米国株 -『正しいものは美しい』

米国市場で「フルインベスト投資」を目指します。

1/29 週末の悪条件下、終盤に3大株価指数が鋭く伸びる...

 おっとどっこい、米国株式市場は終了間際にかけて大きく上伸して引けました。このような展開をすっかり忘れていた頃に、しかも月末近くて週末という条件の悪い日に限って有り得ない展開で幕を閉じました。慌てた売り方の買戻しが上昇に輪を掛けたようです。これで気分良く過ごせる方が沢山いらっしゃることでしょう。メデタシメデタシ...。

3大株価指数

 ダウ工業株30種平均は4営業日ぶりに反発、前日比564.69ドル(1.7%)高の3万4725ドル47セントで終えました。ナスダック総合株価指数も大幅に反発して、前日比417.790ポイント(3.1%)高の1万3770.573で終了しています。


ドル/円為替等...

 1ドル115円台を維持して終了となりました。先行きは円安が見込まれています。WTI原油先物価格は上げ下げが激しかったものの、1バレル87ドル台を維持して終了。本日は原油銘柄株も下落傾向が強かったので、原油関連は一旦この付近で利益確定が盛んであったことが伺われます。10年債券利回りは幾分か低下(債券買い)が見られたものの、1.7%台のレンジ相場が囁かれています。


通信銘柄の株価戻り

 数日間に亘り、売り込まれていた【通信銘柄】への買戻しが急ピッチで行われていました。ここ数日間、売られ過ぎの傾向が強かったこともあり、【ディフェンシブ銘柄】への認識が新たになったようです。
 通信・情報セクターへ資金流入が激しかったように見えます。これは、アップル株やビザ株の好決算に釣られたセクター単位の見直しも絡んでいるのでしょう。


1/29 週末の悪条件下、終盤に3大株価指数が鋭く伸びる...

インテル株は続落...

 昨日に売り込まれたインテル株は、今日も46.30ドルまで一旦下落しましたが、市場の地合いが好転し始めるとジリジリと株価が回復、終値47.73ドル ▼0.32 (0.67%) で引けました。当面、この辺りが底となるのか、皆が疑心暗鬼となっていて見極め難いです。
 出来高は6千万株(昨日は8千9百万株)を超える大商いが続いています。平均出来高の2倍(昨日は3倍)近いです。この2日間の株価調整によって、インテル株の所有者変動がかなり生じたことでしょう。決算発表で決まって売られる【インテル株】でした。

手許待機資金と配当予定総額...

 手許の現預金はドル貨で$27,012.73、円貨で¥3,112,137で週末を終えました。投資額を増やしていることもあり、保有する株式銘柄の配当(分配)予定額はドル貨で$41,608.85、円貨では¥4,793,756と過去最高額を更新中です。どこまで行けるのか、挑戦中でもあります。

月間の取引状況とベライゾン株の誤発注...

 なんとまぁ、手前味噌ですかこれだけ月間で売買すれば気も晴れたことでしょう。そして、何と言っても通信銘柄【ベライゾン株】の尋常ではない『6万2千ドル超の買い増し』が目立っています。
 これは「2株」の買い発注を入力する時に、「522株」と誤った株数を入れてしまったことが原因です。52ドルの指値入力値の「52」が株式欄にオートコンプリートで入ってしまい、気づかずに発生したようです。更に、このオーダーが通る下地の【保有マネー残高】であったことも副因です。弾かれる事なくスンナリ行ったちゃんです。
 朝目覚めて、資金残高の減少が激しく、直ぐにピンときました。遥か以前、日本株の「りそな株」でやらかしたことの再現となりました。ちびちびとアルコールを飲みながら発注入力をやらかしていたので、このような致命的なミスが生じたのです。

追伸

 約定額は手数料込みで51.83ドル、株数は522株でした。支払った手数料は「20ドル+消費税」と一括購入のため安かったです。何としても、ベライゾン株価がこの約定値(51.83ドル)を超え続けることを祈りつつ、日々を過ごしています。なお、誤発注とはいえ、縁があって購入したわけなので売却せずに保有継続です。配当金を四半期ごとに受け取り、しっかりと焼け太ります。


ディフェンシブ銘柄へ資金が再流入...

 先日の誤発注したベライゾン株へ資金が流入して、同株の株価が大きく上昇、こうなれば3千株近く保有しているので、一気呵成に株式評価額が上昇します。ご覧のとおり、ディフェンシブ銘柄全体が大幅に株式評価益を積み上げました。
 インテル株も連れ高で転換し始め、次週にはプラス圏へ復帰してくれることでしょう。パワー不足が叫ばれている「インテルCPU」ですが、これががなければ世界中が大混乱となるので、とやかく言ってもインテル社の存在感は絶大です。

ETFの「QYLD」...

