米国株 -『正しいものは美しい』

米国市場で「フルインベスト投資」を目指します。

7/4 米国株セクター別の構成比率グラフ

 7/5(月)の米国株式市場は、独立記念日の振り替え休日で休場となります。取り引きができませんが、マッタリとお過ごし下さい。

7/5 米国株セクター別の構成比率グラフ


 当該週のトピックスは、早くも「簿外A」で保有していた個別銘柄全株を売却したことです。3大株価指数の最高値更新で個別銘柄の保有に腰が引けたからです。上がり続ける相場はありませんので、この辺りで手持ち資金を厚めに保有するのも、悪くない選択肢と判断しました。売却すれば、今後の株価上昇の恩恵には与かれませんが、現預金比率を高めることで平常心の維持が保ち易くなります。これを選んだ訳です。


 この一週間で、ETFへの初期投資額を概ね2万ドル増やしましたが、個別銘柄への初期投資額は4万3千ドル程減らしました。この差額は手持ち資金へ回っています。増やしたETFセクターは、ヘルスケア生活必需品公共企業体エネルギー(原油)です。これらのETF価格下落に併せて、買い下がりを行いました。この結果、ポートフォリオ内のETF構成比率は過去最高値(79.92%)まで上昇しています。

全保有銘柄の評価額一覧(降順)

7/4 全保有銘柄の評価額一覧(降順)

 上図は「全保有銘柄評価額一覧(降順)」を基に「現預金」を組み入れた棒グラフになります。左から『3つの波』がご覧いただけます。主力のVTIとQQQが第一波、VOOからVTまでが第二派、第三波は現預金を筆頭に簿外Aまでです。個別銘柄は、日増しに影が薄くなり、第三波から登場し始める程、規模縮小となってしまいました。


 第一波は不動で当分の間、売却(一部売却を含む)はありません。併せて、現株価では追加購入も影が薄いと考えています。第二波は今や幹部級に育ち、買い増しは基本的にはこのクラスから実行し、売却は原則的に行いません。第三波はポートフォリオの層を今後厚くするETF銘柄が多く、価格動向に注視です。必要とあれば追加購入、一部売却を交えて実行します。このように降順で規模の大小を見渡せるグラフを作成しておくと、多銘柄であっても全体像の把握が容易になります。

いずれ、やって来るであろう「株価調整」

 何も驚き怖がることではなく、晴天の日が続けば、次に雨天の日が来るのは世の必定。騒ぐことではありません。年に数回は台風まで上陸するのですから…。但し、天気予報の事前チェックと傘・レインコート等の備えは必要ですし、外出せず自宅で過ごすのも大事です。そう、これを株式投資に置き換えて考えればよいのです。


 雨が降り続き、収入が途絶えて最初に困るのは、「お金がない人」ではなく「お金を借りている人」である事を決して忘れてはいけません。借金の返済は待ってくれず、追い詰められます。『レバレッジ=借金』『信用取引=借金』は、突き詰めればお金を借りて身の丈以上の投資をすることに他なりません。今すぐに手仕舞い・精算・解消することです。


 何故、借金して株式投資をするとダメなのか。普通の人は反対方向に物事が進んだり、想定外の出来事に遭遇すると、「とんでもない判断」を下してしまい、その時点であなたの人生が詰んでしまうからです。ユダヤ人で著名な投資家・投機家のジョージソロスでさえ、次の言葉を発して無茶な行動を戒めています。『生き残れ、儲けるのはそれからでよい。』