米国株 -『正しいものは美しい』

米国市場で「フルインベスト投資」を目指します。

1/17【番外編】日本株を投げ捨て、さっさと米国株へ乗り換えろ!

 我々日本人は「日本円」を使用するしか手がありません。街中で米ドル紙幣で支払いできる店など皆無です。しかし、だいぶん以前、主要都市の繁華街では話題作りもあって「米ドル札で支払いOK」な張り紙のお店もありましたし、シティバンク銀行が「米ドルで引き落としできるクレジットカード」を提供していたこともありました。しかし、これらはレアケースだったので、いつのまにやら消えてしまいました…。

高齢者の国の日本は打たれ強い反面、成長性・発展性がない...

 1億人を超える人口を抱える国では、自国だけで経済が成り立つ独自運営が可能です。悲しいかな台湾やシンガポール、韓国の人口では、鎖国経済でやっていくことはできません。
 日本は人口減とはいえ未だ1億人を抱える大国なので胸を張ればいいのですが、国内消費の観点からみると、75歳超の高齢者が多いので消費量がショボく、先行き金儲けに不向きな国に突き進んでいます。
 危惧される少子高齢化は、変化の乏しい・打たれ強い国になりはしますが、成長性・発展性がなく『彼の国から資本・資産の奪い合い』となるは必定です。

日本人の死生観は、長生きすることが人生の最終目的・・・

 お金持ちも困窮者も、長生きすることを人生の最終目的にしているのが日本です。選挙権を持っている者がこれなので、政治家も追随して高齢者向けの「無料制度」や「割引制度」を税金で提供する始末です。
 このため、例えば日々の血圧測定や血糖値測定に莫大な資金と時間を費やして、待ってましたとばかり「薬を処方」して、医療関係者に富を与えている...。このような循環が、日本では延々と続いているのです。

日銀、早くも1月の国債購入額が16兆円超えだとさ・・・

 迷走を続けているのは『金融の番人』を自認する日銀も然りです。世界で唯一、市中金利を抑え込むことに命を懸けている「日本銀行」は、自ら設定した政策金利の上昇を抑え込むことに【執念】をみせ、日本国債を国債市場から買いまくっています。


1/17【番外編】日本株を投げ捨て、さっさと米国株へ乗り換えろ!

 日銀が先月に続いて金融政策を修正するのではないかという見方を背景に、長期金利に上昇圧力が強まる中、日銀は金利の上昇を抑え込むため、16日の一日で2兆1000億円を超える大量の国債を買い入れました。


 日銀が今月に購入した国債の金額は合わせて16兆円を超え、月間の買い入れ額で過去最大だった去年6月をすでに上回っています。(2023年1月16日 22時18分 NHK)

 しかし、世界の趨勢に抗することが出来ず、日本の金利上昇が上昇するは必至ですから、今のうちに債券を高く買ってくれる『奴』がいる限り、債券保有者がさっさと売却するは当然です。買った奴は確実に『損』をするのですが、これを承知で「損をすることを粛々と続けている」のが日本銀行なのです。何故なら、損金は全て税金で、奴らの懐は痛みません。

さっさと、日本株を見限って米国株へ乗り換えろ・・・

 令和4年10月20日、ドル・円は150円/ドルを超えています。ここから財務省・日銀の為替介入(円売り)があって、金融当局の政策転換が囁かれ、今では128円/ドル台をウロウロとしています。概ね、3カ月で22円を超える『超円高』の出現です。

尻拭いする日銀がいる限り、損をしない構図が出来上がっている・・・

 こんな短期間で、これほどの通貨価値の上げ下げが投機家によって引き起こされると、モノ作りなどせずに、日銀当局の横に陣取って『カスリ取り』に専念することが、人も資材も不要である分、超短期で莫大な利益(日本の税金から…)を稼げてしまいます。何故かって? 反対売買の先には、決まって日本銀行がいるからです。

1/17【番外編】日本株を投げ捨て、さっさと米国株へ乗り換えろ!-2

日本で金利の上昇・円貨の上昇は、今から始まる・・・

 更に、日本の市中金利の引き上げ・金利上昇はここから始まるので、今のこんなドル・円相場など序の口です。ひたすら円貨の価格上昇(円高)が、暫く進んで行くことでしょう。【相場は投資家の思惑】によるものなので、実態以上に価格が上下するのです。

円貨からドル貨へ転換するチャンスが到来・・・

 私は、中期・長期的には『円安論者』ですが、超短期でみると『間違いなく円高到来論者』です。惜しむらくは、その時には米国株はかなりの上昇をみせている筈なので、円をドルに換えるタイミング(円高)と、米国株の上昇タイミングのバランス(いずれがお得なのか)が不明なことです。これだけは難しいです・・・。

既に、数千万円分のドルを円貨に両替済み…

 私は昨年末の税対策で40%近いの保有株式を売却、既に数千万円分のドルを円貨に両替済みですから、バシバシと「ドル買い」へ動けます。私の持論である【思い立ったら百年目】を地で行くこともできるのです。
 皆さん方も京都五条の「清水の舞台(4階建てのビルの高さ)」から飛び降りるつもりで、行動・判断することも時に必要ですよ。

編集後記

 今ほど、世界から注目されている日本金融当局の対応はないでしょう。日銀は17日から2日間、「金融政策決定会合」を開きます。金融政策をめぐる市場の思惑が強まり、連日、大量の日本国債の買い入れを迫られる中、日銀はどのような対応をとるのか、市場に示すのかが焦点になります。
 そして今や、政府・日銀首脳の脳裏にあるのは「国民生活・国家経済のことではなく」、『取り決めた金融政策を世界の投資家がどのように解釈して、投機マネーを動かすのか?』の一点にあります。

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