米国株 -『正しいものは美しい』

米国市場で「フルインベスト投資」を目指します。

5/26 米株に割安感が出始める?

 定刻、市場が平穏に始まると、8週連続下落した米国株式市場には『割安感』が漂う雰囲気を感じますが、勢いよく買いに進むと、それを見て取った「邪な彼奴等」は売り仕掛けを始めます。すると、みるみる間に株価が下落、評価損が積み上がり、B級映画を観ているような錯覚を感じます。証券会社は頻繁な取り引きを煽るが如くに、WEBページに保有銘柄の損益状況をご丁寧に色付きで表示する始末です。『やっぱり、買うんじゃなかった。』と後悔する始末です。

5月26日のトピックス

 ダウ工業株30種平均は4日続伸、前日比191ドル66セント(0.6%)高の3万2120ドル28セントで終了しました。ナスダック総合株価指数も反発、前日比170.293ポイント(1.5%)高の1万1434.741で終えています。

皆と一緒に、プラス圏へ浮上が大事

 総じて平穏な一日でしたが、このような時に保有している銘柄の損益状況が「回復」していたら、貴方はラッキーな方です。
 回りがプラス圏へ転じているのにもかかわらず、手持ち保有銘柄に変動がないばかりか、マイナス域へ落ち込んでいたりしていた時は、先行きが見込めないことが多く、心も気持ちもブルーになります。


5月開催分の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨

 米連邦準備理事会(FRB)が、午後に公表した5月開催分の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨は、市場からは「想定内の内容」と受け止められた模様です。注目されたイベントが無難に通過したことで、最近の相場下落で生じた割安感や値ごろ感に着目した買いが優勢になりました。これは人間心理として、至極当然な行動でした。

Myポートフォリオの動向

 保有株式の時価評価額が、ドルベースで102万4千ドル台まで上伸、円換算値で1億3千万円突破と節目を超えました。米株の3大株価指数がピーク値から20%超に下落している状況下でも、比較的浅い傷跡で済んでいるのはラッキーな部類に属します。前年末に開始した「ポートフォリオ組み替え」が功を成している部類に入るのではないでしょうか?

配当金・分配金の受け取り状況と初期投資額

 今月(5月)から本格的に配当金・分配金の受け取りが始まりました。5月実績は既に手取り額で5千ドルを突破しています(下表グラフ1段目)。
 更に、受け取った配当金・分配金は全て再投資へ向けていますので、初期投資額も月々増加し続けています(下表グラフ2段目)。2022年の投資目標として、月々増加する初期投資額を大事なポイントに挙げています。


編集後記

 暗号資産(仮想通貨)も株式の低迷と歩調を合わせる形で低迷し続けています。かれこれ、9週目に突入したとのことです。ウクライナ騒動でロシアが本格的に暗号資産(仮想通貨)へ与してくるのかなとも思っていましたが、かすりもしなかったですね。

未だ解決できない疑問点、ロシア撤退の謎…

 ズバリこれ、『BPは、ロシアの軍事行動が始まって早々に3兆円をドブに棄て、将来のロシア領地下資源(ロシア撤退損失)を捨てたのか?』です。エクソンモービル、シェブロン等の他の石油メジャーも似たり寄ったりの対応で、まるで誰かに指示されたかの如く、ロシアを袖にしました。
 ここで考えられることは次のふたつです。即ち「原油開発は石油メジャー以外、いかなる企業であっても継続的な対応力がなく、これを採算化できない。」という事。そして、「長きに亘り、原油価格をコントロール化に置くことができる」という事です。この理屈が正しければ、今回の石油メジャーの行動は「ロシアから撤退」ではなく「ロシア地下資源の封印」となります。

次世代にロシア地下資源を食い尽くす...

 代が替われば再び動き出し、彼らはロシア地下資源を食い尽くすことでしょう。彼の原油企業は、世の中の善悪で動くようなヤワな精神構造では決してありません。そして、今からでも遅くはないので、「原油企業の株式」と「エネルギーセクターのETF」を共に数多く買い集める事です。今なお、バフェット氏が原油企業の株式を買い増ししていることに符号します。

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