米国株 -『正しいものは美しい』

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11/15 ETF組込比率に応じた銘柄の評価額と保有個別銘柄の評価額との合算(ベスト30位)他

 唯漠然とETFへ資金を投下するだけでは心もとないので、① ETFに組み込まれている個別銘柄を組成比率から逆算して時価総額を抜き出し、② 個別銘柄の時価総額を加算したものが下図のリストとなります。


11/15 ETF組込比率に応じた銘柄の評価額と保有個別銘柄の評価額との合算(ベスト30位)

ビザ株(マスターカード株)の勝手気儘な分析

 クレジットカードのVISAをご存じない社会人はいない筈です。日本でクレジットカードの発行を希望すると、「VISA」もしくは「MASTER」、日本でおなじみの「JCB」のいずれかを選択する必要に様られます。稀に「American Express」の案内を行う発行体もありますが、ホンに稀です。

■世界での占有率

 ビザの占有率は50%を超えて世界でトップ、次にマスターカードの25%前後、3位がUnion Pay(銀聯 ギンレン)と続きます。50%のシェアを握ると独占状態といっても過言ではありません。それほど強い支配力を保持している企業なのです。

■ビザの業務形態

 ビザやマスターカードの業務形態は、クレジットカード決済情報の処理を担うビジネスとなります。具体的には、世界中の店舗でクレジットカードが利用されたときに、決済処理部分だけを担当して、 クレジットカード発行やカード利用者からの利用金額の回収は、発行体のカード会社が行う仕組みです。
 例えば、貴方が三菱UFJ銀行へVISAクレジットカードを申し込み、使用した場合、貴方から利用金額を回収するのは三菱UFJ(もしくは委託業者の場合)で、VISAは回収リスクを全く負いません。
 【なお、American Expressは異なるシステム業態で、クレジットカード発行と利用金額の回収、リスク負担を負う事業です。】

■ビザの収益構造

 ビザの業種区分は「金融」ではなく「情報通信、ハイテク」に属します。過剰在庫の心配は皆無で、新規設備投資や毎年増加する人件費に悩まされることもまずありません。箇条書きに並べると、次のとおりです。

  1. 決済ネットワークを提供するだけであること。
  2. カード利用者からの資金回収リスクを負わないこと。
  3. 利用金額に応じて利用料を徴収するシステムで利益率が常時50%超であること。
  4. 世界中でカード利用額が拡大する程、収益が増加するシステムとなっていること。
  5. これらのことで、第三者の新規参入に対して「高い塀、深い堀」が築かれています。

■6カ月の株価チャート(ビザとマスターカード)

 下図は、これら企業の6か月株価チャート(市場の日々終値)をダウ平均(紫色)、ナスダック指数(桃色)、S&P500種(水色)と対比、表わしたものです。


ビザ株の過去6カ月間チャート

11/15 ビザ株の過去6カ月間チャート

マスターカード株の過去6カ月間チャート

11/15 マスターカード株の過去6カ月間チャート

 同業のマスターカード株(下段チャート)の株価が戻り始めて来ているのが見て取れますが、ビザ株(上段チャート)は再び下げ始めています。Myポートフォリオで再び買い始めたのは、まさにこの時からです。このチャートからどのように判断されるのか、皆さん方にお任せしたいと思います。

■配当と自社株買い

 ビザ株やマスターカード株は利益額と比較すると配当額は少なく、その分「自社株買い」に注力しています。毎年度に亘り、成長性が高くて積極的な自社株買いを行っていれば、PERが少々高くとも株価は更に上昇するは必定です。このような銘柄株は、長く保有すればするほど株価が上昇します。
 要は、買いタイミングの問題だけで、損益率から拍車を掛けられれば最高。よしんば買いタイミングが悪くても、長期保有すればデメリットは自ずと消え去ります^ ^。

ETF組込比率に応じた銘柄の評価額リスト

 下記リストは、ETFに組み込まれている個別銘柄を組成比率から逆算して、時価総額を抜き出して降順にベスト30位まで並べたものです。インデックスやS&P500種、ナスダック総合指数に連動したETFの上位陣は、毎度のGAFAM一色で、良きにつけ悪しきにつけ、一蓮托生の運命にあります。


11/15 ETF組込比率に応じた銘柄の評価額リスト

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