米国株 -『正しいものは美しい』

米国市場で「フルインベスト投資」を目指します。

10/03【速報】ドル/円が再び145円超へ、今度は定着を狙う...

 東京外国為替市場では、本日午後になって円安が加速しています。円相場は一時、1ドル=145円40銭まで値下がりし、政府・日銀が「ドル売り・円買いの市場介入」(9/22)に踏み切る前の水準へ迫っています。


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為替介入は、1度目が最も効果が高い・・・

 為替介入を行う場合、1度目が最も効果が高いことは過去の実例が証明しています。前回の9月22日、145円80銭あたりで「円買い/ドル売りの為替介入」を行って、140円台台まで「日銀効果」を見せましたが、1日足らずで143円台を回復、10日程で上限値と見られている145円を安々と突破されました。

鈴木財務相が、介入を示唆するような解釈もできる発言を連発...

 14時前、ドル/円が144.94円前後で鈴木財務相が介入を示唆する発言を行っています。「強い緊張感をもってマーケット動向を注視している。必要に応じて断固たる措置を取ることに変わりない」と...。口先介入に留まるのか、手を下すのか、投機筋も真意を諮りかねている様子です。

円安へ、特段の理由はない...

 特段、取り引き材料はなかったのですが、投機筋が円を売る動きを強めて、日銀の出方を確かめたのでしょう。週明け月曜日のNY市場を見据えての事だと見ています。
 次の鬼門は、株式市場が閉まった16時~18時頃でしょうか。145円台にタッチして、為替介入があれば直ぐに引っ込めるでしょう。
 何もなければ、今夜のNY市場で146円/ドル超の踏み絵もあり得るかもしれません。兎に角、一度でも「150円台へのタッチ」を投資筋は狙っていると見ています。


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 米国債10年物の利回りが低下して来たので、投機筋はやる気を削がれたことでしょう。体制の立て直しを含めて、再チャレンジの開始です。これ、何も外国人投機家とは限りません。日本人主体で、海外(オフショア)に事務所を置いていることだってあり得るのです。

19時過ぎ、145円台が定着?

 米国債10年物の利回りが、左程変動することなく「ドル/円為替」がズルズルと下がって来ています。145円台定着が確定したようです。投機筋はNY市場で146円台を目指すのか、一旦利確で矛を収めるのか、私には分かりません・・・。

編集後記

 岸田政権の支持率低迷の報道もあって、再び、為替投機筋が「円安」を仕掛け始めています。先週、臨時国会の開催(臨時国会をめぐり、与野党は会期を12月10日までの69日間とすることで合意)もあって、旧統一教会問題を野党は執拗に攻めることでしょうし、連想的に創価学会へも飛び火するやも知れません。
 『弱り目に祟り目』とはこのような展開のことで、特に、旧統一教会に関しては、対応を一歩間違えると、古くは故岸首相や故安倍首相らの重鎮達の亡霊が、岸田首相の前に立ち塞がるやも知れません。岸田首相としては、このような状態で衆議院解散も出来ず、ジリ貧の総陣だけは何としても避けなくてはいけません。


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