米国株 -『正しいものは美しい』

米国市場で「フルインベスト投資」を目指します。

2/12 事の発端は、2021年に発生したアフガニスタン撤退の不備から始まった...

3大株価指数は連日の下落・・・

 ダウ工業株30種平均は503.53ドル(1.4%)安の34738.06ドルで終了。ナスダック総合指数は2.8%安。大型ハイテク銘柄中心のナスダック100指数は3.1%下落。S&P500種株価指数は前日比1.9%安の4418.64となりました。
 S&P500とナスダック100はいずれも2日間の下落率が2020年以来の最大となった模様です。寄り付きからジリジリと右肩下がりとなり、上げ下げを交えながら【お決まりの鍋底へ一目散に駆け下がる】展開となりました。残念ながら、このような場合は傍観するしか手がありません^^。


2/12 3大株価指数は連日の下落・・・-1

2/12 3大株価指数は連日の下落・・・-2

ディフェンシブ銘柄へ資金集まる

 「火を点けて最後は唯の灰」になるタバコ銘柄のフィリップモーリス株が、何と一時108.55ドル(終値は107.96ドル、対前日終値+2.89ドル、+2.75%)まで高騰するなど、ディフェンシブ銘柄やエネルギー銘柄、低PER銘柄などへ投資資金が集まり、人気のハイテク銘柄や高PER銘柄、ETFから投資資金が逃避しました。
 これらは一過性の動きとみられますが、太い線になると莫大な資金移動になるので、投資家への影響度は桁違いに大きくなります。

2/12 事の発端は、2021年に発生したアフガニスタン撤退の不備から始まった...

手許待機資金と配当予定総額...

 現時点の手許の現預金はドル貨で$3,067.07、円貨で¥353,817です。保有する株式銘柄の配当(分配)予定額はドル貨で$40,587.37、円貨では¥4,682,159と連日に亘りなんとか小幅増加しています。なお、AT&Tの予定配当額は、既に減配発表後の配当予定額に変更済みです。追加の投資用資金は所得税還付を待ってからとなるので、それまでの間は【オケラ】です。悔しいですが…。
 また、速報値ですが、株式利益剰余額は$121,536.27、円貨で14,020,424円です。株式銘柄評価額は$1,005,207.23、円貨で115,960,706円です。

2/12 手許待機資金と配当予定総額...

本日及び今週における売買の詳細

 本日は、ウォルグリーン ブーツ アライアンス WBA株(46年連続増配当銘柄。現在は「配当貴族」。4年後は「配当王」へ)をポートフォリオへ追加して、ようやく数週間に亘る「FRBの利上げを想定」した【Myポートフォリオの再構築作業が終了】しました。

今週の売買

2/12 本日及び今週における売買の詳細

こまごま銘柄の蒐集

 Myポートフォリオの最後の椅子がウォルグリーン ブーツ アライアンス WBA株としたことで、「こまごま銘柄」の所期目的は達せられました。よって、整理売却を実行して少数銘柄のみを残すだけとしまいました。 
 BHP株は今が旬なのでチト置いています。株価が下がれば、BHP株をMyポートフォリオへ追加設定するやも知れません。資源株の今後次第です。

  1. BHP グループ ADR 37株
  2. XLP ETF 8株

2/12 こまごま銘柄の蒐集

Myポートフォリオの再構築

 今年に入り一旦、今までの譲渡利益を確定(益出)してからポートフォリオ再構築に取り組みました。利益が乗っていたナスダック100「QQQ」ETFを売却して、カバードコールを組み込んだJPモルガン エクイティ プレミアム ETFとNASDAQ100 カバード コールETFに切り替えました。
 次に、S&P500の「VOO」や「IVV」ETFを売却して、スリーエム株やハネウェル インターナショナル株、生命保険のプルデンシャル ファイナンシャル株、製薬大手のファイザー株、毎朝食べているケロッグ株、小売りのウォルグリーン ブーツ アライアンス株を組み入れました。これらが主な変更箇所です。

配当金受領を前面に...

