米国株 -『正しいものは美しい』

米国市場で「フルインベスト投資」を目指します。

6/19 米国が「為替監視国リスト」から『日本を除外』した...

 米国財務省は、半期ごとの外国為替報告書を6月16日に公表、同報告書が現在の枠組みになった2016年以降で初めて「日本を監視対象国指定リストから除外」しました。

「為替監視対象国指定リスト」に入る三つの基準とは...

 米国は次の三つの基準のうち、2回連続で「対米貿易黒字」の一つしか満たさなかったことが日本が除外となった理由と説明していますが、誰も額面通りに受け取ってはいません。


1)大幅な対米貿易黒字
2)国内総生産(GDP)比3%以上の経常収支黒字
3)持続的で一方的な為替介入


 要するに、急激な円安は米国政権も憂慮して為替介入を承知するも、市場に任せた「ドル高・円安」に関しては、為替介入があり得ないと米国が認めたという事に他なりません。何故なら、中国や韓国は、依然として「為替監視国リスト入り」なのですから...。


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2023年末、1ドル150円超への円安が現実味?...

 これで、巷で噂されている「2023年末の1ドル150円超への円安」に向けて、為替・日本株の再加速が始まるやも知れません。
 何故なら、某アナリストが勝手気ままに述べていたのですが、5月半ばごろに『日経平均3万4千円台が円安進行と共にお膳立てされている...』発言が、私の脳裏にこびり付いていて離れないのです。更に、某アナリストは『年末、1ドル160円台が堅い』とまで言い切っていました...。
 こうなると、日本株は「日経平均4万円へ、青い目の外人が強引に引っ張り」上げることになります。であれば、今から『日経平均インデックス』を買っても間に合うのですが...。

編集後記

 ここまで日本株が「外人」に買い上げられると、想定外の『無理が通る』ことがあります。何処まで行くのか、アレコレ理由を考えていたところ、「日本を監視対象国指定リストから除外」の報が飛び込んで来ました。タイミングが良すぎます。
 なお、今夜(6/19)の米国市場は休場となります。「ジューンティーンス独立記念日(奴隷制廃止記念日)」で祝日によるものです。

深読みに徹するのか、否か・・・

 余りにもタイミングが良すぎるのは気持ちが悪く、何か裏があるのではと思わざるを得ません。次のような施策に関して、バイデン政権がお墨付きを与え、側面支援を行っているように思えてならないのです。

  • 「ドル高(輸入物価の抑制)・円安の進行」
  • 「日本株(株価)の突き抜け」
  • 「10年物債券利回り0.5%維持(キャリートレードによる低利融資)」

 理由としては、今の米国に「乏しいもの」であることが第一義ですが、狙いとしては、「2024年大統領選までの景気維持の調整弁」を求めていることです。この「3種の神器はしばらく鉄板」と考えて行動すべきなのかなと、時に沈思黙考してしまいます。さぁ、深読みするのか、否か・・・

しかし、私は「日本株」に手を出さない・・・

 当ブログは、「日本株買い」を煽っている訳ではありません。「要注意を向けている」だけです。私など、日本株式市場は「玄人の市場」だと割り切っていますので、決して、素人投資家である私は、本気で手を突っ込んだりしません。

円安進行が続くならば、米国株で十分・・・。

 「草木も眠る丑三つ時(午前2時~2時半)」・・・。静まり返った深夜帯、「本家本元」のダイナミックな米国市場が最も活況な時刻です。米国株は、1株単位から世界企業の株式が売買できるホンに優れものです。「米国株の値上がり」と「円安進行」のツインエンジンが揃うなら、推進力全開でオールライトです。
 いつの時代であっても最悪期に陥った場合、分家(日本株)ではなく本家(米国株)が大事に扱われます。ドル通貨と共に生きて行けば、人生の「大負け」はありません。


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