米国株 -『正しいものは美しい』

米国市場で「フルインベスト投資」を目指します。

7/9 米国株の株価指数が揃って下げる時の対応...

 日本時間の午後10時30分にNY市場が開くと、ナスダックやS&P500種の平均株価指数が大きく下落、ダウ平均も瞬く間に対前日▼500ドル近くまで下がりました。

7/9 米国株の株価指数が揃って下げる時の対応...

市場開始前、指値発注の準備

 米国では、NY市場が開く前に「先物取引」や「プレ取引市場」が段階的に開かれていて、米国市場の株価が下落する兆候が事前に現れていました。このような時の対応をお話しします。
 私の場合、先物価格の推移から各種平均株価を予想して、前日終値をベースに予想した下落率を掛け合わせた価格で、必要であれば「指値発注の準備」を整えます。なお、発注期間の指定が可能であれば、活用する時もあります。

 昨夜のアップル株を例に挙げると、ハイテク系銘柄の下落率を1.0~1.5%と予測、しかし、アップル株はここ数日に亘り株価が高騰していたので、前日終値(144.57ドル)× 98.5% = 株価(142.40ドル)では食指が動きません。興味なくパスしました。

 次に、エクソンモービル株を例に挙げると、エネルギー系銘柄の下落率を1.5%と予測、しかし、エクソンモービル株はここ数日に亘り株価が下落していたので、更に▼0.5%を加味しました。前日終値(60.41ドル)× 98.0% = 株価(59.20ドル)から0.10ドル刻みで指値を入れました。具体的には、59.20ドル(未約定)、59.30ドル(未約定)、59.40ドル(約定)という具合です。予測株価に納得できる銘柄だけを発注して準備完了です。

ポートフォリオ状況の確認(株数や損益、セクター構成比率etc)

 市場が始まって15分ほど経過した後、約定状況を確認します。全く動じない銘柄、全部約定している銘柄、1注文だけ約定済みの銘柄etc..。いろんなバリエーションが現れます。株価だけではなく、この機会にどうしても買い増ししたい銘柄があれば、成行注文で追加購入を行います。

① 証券会社(WEBサイト画面)から保有銘柄のリアルデータ取り込み

 適時、証券会社のWEBサイト画面に表示される『保有銘柄の一覧リスト』をPCのEXCEL独自ファイルにコピペして、保有銘柄のポートフォリオ状況を確認します。そして、残っている指値注文の存続や取消、価格訂正の有無、更に手持ち現預金と相談の上で、追加購入あるいは売却を検討します。

起床、朝一番になすべき行動

 米国の夏時間では、日本時間の午前5時にNY市場が閉まります。期間指定等で指値発注を行っているならば、午前4時30分頃に起床して約定状況を確認、株式保有状況をコピペetc...。上記①の作業を行います。
 注意点としては、株式市場が終了するまでの残り時間が15分を切ると、株価が一方に大きく動く日があります。「株価急落や株価急騰」と形容される動きで、「ここまではいかない」と思っていた株価で約定することがあるので、決して諦めずに指値注文を最後まで残すようにしています。