 なお、今回は値上がり益ではなく【配当金受領を主眼】としたことで、個別銘柄の構成比率が上昇しました。どうしても、ETFは掛かる経費もあり無配銘柄も存在するために分配率が低下するので、一概に個別銘柄の構成比率が増加します。
 新ポートフォリオの配当予定額は旧ポートフォリオ実績から倍増、そしてETF構成比率は50%を割りました。

ネット報道は悲観論の渦に・・・

 一気に悲観的な報道が紙面を覆いつくすかのようにネット増殖しています。一例を取り上げるだけでも、次のように見つかります。
  • 「ロシアがウクライナに侵攻するのではないかという警戒感が広がって売り注文が膨らみ、ダウ平均株価は一時、600ドルを超える大幅な値下がり」
  • 「原油供給への懸念が強まったことから、国際的な原油の先物価格が一時、およそ7年4か月ぶりに1バレル=94ドル台まで上昇」
  • 「バイデン大統領の政策に対する否定的な見方が増えている。民主党支持者や無党派層の間でも悲観が広がっている」
  • 「脱炭素へのかじ取りを後先考えず票取り目的で取り上げ、産油国や資源国の跋扈を許したバイデン政権」
  • 「ロシアとウクライナの混乱は、根強いインフレの数字や米金融当局者の超タカ派的な発言で既に動揺していた市場に一段の打撃を与えた」
  • ロシア外務省の報道官は「米国はどうしても戦争を必要としている」と反発。
  • 「私はあえて言う。カマラ・ハリス副大統領は自分が何をやっているのか分からないのだ。政治家としての経験も浅く、政策にも精通していない。彼女は単なる『権力欲の強い道化師』(Power-hungry buffoon)に過ぎないのだ」

2/12 ネット報道は悲観論の渦に・・・-1

強烈な個性のトランプ氏から、事なかれ主義のバイデン氏へ政権移行...

 事の根源は、バイデン政権の基で2021年に発生した【アフガニスタン撤退の不備】から始まったとみています。撤退ではなく【敗退】と言葉を替えても異論は出ないでしょう。この敗退でアメリカの【威信が地に落ち】てしまったからです。
 米国が世界の警察であることを放棄したことはまだしも、軍備と資源、金融での【睨み】がなくなってしまい【タダの一国】に成り下がってしまった。少なくとも、ロシアと中国に対しては...。

2/12 ネット報道は悲観論の渦に・・・-2

新たな秩序の線引きが始まる?

 このチャンスにロシアは、国土の線引きを引き直す意向を前面に出して揺さぶり、あわよくば無血で成し遂げようとしています。北京オリンピック中の中国もオリンピック終了後、自我を出してくるでしょう。更に、豊富な地下資源を握るイランも脅威です。
 対する西側諸国は副大統領がいない米国を筆頭に事の対処にあたっていますが、欧州は天然ガス資源をロシアに握られているが為、米国のお手並み拝見姿勢を強めています。
 これでは東側に劣勢となるは必然です。米国・欧米諸国は、多国籍企業を指揮・命令して原油や天然ガスの自国生産量を増やし、是非とも巻き返しが成功することを願っています。

2/12 ネット報道は悲観論の渦に・・・-3

編集後記

 ギャンブルの話で恐縮ですが、競馬で「2着が続いた馬を本命にしてはいけない」という箴言があります。前々走が2着、前走も2着、今回は2頭の1着馬が不在なので、この「2着馬」を本命に推す...。結果はまたまた2着で終わる。集団の頂に立つ者は常にトップを目指して登りつめる度量のある者であって、「2番手の立場に汲々として甘んじている者とは異なる」という意味なのです。
 バイデン氏は、実績を残した副大統領であってもあくまで【副】であり、オバマ元大統領の副であって、一国のトップに君臨する器ではないということ。日本の菅前首相も然り。安部元首相の官房長官の職責を全うされたとしても、首相になってはいけなかったのです。
 「天は二物を与えず(てんはにぶつをあたえず)」の譬えどおり、晩節を汚すことになっては空しく気の毒ですし、国の行末に赤信号が点滅して国民が被害を被ってしまいます。