXLE」の価格が57ドル台半ばまで下がっていたので、21株を追加購入。ETFの買い入れは久し振りです。北半球が冬季に入るので、これ以上の値下がりはないのではとの判断です。
Myポートフォリオ構成比率分析グラフ
株式とETFの売却で、手元資金を15万6千ドル台まで引き上げました。「現預金比率を厚めにすると、心に余裕が生まれる」との考えによるものです。絶対的な理由などはありませんが、私は満足しています。このようなことで、一旦現金化を推し進めました。
更に、S&P500種とQQQ100指数をなぞるETF(SPLG、SPYG)の利確売却も視野に入れています。合わせて7万ドル超の現金を手元に置くことができます。
今の市場、一応の到達点と判断できるかも・・・
誰しも近未来の株式市場の動向を把握しようと躍起になっていますが、考え過ぎる・動き過ぎると「裏目、裏目」と出ます。『分からない時は、何もしない事がベストである』と彼のバフェット氏も述べています。
しかし、二十歳代、三十歳代の未来ある者ならいざ知らず、終末が近づいて来た者にとっては『現金』が何よりの宝物です。今まで築き上げてきたモノを失うのが最も辛いことなのです。
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