米国株 -『正しいものは美しい』

米国市場で「フルインベスト投資」を目指します。

3/3 米株は反発し上昇、原油は110ドル台へ続伸...

米国、3月の利上げ幅は0.25%で確定?

 2日、米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は、米下院で議会証言に臨み「地政学リスクの高まりを踏まえ、3月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で大幅な利上げを見送り、0.25%に留める」考えを示した模様です。こうなれば、本日の株価上昇は必然でした。

3/3 米株は反発し上昇、原油は110ドル台へ続伸...

ダウ平均が、一時700ドル強の上昇...

 ダウ工業株30種平均は3営業日ぶりに反発、前日比596.40ドル(1.8%)高の3万3891.35ドルで終了しました。ナスダック総合株価指数も反発して、前日比219.557ポイント(1.6%)高の1万3752.016で終了しています。3大株価指数は揃って上昇しました。


3/3 ダウ平均が、一時700ドル強の上昇...

WTI原油先物価格は、110ドルを軽々突破...

 世界の投機家がレバレッジを屈指して群がる「原油先物市場」。夜間取引の段階から先物価格は110ドルを突破して、日本時間3日の午前7時30分の時点でも111.38ドルで推移しています。なお、米国10年物債券価格は下落、利回りは上昇しました。これを受けて、ドル/円の為替は115円台に再び戻っています。


3/3 WTI原油先物価格は、110ドルを軽々突破...

手許待機資金と配当予定総額...

 現時点の手許の現預金はドル貨で$6,704.56、円貨で¥774,510と前日から小幅に増加しました。追加購入を実施しましたが、ETF「VTI」の売却額が上回ったようです。

配当等を原資にする永久年金

 保有する株式の年間配当(分配)予定額はドル貨で$47,089.85、円貨では¥5,439,820
に増加して、過去最高額を連日更新しました。月額受け取り想定額は円貨換算で税引き317,323円と算出しています。これが、現時点での【配当等による永久年金の月額】です。
 *AT&Tの配当額は、既に減配発表時の配当予定額に変更済みです。また、ETF分配金予定額は前年度実績を基に算出しただけで、運営会社から約束されたものではありません。あくまで【目安額】です。増えもするし、減るもします。

本日における売買の詳細

 保有銘柄の大多数が値上がりしたことで、追加購入は「ALLY」55株と「WBA」67株に絞って行いました。共に、現株価を「安値」と判断しています。定番の「JEPI」は35株の追加購入、「VTI」を48株売却しました。

『3月の利上げ確定宣言』?

 パウエル議長は議会で0.25%の利上げを3月から開始する旨を述べた模様です。0.5%が既定路線であったところ、1/2としたことで市場投資家は株式市場へ債券から株式へ資金を戻したようです。依然、ダウ平均はウクライナ情勢が落ち着けば直ぐにでも3万5千ドル台を回復する勢いを保っています。

3/3 本日における売買の詳細

こまごま銘柄

 消費者金融サービスを提供する企業「シンクロニー ファイナンシャル(SYF)」を新規に追加しました。前日に新規購入したAUG、METなどの保険銘柄の株価戻しが顕著でした。
 日本株を含めて、2022年は保険銘柄にかなり期待しています。配当率はさほど高くないですが、配当余力がかなりあるので期待しています。

  1. AIG アメリカン インターナショナル グループ 25株
  2. CS クレディ スイス グループ ADR 22株
  3. GILD ギリアド サイエンシズ 2株
  4. ING INGグループ ADR 23株
  5. IVZ インベスコ 35株
  6. K ケロッグ 33株
  7. LYG ロイズ バンキング グループ ADR 300株
  8. MBT モバイル テレシステムズ ADR 59株
  9. MC モーリス A 3株
  10. MET メットライフ 21株
  11. MFC マニュライフ ファイナンシャル 8株
  12. SYF シンクロニー ファイナンシャル 10株
  13. UBS UBSグループ 9株
  14. UNM ユーナム グループ 6株
  15. WU ウエスタン ユニオン 58株
  16. XRX ゼロックス 12株
  17. QYLG グローバルX NASDAQ100 カバード コール 50 ETF 15株
  18. XLP 生活必需品セレクトセクターSPDRファンド 17株
  19. XYLD グローバルX SP 500 カバード コール ETF 13株
  20. XYLG グローバルX SP 500 カバードコール50 ETF 12株

3/3 こまごま銘柄-1

3/3 こまごま銘柄-2

全体を見渡して...

 今さらながら、金融市場の代表である株式市場は『金利』で支配されていることがハッキリと示されたようです。3月以降の利幅と利上げ回数に怯えていた市場参加者は、2日のパウエル議長の議会証言内容から「通常ペースでの利上げ」と判断して、早速、株式を買戻し、買い進めたようです。
 金利が上昇してくると、今までどおりに平均株価が上昇するとは考えない方が無難です。投資資金を借りる、借りないの問題だけではなく、デリバティブの元になっているのが【金利計算】だからです。

ダウ平均3万5千ドル回復は確実?

 ウクライナ問題が大きく横たわっているので急激な上昇は見込み薄ですが、いずれはダウ平均3万5千ドル回復は確実視されています。要は、これ以降の伸びが可能か否かです。
 現時点における私の独断感は、3万6千ドル手前が大きな壁となると見ています。そして、2022年~2023年の米国株は、「インデックス投資の受難時代」で「アクティブ投資が勝る」のではないかと踏んでいます。

3/3 全体を見渡して...-1

3/3 全体を見渡して...-2

混沌としてきた、ウクライナ情勢...

 ロシアが戦死者数を公表しました。ウクライナ情勢はロシアが侵攻度合いを高めたようで死傷者数が増加してきています。なお、「ロシア軍がウクライナの原子力発電所を支配に置いた」との報道も流れています。

ロシア軍498人死亡と発表

 【モスクワ共同】ロシア国防省は2日、ウクライナでの軍事作戦でこれまでにロシア軍の498人が死亡、1597人が負傷したと明らかにした。ロシアが死者数を発表したのは初めて。

 ウクライナ側の死者は2870人以上、負傷者約3700人としており、2月24日の侵攻開始から7日間で、双方合わせて計3千人を超す死者が出たことになる。(以下省略、2022/3/3 06:54 共同通信社)

 次の記事は、1週間ほど前に寄稿されたものですが、複雑なウクライナを取り巻く隣国の成立ちや思惑が読み取れて参考になります。


3/3 全体を見渡して...-3

【番外】日本株

 今日の日本株式市場は、さしずめ「米国市場のポチ」のようでした。夜半から開かれる米国株式市場が反発・上昇するのは、先物動向等で十分見通せるところだったからです。しかし、序盤から終盤まで日経平均は下落したまま、上にも下にも行かず静置の如く、親元の顔色を伺うような素振りに終始しました。このところに毎度、腹が立ちます。

3/3 【番外】日本株

編集後記

 最近とみに影が薄くなった【新型コロナ】の話題ですが、変異株の一種である「ステルスオミクロン株はこれまでと全く別物」で、「感染力はオミクロン株よりさらに高い」との報道が増え始めました。今でさえも、世界には厭世気分が高まっているのに、再びコロナ禍はご免被りたいです。

話題性が乏しくなった中国株

 こちらもトントとご無沙汰の【中国株】ですが、上がるでもなし下がるでもなく、10億を超える人口の国の市場としては、パンチ不足が否めません。更に、次の記事の如く「下がるコール」が底流に止まっているなら、触らぬ神に祟りなしです。