米国株 -『正しいものは美しい』

米国市場で「フルインベスト投資」を目指します。

7/18 米国市場、3大株価指数は数カ月ぶりの高値更新へ...

  • ダウ工業株30種平均は6日続伸。前週末比76ドル32セント(0.2%)高の3万4585ドル35セントで終えました。これは、昨年11月下旬以来、約7カ月半ぶり高値です。
  • ナスダック総合株価指数は反発。前週末比131.246ポイント(0.9%)高の1万4244.949で終えています。これは、昨年4月以来の高値となります。ピックアップトラックの生産を始めたテスラ株が牽引しました。
  • S&P500種株価指数も反発。前週末比17.37ポイント(0.4%)高の4522.79で終了しました。これも、昨年4月以来の高値でです。

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これら根底には・・・

  • 米連邦準備理事会(FRB)が、本年7月を最後に「今回の利上げシリーズ」を終了するとの観測が強まっていること。
  • 米経済指数から判断する限り、米国景気の大幅な悪化を回避できるとの「楽観論」が米国株式市場、金融相場を支えていること。
  • これらのことで、市場では景気敏感銘柄等への『ひとまず、買い優勢』が支配していること。

今後の推移・・・

 7月25日〜26日に第5回米FOMCが開催されます。市場参加者は、(最後の0.25%引き上げ)利上げとなる感触を強く持っています。FRBからこれ(今回の利上げサイクルに関して最後)を示唆するような「コメント発信」があれば、米株は更に買い進まれることでしょう。万が一、7月FOMCで利上げ見送りともなれば爆買いです。
 一言で要約すると、市場参加者は「この種の論争に、飽き飽きしている」こと。そして、強弱入り混じった『最後の相場』と捉えていますので、「仕込みを急いでいる」と見ています。これが正しい行動か否か、これは今後の株価動向が明らかにしていきます・・・。

ハイテク企業の四半期決算期が到来・・・

 今週は、ネットフリックスやテスラなどハイテク大手の業績発表が本格的に始まります。市場スズメ達の間では「予想を上回る決算や楽観的な業績見通しが目立つ可能性が高い...」と見られています。しかし、そもそも、アナリストや企業の業績見込みが低すぎる傾向が多分にあるのです。

MYポートフォリオ

 保険のユナイテッドヘルス グループ(UNH)16株を売却しました。400ドル超の利益となったことで、残念ながらオサラバしました。日本円で1株6万円を超える値嵩株で、配当利回りは低率なので、貧乏投資家は長期間保有する銘柄ではありません。今後、適時、買い増しも出来ないので、利が乗ったところでバイバイです。


編集後記

 投資家達の焦った買いが急増している感じがしてなりません。人気の銘柄に買いが集中して、見捨てられた銘柄は売り対象となる。それも極端すぎる程、差異が出ている感じです。
 金利の引き上げ停止、利上げサイクルの終了機運が出始めているので、投資家の心中に高揚感が高まっていることは十分理解できますが、これ自体が『単なる噂、安易な見込み』である可能性もあるからです。
 天邪鬼な私など、このような時など、売れるものは少しでも売却しておくことが、「ベターな行動」と理解しちゃうので、大きく儲けそこなう...。困ったものです。


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