米国株 -『正しいものは美しい』

米国市場で「フルインベスト投資」を目指します。

6/27 GAFAM銘柄が売られると、「静観」か「買い」以外に術はなし...

 どの様な理由があったとしても、『GAFAM銘柄』が売られて株価が下がれば、泰然として「静観」するか、あるいは意を決して「買い増し」に動くか、この2者択一以外に対処する術はありません。まさか、貴方は一緒になって「売っている輩」ではないでしょう?

 GAFAM(ガーファム)とは、次の5銘柄を云います。

  • グーグル(アルファベット) (GOOGL) 
  • アップル (AAPL) 
  • メタ・プラットフォームズ (META、旧名フェイスブック・FB) 
  • アマゾン・ドット・コム (AMZN) 
  • マイクロソフト (MSFT) 

 米国株式市場は、新型コロナ発生前から時価総額が巨大なGAFAM銘柄が、株式市場を牽引していますから、何年にも亘ってGAFAM銘柄の株価を具に見ていると、次のようにパターンが読めます。一言、申し上げると、投資家達は決して「本気モードで、GAFAM銘柄を売っていない」ということです。
 ① 金利が上昇したから売られているだとか... 
 ② 数日に亘って買いが続き、利益確定の売りが生じているだとか... 
 ③ 四半期決算報告で現金創出力に陰りが生じたとか...。

手痛いしっぺ返しを食らったファンド連中・・・

 今回、令和4年3月からFRBの金利の引き上げが始まるや、ヘッジ・ファンド関連は「GAFAM銘柄の保有比率」を一斉に引き下げました。これら企業は将来の成長をベースにした株価が形成されているので、金利が上昇すると「紐解く方程式の値が下がる」という結論です。すると、どうなったのか・・・。

強く買いに打って出た投資家は、ホクホク顔...

 猫も杓子も「GAFAM銘柄の売り一色」に傾き、アマゾンやグーグル、メタは100ドル割れの状態が続いたのです。この時、GAFAM銘柄の買い増しに強く動いた投資家達は、今や大金を手にしてホクホクしていることでしょう。

金利上昇など、問題にしないGAFAM銘柄...

 何のことはない。市場に君臨するGAFAM銘柄は、市中の金利上昇などを蹴散らかしてガッポリと稼ぎ、世界市場へ支配力を浸透させ続けています。もちろん、GAFAM銘柄の保有比率を引き下げた、件のヘッジ・ファンド関連は、今やGAFAM銘柄の保有比率を元通りに戻していることは論を待ちません。儲けそこなって踏み上げを喰らい、結局のところ元の鞘に収まるだけでした。

今日、GAFAM銘柄の株価は・・・

今日は、一斉にGAFAM銘柄が時間経過と共に、次のように売られています。


6/27 GAFAM銘柄が売られると、「静観」か「買い」以外に術はなし...


 メタやグーグルは3%台の下落、アップルは踏ん張って1%未満でした。市場終了後、アナリスト達の株価論評は次のようなものでした。用意した「原稿」そのものです。明日以降、ケロッとして正反対の論評を発したりしますから...。

 最近までの相場上昇を牽引してきたハイテク株への売りが出た。GAFAM銘柄には買われ過ぎとの指摘もあって売りが目立った。なお、アルファベットはアナリストの投資判断引き下げを受け、強い売りが出ている模様。

6月27日のトピックス

  • ダウ工業株30種平均は6日続落、前週末比12ドル72セント安の3万3714ドル71セントで終えています。資金循環が景気敏感株や消費関連株に一部向かっているようです。
  • ナスダック総合株価指数は続落。前週末比156.738ポイント(1.2%)安の1万3335.778で終えました。

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  • 明日28日、欧州中央銀行(ECB)主催の「金融シンポジウム」でパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が日米欧の中銀トップとのパネル討議に参加する予定です。まぁ、発する内容は米議会と時とさほど変化ないような雰囲気なので、期待感はありません。リーダーシップがないパウエル議長なので、投資家は諦め始めています。

MYポートフォリオ

 52週最安値付近へ下落した保有銘柄を少々買い増ししています。落穂拾いに徹するしかないです。


編集後記

 昨日、所用で「三菱UFJ銀行」の窓口へ久々に出掛けました。小切手関連の手続きのためです。噂には聞いていましたが、応対してくれた行員さんの頼りなさと教養のなさ、男女を問わず『育ってきた顔は履歴書』なので、何とレベルが低い・・・。これが日本最大の旧都市銀行の雄であったのかと、あたらめて自問してしまいました。昭和世代のおばちゃん、おっちゃんは不要です。

古から、銀行の高齢者排除の鍵は「融資先への出向」にあり・・・

 守衛のオジサンは正に「立ちんぼ」の極致で、腕力のなさは見掛けどおり。嘗ての自社行員を配置するではなく、他社の警備保障会社からの派遣にして、事あらば自行が責任を取らなようにする「銀行の狡さ」を思い知りました。そして、大銀行は60歳を過ぎた65歳迄の再雇用職員を何処に配置しているのか興味津々です。外野から聞こえてくるのは「出向させて、高齢者(60歳まで)直接雇用しないのが銀行だ!」の怨嗟の声でした。

貧乏人は「ATM」を相手にしていろ。行員は応対しない・・・

 預金を入出金するお客は「ATM」に対応させることを基本にしているので、窓口対応を希望した客を待たせることなどお構いなしです。銀行は「金を借りて、利子を銀行へ支払う客」だけを上層階(2階以上)に通して、儲けさせない客は1階や地下に留め置くことを基本にしています。まぁ、こんなことをあれこれ考えて茫然とていると、次のような記事をスマホで目にして「なるほどと、頷き」ました。田舎じゃ、歯止めがないですから・・・。
 こんな預金者を蔑ろにする大銀行が、なぜ大金を儲けられるのか、トンと理解に苦しみますが、ここが金融資本のなせる『闇』の部分にあたります。


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