米国株 -『正しいものは美しい』

米国市場で「フルインベスト投資」を目指します。

7/11 今週、米株市場は「第2四半期の決算相場」に突入...

 14日、JPモルガン・チェースやシティグループといった大手金融の決算発表を皮切りに、今週の米国株式市場では2023年第二四半期決算(4月-6月)の発表が矢継ぎ早に行われます。

何事も「見極め」が大事・・・

 米国は極東の日本と異なり、銀行や保険といった「金融機関の決算がトップバッター」として登場するのが常です。そして、いつもながら、好決算ともなれば当該企業の株価が急上昇、逆なら奈落の底行きの悲しい運命が待ち構えています。
 しかし、一時的な決算内容の悪化であれば、売られる企業の株式はまさに『買い推奨』となる訳で、投資家の株式見極めが今後の資産状況を大きく左右します。


7/11 今週、米株市場は「第2四半期の決算相場」に突入...

6月の米消費者物価指数(CPI)は、7月12日に発表予定・・・

 FRBは、再三再四「過剰に早すぎる金融引き締め終了」が『リスクになる』と警告しています。利上げ継続を続ける...。この見方は「FRB高官の共通の考え方」という捉え方で問題ない思います。
 先般公表された6月の雇用統計では、企業は新規の従業員獲得に依然苦労しており、賃金の上昇につながって、失業率も低下していることが明らかになっています。市場スズメによると、7月FOMCでの利上げ再開は、ほぼほぼ織り込まれた様子です。12日発表のCPI値ではっきりして来ることでしょう。

  • 12日:6月消費者物価指数(CPI)
  • 13日:6月生産者物価指数(PPI)
  • 14日:6月輸入物価指数
  • 14日:6月ミシガン大消費者信頼感指数

7月11日のトピックス

  • ダウ工業株30種平均は4営業日ぶりに反発、前週末比209ドル52セント(0.6%)高の3万3944ドル40セントで終えています。前週末までの3営業日で683ドルほど下げていました。
  • ナスダック総合株価指数も4営業日ぶりに反発。前週末比24.765ポイント(0.2%)高の1万3685.481で終えました。「高値圏にあるハイテク株を売って、今年値上がりの目立っていない銘柄へ資金を振り向ける動きが出ている」との指摘が根強いです。ハイテク株の利益確定が盛んに出ているようです。

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MYポートフォリオ

 昨今の急激な「円高」の進行で、ポートフォリオの円換算株式評価額が下落し続けています。6月末時点と比べると、3円余りの円高になっていますから、米株の下落と併せると「200万円近くの評価減」です。

日銀の金融政策修正への思惑に拠る・・・

 米国長期金利が4%台に上昇する中、今回の急激な円高は、「日銀による金融政策の修正が7月にも行われる」という思惑に拠るものです。秘密主義の日銀首脳なので、さて、どう転ぶのか興味が尽きませんが、「修正へ舵を切った」としたなら『日本にとって大事件』なので、何処にどれ程の影響が飛び散るのか想像すらできません...。混乱の極致を招いて、平穏に過ぎて行くことはないでしょう!


編集後記

 日銀の金融政策の修正議論が深く、静かに進んでいるような「アドバルーン、観測記事」が出始めています。本当ならば大事件勃発なので、今回の財務省と日銀による「日銀総裁人事の辞退騒動」は真実であったことになります。学者で民間出身の植田さん以外、なり手がなかったのでしょうか...。案外、この植田さん、したたかで「結構なやり手」の御仁かもしれません。ふと気づくと、7月も半ばに差し掛かる寸前になっています。


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