米国株 -『正しいものは美しい』

米国市場で「フルインベスト投資」を目指します。

10/28 株式市場は、ジグザクを描いて上昇する・・・

株価はジグザクを描いて上昇する

 好決算が相次ぐ環境下であっても「株価が一直線に登り切る」ことは滅多にありません。『買われる銘柄や売られる銘柄の選定が、あたかも申し合わせが遭ったように一斉に始まるのが株式市場』なのです。長い上り坂を自転車で上る時、ジグザクの軌道を描いて駆け上がるが如くです。長い投資生活では、気に留めないようにすることが精神的に楽です。全て時間の経過が解決します。

このチャンスに、おこぼれを頂戴する

 個人投資家がこのような「はちゃめちゃ対応」を主導することはないですから、ヘッジファンド等の特定集団が扇動の首謀者です。証券会社やアナリスト、それに繋がるグループも加わっているかも知れません。
 決算内容が良好な銘柄は、『売られたとしても空売りなので、必ず買い戻される』我々は慌てて「売り方に追随するのではなく」、彼奴らから「おぼれを頂戴すればよい」のです。レバレッジをかけることなく、資金管理をしっかりして資金ショートしないよう、自分に言い聞かせながら...。


10/28 このチャンスに、おこぼれを頂戴する

終盤、平均株価が急落する

 取り立てて何かが起こった訳ではありません。市場の流れが売りに傾いたと感じた時は、先回りして売っておく。買いに傾いたと感じた時は、先回りして買っておく。嗅覚や視聴覚を最大限に働かせて、メシを食っている投機家がごまんと株式市場に群がって来ていますから、思惑が合致した時などは「大きなうねりとなってチャート上に足跡が残される」のです。今日のNY市場は正にこの様相でした。再度、言います。取り立てて何かが起こった訳ではありません。


10/28 株式市場は、ジグザクを描いて上昇する・・・

ビザ(V)株価が急落

超一流企業に対して、何と貪欲なのであろうか?

 ビザは、市場取引が始まる前に7-9月期決算(第4四半期)を発表し、営業収益は予想範囲内、取り扱い総額や1株利益は予想を上回る好決算でした。更に、四半期の配当増額を発表、1株につき0.375ドル(通期では1.5ドル)へ引き上げました。株主還元額は、自社株買いと配当支払いで7-9月期に37億ドル、通期では115億ドルになった模様です。
 盤石の内容ですが、しかし、ビザ(V)の株価は大幅に下落してダウ平均を圧迫、1銘柄で100ドル近く下押しした模様です。好決算ではあったものの、市場関係者の反応は鈍いとの報道がありました。『ウォール街には貪欲が渦巻いている』。映画(ウォール街)の中でゴードン・ゲッコー(マイケル・ダグラス)が吐いた台詞のようです。

「2023年夏までパンデミック前の水準に達しない公算」とCFOが述べる

 国外旅行者のカード支出は第4四半期に38%増加してアナリスト予想を上回る伸びとなりましたが、広範な国境閉鎖が依然として障害になると会社側が警告(プラブCFOは「国境を越える旅行が2023年夏までパンデミック前の水準に達しない公算が大きい」と指摘)、業績予想が物足りないと嫌気されたようです。一般的に考えて『覆水盆に返らず』と考えるべきでしょう。でも、それがビザ(V)の発展・成長に何か問題でも・・・。

(7-9月・第4四半期)

・1株利益(調整後):1.62ドル(予想:1.54ドル)
・営業収益:65.6億ドル(予想:65.2億ドル)
・取扱総額:453億ドル(予想:450.5億ドル)
・決済総額(為替変動の影響除く):17%増
・決済処理件数:21%増加

初期段階では、何故、下げているのか全く不明である

 何故、株価の急落が起こったのか? かいつまんだ情報でさえも、市場が終了した後でしか、我々零細投資家には伝わって来ません。比較的中期に亘って続くのか否か、初期の段階では全く不明な状態、手探りさえ出来ない環境下に個人投資は置かれます。よって、チェックしている銘柄が急に安値へ向かって動いた時、動かざるを得ません。

余裕があれば、マスターカード(MA)へも買いの手を?

 マスターカード(MA)の決算発表は、現地時間10月28日午前8時の予定です。市場が開く前なので、寄り付きからダイレクトに反映することでしょう。今日、ビザ(V)と連れ安となっていましたので、市場がどのような対応をみせるのか、大変興味が持っています。資金的な余裕があるのなら、今買い時に近いかもしれません。

Myポートフォリオ時価等

 株式評価総額は974,966.89ドル(円貨換算額111,009,730円)、手許資金と合わせると$999,525.44ドル(円貨換算額113,805,966円)となり、前日から大幅に後退しています。
 株式評価損益額は前週末から▼3,038.83ドル減、前月末から36,476.78ドル増、年始から145,012.22ドル増の171,475.79ドル(円貨換算額19,524,233円)となりました。なお、ポートフォリオ内のETF構成比率は82.13%でした。


10/28 ビザ(V)株価が急落

本日の主な取り引き

売却

 大きく値を下げていたお気に入りの「ビザ(V)株」を積極的に買い進むにあたり、インテル株を泣く泣く損切り売却しました。


10/28 本日の主な取り引き

新規買い

 今日、売られに売られたのは「ビザ(V)」でした。57株の買い下がりで幕となりました。終値は下押し価格の215.78ドル、これは前日比 ▼16.04ドル(▼6.91%)となります。
 超一流企業の好決算銘柄がここまで売られるという、日本市場では全く出会わない光景です。昨日までのビザ株についていた株価は、一体全体何だったのでしょうか?

追加購入

 80株のアルトリア株、48株のギリアドサイエンス株を追加購入しています。ポートフォリオ構成比率から少し保有数を引き上げたかったからです。


10/28 個別銘柄構成比率リスト

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