米国株 -『正しいものは美しい』

米国市場で「フルインベスト投資」を目指します。

9/2 ハイテク系銘柄に買い手が集まり、過去に舞い戻る...

 プレ市場では、3大株価指数が揃って上昇していましたが、株式市場が開く直前に公表された「8月の全米雇用リポート」で、非農業部門の雇用者数(政府部門を除く)が前月比37万4000人増と市場予想(60万人増)を大幅に下回ったことで、市場雰囲気が下押しに転換、ダウ平均の頭が抑えられたようです。
 月初で新規資金の投下期待が高かったので、市場では失望売りが一時支配しましたが、いつもの「景気観停滞」→「金融緩和の継続」→「債券買い(金利低下)」→「ハイテク系銘柄の買い」と「景気敏感銘柄の売り」の循環が見られて、ナスダックとS&P500種は反発、ダウ平均は続落しました。「8月の米雇用統計(3日に発表予定)次第の待ち姿勢」が、強く株式市場を覆っています。

  • ダウ平均は、前日比48.20ドル(▼0.14%)安の3万5312.53ドル。
  • ナスダックは、前日比50.15(0.33%)高の1万5309.38。
  • S&P500種は、前日比1.41(0.03%)高の4524.09。
  • 米国債10年利回りは、前日比0.003(▼0.25%)安の1.299%。9/2 06:25現在
  • WTI原油先物は、前日比0.27ドル(▼0.39%)安の68.23ドル。9/2 06:25現在


9/2 ハイテク系銘柄に買い手が集まり、過去に舞い戻る...

ポートフォリオ時価等

 株式評価総額は948,080.33ドル(円貨換算額104,345,721円)の過去最高額となりましたが、株式評価損益額は前週末から2,119.88ドル増の172,717.67ドル(円貨換算額19,009,307円)と、対前日から小幅上昇にとどまりました。ポートフォリオ内のETF構成比率は過去最高値の90.75%でした。

本日の主な取り引き

 冒頭にも記載したとおり、『 いつか来た道を辿るかの如く、原油銘柄が下押し』『もと来た道をなぞるような動き』となっていたので、エネルギー銘柄のエクソンモービル株を思い切って50株売却、その売却資金でエネルギーETF「XLE」を81株購入して個別銘柄とETF銘柄を入れ替えました。

エネルギーセレクトセクターSPDRファンド(XLE)

 下図は、「XLE」を構成する銘柄一覧リストですが、エクソンモービル株とシェブロン株の2銘柄で44%を占めます。米国の原油関連の大型企業を網羅したETFで、原油価格に連動し易く、ここ5年間のチャートは緩やかな右肩下がり(価格低下)です。私のように『原油を全く使わなくなる未来はあり得ない』と考える方は、検討の価値はあります。

9/2 「XLE」を構成する銘柄一覧リスト

 併せて、金利低下で売られていた銀行ETF「XLF」を21株購入しています。まさに、いつか来た道を歩んでいるようです。また、「アッヴィ<ABBV>」が▼8.52 (▼7.05%)と急落したことで、安値となった製薬ETF「XLV」を8株購入しています。

  アッヴィ社の関節炎治療薬「リンボク」が、パッケージに死亡リスク増加の警告文を入れるFDAで最も厳しい「黒枠警告」が必要と判断されたことで5千万株を超える売りが殺到しました。

9/2 本日の主な取り引き

簿外管理と枠外管理

 高配当ETFの「HDV」を1株購入したのみで、他は静観しています。昨日、簿外に移管した「EWS iシェアーズMSCIシンガポールETF」が一気にプラス転換したことで、買い増しを停止しました。簿外管理と枠外管理の構成銘柄に関しては、保有比率のバランスも改善されてきているので、今後は手間暇を掛けなくてもよさそうです。


9/2 簿外管理と枠外管理

気になる時事記事

アップル、ウオッチに血圧測定や体温計の新機能を計画

 私事ですが、この夏に「アップルウオッチ Series 6(GPSモデル)」を頂戴して、9月から右腕に装着しています。全世界でロレックスより売れている時計らしく、1日で違った世界観を感じられて期待感一杯です。


  米アップルは同社のスマートウオッチ「アップルウオッチ」向けに健康関連の新たな機能を開発している。ダウ・ジョーンズ(DJ)通信がこの計画に詳しい複数の関係者や社内文書を引用して報じた。それによると、新機能には血圧上昇時をユーザーに知らせるツールや家族計画に役立つ体温計などが含まれる。

  出産関連の同機能は早ければ来年にも搭載される可能性があるほか、不整脈や睡眠パターンのモニター機能が改善される可能性もあるという。アップルはさらに、睡眠時無呼吸状態を検知したり、糖尿病を発見したりする機能も検討していると伝えている。アップルの広報担当者はDJに対してコメントを控えた。(ブルムバーグ 2021年9月2日 0:50 JST)

「ウィンドウズ11」、10月5日に提供開始-マイクロソフト発表

  米マイクロソフトは8月31日、パソコン(PC)用基本ソフト(OS)の最新版「ウィンドウズ11」の提供を10月5日から開始すると発表した。「10」の利用者に対し、無料でアップデートする。「11」搭載PCの販売も始まるとした。(ブルムバーグ 2021年9月1日 12:53 JST)

欧米アジアのCEO、出張復活の期待くじく-世界的に予算大幅削減

 コロナ禍が収まっても、元の生活には戻れない。我々の行動範囲が自宅中心に回るかもしれません。であれば、書斎に仮想空間を実現するフィクション映画の世界が、案外早く訪れるやもしれません。ソフトウエアや半導体...、更なる期待感がテクノロジーと株価を押し上げ続けるかもしれません。是非とも、長生きしたいものです。