6/18 ようやく波乱の1週間が終わる・・・
17日の金曜日は、「個別株のオプションの満期」および「株価指数のオプションの満期」と「指数先物の期限」が重なる、四半期に一度の『トリプルウィッチング』でした。満期直前まで損失回避の行動がなされ、株価チャートを見る限り、投資家の思惑が込み入った週末だったようです。
米国債10年利回り
FRB議長は高騰する物価、インフレ抑制のために「金利を引き上げる」と宣言しています。更に、17日朝の講演で「私とFRBの同僚はインフレ率を目標の2%に戻すことに強く集中している」と述べました。よって、参加者は思惑があっても「先行きは金利先高」に軸足を掛けることで間違いありません。
ドル/円の為替動向
1ドル133円台から135円台まで日柄変動が強い週間でした。次のグラフは、1週間のドル/円チャートです。このように「振り落とす程の」変動の激しい動きであったら、結果を知っていれば対応できても、先々を予測して動くことは無理です。結局、『ぐるりと回って元の位置』で終了しました。
WTI原油先物価格
6月18日トピックス
ダウ工業株30種平均は小幅に続落し、前日比38ドル29セント(0.1%)安の2万9888ドル78セントと2020年12月以来の安値で終えました。3連休を控えたリスク回避の売りも出て、引けにかけて下げに転じました。
今週のダウ平均は4.8%安となり、週間の下落率では今年最大となっています。また、今月に入って前日まで3000ドルあまり下げています。ナスダック総合株価指数は反発、前日比152.251ポイント(1.4%)高の1万0798.350で終えています。
MYポートフォリオ
原油ETFの高値圏で踏ん張っていたポートフォリオでしたが、今週の原油関連への集中的な売り仕掛けで価格が大きく下落しています。次週に期待です・・・。
編集後記
市場のメルトダウンに関する話は数多いが、大恐慌までさかのぼるデータを見ても、今回ほど広範囲な損失に並ぶものはない。
サンダイアル・キャピタル・リサーチによると、先週16日までの7営業日中5営業日で、S&P500種株価指数を構成する銘柄の90%以上が下落。これほど幅広い下げが続いたのは史上初だった。
このブルムバーグの記事にもあるとおり、昨今、我々が保有する株式の評価額減少が半端ない程に際立っています。『逃げるが勝ち』『カサにかかって攻める』など、大きく株価ポジションを落とす目的で、大売りが続いているが如くです。
相場目線は「売り」で間違いなしだが...
察するところ、レバレッジを屈指した「オプションの売り」が大量に絡んでいること。下げ相場経験の少ない投資家が一斉に損切り撤退に動いていること。いろいろな要因が複雑に絡んでいることと推測します。
我々個人投資家の対処法は【我慢に次ぐ、我慢】で持ち耐えるか? あるいは、総売りで全面撤退するか?の2択です。これ、貴方の決断次第です。
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