米国株 -『正しいものは美しい』

米国市場で「フルインベスト投資」を目指します。

7/8 S&P500種とナスダックスは過去最高値を更新...

 日本時間午前3時頃発表の「米連邦準備理事会(FRB)が米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨(6月開催分)」は、市場アナリスト達のお気に召したようで、さしたる波乱もなくNY市場は取引終了となりました。

7/8 S&P500種とナスダックスは過去最高値を更新...

S&P500種とナスダックスは過去最高値...

 米長期金利が約4カ月ぶりの水準(1.3%台)まで低下して、主力ハイテク株などの高PER(株価収益率)銘柄に買いが集中しました。アップル株は7日続伸、マイクロソフト株、アマゾン株、アルファベット(グーグル)株の3銘柄は上場来高値を更新しました。総じて、GAFAM銘柄が市場を牽引している様子が見て取れます。
 この結果、S&P500種とナスダックスは過去最高値を連日更新しています。なお、ダウ平均は議事要旨の公表受けてプラス転換となり、前日比104.42ドル(0.3%)高の3万4681.79ドルで終えました。

金融とエネルギーセクターは軟調

 長期金利の低下傾向を受けて、銀行等の貸し出し金利上昇の勢いが抑えられるとの思惑で、薄利が収益を圧迫するとの思惑で銀行銘柄が売られ、金融セクターが軟調になっています。原油先物価格も前日に続いて続落、原油先物NYMの取引値は1バレル72.19ドル(対前日値 : ▼1.61%、-1.18)で推移しています。ドル/円相場は前日とさほど変動は見られません。

エクソン・モービルの評価損が拡大...

 かつて、エクソン・モービル株はポートフォリオの主力銘柄でど~んと鎮座していましたが、新型コロナ禍で株価が半減するなど手痛い打撃を受けています。今なお、株価が買値まで戻らずに行ったり来たりを繰り返し、今週は更に大きく売られる流れが続いています。意地でも配当継続の意思が強い『頼れる銘柄』ですが、ポートフォリオ内で評価損益がマイナスであれば「赤字」で表示されるので、もうそろそろという気を強く感じます。
 ダウ平均値の算出銘柄からの「除外ショック」(同時期にファイザー株も除外となる)を経て、年明け頃から株価が回復傾向となり、機を見て逐次売却、下がれば買戻しを繰り返して「平均買値の引き下げ」を計っています。
 保有率は、ピーク時の4割程度まで引き下げました。その対応として、エネルギーセクターETFの「XLE」を増加させています。そして、もうすぐやって来るであろう、4月~6月の第二四半期決算発表が楽しみな銘柄でもあります。