8/10【速報】ソフトバンクG、アリババ株の先渡し売買契約を一部決済...
8月10日、ソフトバンクグループは8月中旬以降、保有するアリババグループ・ホールディングの「株式を利用した先渡し売買契約」の内、最大約2億4200万ADR(米預託証券)を現物決済すると発表しました。
アリババ株の含み益が顕在化する...
これに伴い、アリババ株の保有比率が低下して『持分法適用会社』から外れるため、同社の決算に「アリババ株の含み益が顕在化」します。
7-9月期(第2四半期)の税引き前利益に約4兆6000億円を計上、ソフトバンクGのアリババ株保有比率は6月末の23.7%から14.6%に低下する見込みです。
- ソフトバンクG、アリババ株先渡し売買を決済へ-4.6兆円を計上 - Bloomberg
- ソフトバンクG、アリババ株利用の先渡売買契約 一部前倒しで4.6兆円の利益 | ロイター
- アリババ株一部手放す 税引き前利益4.6兆円―ソフトバンクG:時事ドットコム
第一四半期決算発表が行われた日から、そう遠くない時期の今頃に、この種の発表が行われたという事は、我々の関与できない所で丁々発止の「ある種の議論」が行われていたということでしょう。アリババ株の含み益を前面に押し出して、ワザワザ、法人税等の支払い対象とするのですから...。
カギは、アリババ株の「株式を利用した先渡し売買契約」の内容にあり...
アリババ株の「株式を利用した先渡し売買契約」が一体どのようなシロモノなのか不明ないので断定しかねますが、最早、アリババ株の担保預かり等の小手先対応では乗り切ることが難しくなってきたこと。金融機関から負債率縮小への強い意向が働いたこと。アリババ株の含み益を顕在化せざるを得なくなってきたこと等が思い浮かびます。
「切羽詰まった状況」が生じた?
私など素人は、ソフトバンクグループが所有する「アリババ株」や「アーム株」、「その他ファンドで抱えている株式」は、既に担保として提供済みだと認識しています。
節税に長けている孫正義会長、いつも強気の孫正義会長からは到底考えられない「切羽詰まったような対応」ではないか? と考えてしまいます。現在、ここまでの情報しか掴めていません。
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