米国株 -『正しいものは美しい』

米国市場で「フルインベスト投資」を目指します。

9/15 物価上昇が長期化、売り注文増で続落...

 発表された「8月の消費者物価」が前年同月と比べて伸び率が5.3%に上昇。長期化していることへの懸念から売り注文が増え、ダウ平均株価は292.06ドル安の3万4577.57ドルで引けました。今後の企業業績に及ぼす影響が懸念され、持ち高の整理気味に売り注文が増加したと見られています。
 しかし、米国企業は物価上昇に合わせて販売価格を引き上げますから、これは「イタチごっこ」です。今後、原油価格が更に上昇すると「名目金利の上昇、ドル安、賃金の上昇」→ 「販売価格の引き上げ」→ 「物価の高騰」→ 「企業売上高の増加」→ 「株価のゆるやかな上昇」の循環に向かうことになるのでは・・・。

  • ダウ平均は、前日比292.06ドル(▼0.84%)安の3万4577.57ドル。
  • ナスダックは、前日比67.82(▼0.45%)安の1万5037.76。
  • S&P500種は、前日比25.68(▼0.57%)安の4443.05。
  • 米国債10年利回りは、前日比0.040(▼3.05%)安の1.284%。9/15 06:45現在
  • WTI原油先物は、前日比0.30ドル(0.43%)高の70.75ドル。9/15 06:45現在

9/15 物価上昇が長期化、売り注文増で続落...

Myポートフォリオ時価等

 株式評価総額は944,513.67ドル(円貨換算額103,603,704円)、株式評価損益額は前週末から3,018.78ドル減、前月末から9,985.96ドル減の162,022.88ドル(円貨換算額17,772,290円)、ポートフォリオ内のETF構成比率は前日と変わらず94.58%でした。

本日の主な取り引き

 前日と同様、基礎的な「VT」「VTI」「QQQ」「IVV」「VOO」、生活必需品の「XLP」、公益企業体の「XLU」を中心に少量の買いを入れました。ジリジリと、ダウ平均、S&P500やナスダックが値を下げてきましたが、もう一歩二歩、下げてほしいです。


9/15 本日の主な取り引き

簿外管理と枠外管理等

 各種の平均株価が下がれば、ひとたまりもないのが「簿外管理と枠外管理」です。しかし、先月に比べると評価額的には『踏ん張っている』のではないでしょうか。この状態が続くと買い筋も細くなりますので、静観がベースになります。


9/15 簿外管理と枠外管理等

気になる時事記事

株式への悲観強めても、他に行き場なし-BofAのファンド調査

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  [ゴールデン(米コロラド州) 14日 ロイター] - バイデン米大統領は14日、異常気象による米国の損害額が昨年の990億ドルから増加し、今年は1000億ドルを大幅に上回るとの見通しを示した。コロラド州ゴールデンにある国立再生可能エネルギー研究所での講演で述べた。

  バイデン氏は、過去数カ月の間に国内の地域のおよそ3つに1つが、気候変動による気象災害に見舞われたと指摘。「気候変動が要因であることは分かっている。気候変動を引き起こしているのは人間の活動で、これはもはや議論の対象ではない」と語った。(ロイター 2021年9月15日7:21 午前)


米シェブロン、低炭素事業に100億ドル 28年までに 気候変動対策

  [14日 ロイター] - 米石油大手シェブロンは14日、2028年までに低炭素燃料・事業に100億ドルを投資すると発表した。気候変動対策や温室効果ガスの排出量削減を巡り株主や政府から高まっていた圧力に対応する。

  シェブロンは、再生可能天然ガスの生産は1日当たり400億BTU(英国熱量単位)に、再生可能燃料の生産能力も日量10万バレルにそれぞれ引き上げる。さらに、産業や電力向けなどの水素生産量を年間15万トンに、二酸化炭素の回収およびオフセットを年間2500万トンにそれぞれ拡大する。

  28年までに温室効果ガスの排出強度を16年比で35%削減する目標も堅持。また、今後5年で、250億ドルのキャッシュフローが創出されるという見通しを改めて表明した。

  石油大手ではこれまでに、英BPが25年までに低炭素事業に年間30億─40億ドルを投じ、今後10年で原油・ガス生産を40%縮小する計画を発表。ロイヤル・ダッチ・シェルもクリーンエネルギー向け投資額を年間20億─30億ドルに設定している。(ロイター 2021年9月15日2:01 午前)