10/30 3大株価指数が過去最高値を更新、月末と週末を撥ね飛ばす
今日の株式市場は10月を締めくくる月末で週末最後の一日です。更に、昨日の市場終了後に四半期決算を発表したNY市場の竜虎である「アップルとアマゾン」の決算内容が芳しくなかったことで、各人が様々な思惑を秘めて市場オープンを待っている状況でした。
このような特殊な要因を持つ日には何かと波乱が起きやすく、寄り付き前から「先物指数」を用いた駆け引きが活発に行われていました。
「早逃げ、脱兎のごとく」利益確定
チャートを見ると、3大株価指数の寄付値は、対前日比マイナスから出発しています。売りが優勢であったことが一目で分かります。特に、ハイテク銘柄が多いナスダック市場は、前日に高値となった銘柄へ利益確定売りが集中している模様です。まさに「早逃げ、脱兎のごとく」状態だったのです。
株価無視の『成行買い』や『買戻し買い』
しかし、時間経過と伴に買いが優勢となり、紆余曲折を経て、終了の20分ほど前には最高点へまっしぐらに上るエンジン全開となりました。私にとっても全くの想定外、引けにかけて株価が下がる「落ち穂拾いの買い」で追加購入を予定していたので、面食らいました。
今日のような特殊な日(月末+週末で、寄付値がマイナス)は、終了間際に株価を大きく下げるのが定番ですから、「指値で買いそびれた投資家、空売りで踏み上げられた投資家」は慌てて株価無視の『成行買い』や『買戻し買い』を入れたことでしょう。終盤、株価が急騰した裏事情は、こんな感じではなかったでしょうか?
スターバックス(SBUX)の第4四半期決算
スターバックス(SBUX)が一時7%を超える下落となりました。前日引け後に第4四半期決算を発表し、既存店売上高が予想に届きませんでした。米国と海外も不調、1株利益と売上高も市場予想を若干下回っていました。
声明の中で、サプライチェーン問題によるコスト増とインフレ圧力に言及していました。しかし、悪い事ばかりではなく、純利益が前年同期の4.5倍となる17億6400万ドル(約2000億円)、店内飲食の再開などで既存店売上高が同17%程伸びました。
(7-9月・第4四半期)
・既存店売上高:17%(予想:19%)
米国:22%(予想:24.3%)
海外:3%(予想:4.3%)
中国:-7%(予想:-7.5%)
・1株利益(調整後):1.00ドル(予想:0.99ドル)
・売上高:81.5億ドル(前年同期の31%増、予想:82.0億ドル)
・営業利益率(調整後):19.6%(予想:19.3%)
・純利益:17億6400万ドル(前年同期の4.5倍)
米国で賃上げを実施
スターバックス(SBUX)は、米国の賃上げを来年1月に実施し、勤続2年以上で時給を最大5%、5年以上で最大10%引き上げる。最低時給は15ドル(1710円)、平均時給は17ドル(1938円)になるという。東京都の最低賃金や平均時給と比べると、金額面で大幅な違いが浮き彫りになります。同社最高経営責任者(CEO)は決算説明会で「心臓部分である従業員への投資を拡大する」と述べました。労働組合形成の動きとインフレ圧力を感じる会見です。
Myポートフォリオ時価等
株式評価総額は1,002,486.91ドル(円貨換算額114,253,433円)、手許資金と合わせると1,011,875.78ドル(円貨換算額115,323,483円)となり、前日からかなり改善しています。初めて株式評価総額が100万ドルを超えました。
株式評価損益額は前週末から7,213.29ドル増、前月末から46,728.90ドル増、年始から155,264.34ドル増の181,727.91ドル(円貨換算額20,711,530円)となりました。なお、ポートフォリオ内のETF構成比率は80.71%、80%割れが目の前です。
本日の主な取り引き
スターバックス(SBUX)の決算発表があり、内容がプアーで失望売りが寄り付きから見られていましたので、すかさず新規買いを決断して40株を手当てしています。概ね、1年振りの新規買いとなりました。私の経験則では、スターバックス(SBUX)の株価の戻りは早く、数日間で定位置に戻ることのある銘柄の1つです。
売却
該当銘柄はありません。
追加購入
決算発表から売られている医薬品の「ギリアド」、タバコの「アルトリア」、クレジットの「マスターカード」を可能な限り購入しました。特に、値がさ銘柄のマスターカードは終了間際の買い増しを想定していたので、5株の購入で終わってしまいました。これ、大失敗となるかも・・・。
新規買い
「スターバックス(SBUX)」を40株、新規買いしています。40株で止めたのは、終盤にかけて更に株価が下がるとみて、資金を振り分けたからです。これが失敗でした。
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