【QYLD】は、2013年12月からの運用されている正式名称「グローバルX・NASDAQ100・カバード・コール ETF」と長~い名前の高配当ETFです。投資戦略としては、カバード・コール売りで利益を作り出す方法を採用していて高配当を生み出す仕組みです。
 ナスダック100指数に組み込まれている銘柄の株式を購入すると同時に、対応している同一指数のコールオプションを売却します。オプションを売却すると定額のオプション手数料を稼げますので、これが分配の原資となります。
 想定どおりに進めばそれでよし、正反対に向かえば保有している株式を売却してリスクを解き放ちます。私のような素人投資にはタイミングよく何故できるのかが不思議なのですが、2013年からと運用年数が半端じゃないので信頼性は高いと考えています。分配率は驚異の10%超えを叩き出します。QYLDはわずか6ヶ月前は4億ドル未満だったのにも関わらず、21年11月時点で50億ドルを突破するなど、凄い勢いで投資資金が入って来ています。

ETFの「JEPI」...

【JEPI】は、2020年5月から運用されている正式名称「JPモルガン・米国株式・プレミアム・インカムETF(JPMorgan Equity Premium Inco)」と、こちらも長~い名前の高配当ETFです。
 コールオプション取引をベースとしたELN(エクイティリンク債)を活用して、3割程度の高利回りのクーポンを得て満期に債券を償還、7割ほど複数の大型株(マイクロソフトなど)を保有し、そちらでキャピタルゲインも狙うという構造になっています。
予定分配率は7%超ですが、始まったばかりなので定かではありませんが、2021年度の分配実績は素晴らしいものがあります。
 今後、S&P500種総合指数やナスダック総合指数の大幅な上昇が見込めない中で、確実に高い分配額を稼ぎ出す両ETFへは資金流入が続いています。

ベライゾン株とAT&T株の第4・四半期決算内容

 ベライゾン株の保有率がここまで高まると「笑うしか」ないです。なにとぞ【吉】と出ますように・・・。次に、米国通信業界の雄2社の第4四半期決算内容を掲載しておきます。
 共に決算発表後、お決まりの如くメチャクチャ売られました。特に、AT&T株は1億株を超える出来高を記録して、株価は前日終値から▼8.42%、▼2.23ドルの大幅下落でした。AT&T株のスピンオフ後の減配に関しては、既に市場は織り込んでいます。なお、T-モバイル株は保有していないのと、ドイツ資本なのでスルーしています。

【ベライゾン決算発表内容から抜粋】

 米通信大手ベライゾン・コミュニケーションズが25日に発表した2021年第4・四半期(12月31日まで)決算は、携帯電話契約件数が予想以上に増加した。次世代通信規格「5G」サービスの積極的な展開により、22年も好調な推移を予想している。

 第4・四半期の加入者数は55万8000件増となり、調査会社ファクトセットがまとめた予測値平均の54万6400件増を上回った。携帯電話ユーザーの3割超が5G対応機を所有しているという。

 インターネットメディア事業を展開する「ベライゾン・メディア」の売却を除く営業総収入は341億ドルだった。リフィニティブのIBESによると、市場予想は340億1000万ドルだった。

 純利益は47億ドルと、前年同期比で小幅増加した。一時的項目を除く1株当たり利益(EPS)は1.31ドルで、市場予想の1.28ドルを上回った。

 2022年通期の調整後EPSは5.40─5.55ドルと予想。アナリスト予想は5.39ドル。22年の無線サービス収入は9─10%の伸びになると見込んでいる。(最終更新:1/26(水) 1:35 ロイター)

【AT&T決算発表内容から抜粋】

 米通信大手AT&Tが26日発表した第4・四半期(12月31日まで)決算は売上高と利益がアナリスト予想を上回った。動画配信サービス「HBOマックス」が堅調だったほか、携帯電話契約者数が増加した。

 有料ケーブルチャンネル「HBO」やHBOマックスを手掛ける傘下のワーナーメディアの売上高は15.4%増の99億ドルだった。HBOとHBOマックスの契約者数は440万人増加した。

 月額料金を支払う携帯電話契約者数は88万4000人純増。インターネット契約者数は27万1000人純増した。第4・四半期の総売上高は410億ドル。アナリスト予想の404億4000万ドルを上回った。一時項目を除く1株利益は0.78ドル。アナリスト予想平均は0.75ドルだった。

 2022年の通期調整後1株利益は3.10─3.15ドルを予想。アナリスト予想平均は3.21ドルだった。(ロイター 2022/01/27 00:07)

スリーエム(MMM)株の打診買い

 私のお気に入り【米複合企業スリーエム(3M)】は、25日に第4・四半期(12月31日まで)決算を発表しました。売上高と利益が市場予想を上回った模様です。翌26日の株価は左程変動が見られずスルーしていました。週末28日になって突如、売り込まれた模様で、私が気づいた時は残り時間が60分程でした。取りも直さず6株の手当て(平均購入価格163.10ドル、手数料込み)を行い、次週に持ち越すことにしました。
 3Мは1902年7月設立の古参企業で安定した経営が特徴です。52週最安値が160.54ドルですから、かなり近づいて来ています。このため、配当率も3.48%と上昇しています。

編集後記

 将来性のある企業をそこそこの値段で買えれば御の字。安値、安値を狙っても上手にいかず、結局買いそびれることもあります。明日、明後日には株価下落が見込まれるとしても、今日買いに動くのは正解だと思っています。
 何事も躊躇し過ぎれば前進することが叶いませんので、思い切って突っ込んでみることも良いんじゃないでしょうか?  では、楽しい土日をお楽しみください。今週もお疲れ様でした。