米国株 -『正しいものは美しい』

米国市場で「フルインベスト投資」を目指します。

7/19 米株は「ホップ・ステップ・ジャンプ」の3段跳び...

 7月12日に発表された「6月の米消費者物価指数(CPI)」、同月13日に発表された「6月の米卸売物価指数(PPI)」が米インフレ鎮静化の道筋を示したと捉えられたことが【ホップ】です。
 これまでに発表された第2四半期(23年4~6月期)決算では市場予想を上回る内容が相次いでいることが【ステップ】です。
 3弾跳びの第2段階までは順調に歩んでいるので、米国株は大きく伸張、長期金利が低下、ドル為替もジリジリと主要通貨に対して安値に向かっています。


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7月25-26日に開催予定の第5回FOMCが最後の関門・・・

 では、最後の【ジャンプ】は何かと云うと、7月25-26日に開催が予定されている第5回FOMCにおいて『金利引き上げ終息を示唆するFRBからのコメント』です。ここでは、織り込み済みの0.25%の利上げに関しては、「実施の有無は問題にならない」でしょう。要は、今回の利上げサイクルの終了を示唆するか否かです。

3段跳びが完結すると、米株は上昇に向けて大きく放たれる・・・

 見事、「ホップ・ステップ・ジャンプ」の3段跳びが不安定ながらも成し遂げられたと、投資家が受け取ったなら、米株は上昇に向けて更に大きく放たれることになります。
 一気にドル安へ向かい、輸入物価を押し上げるデメリットを物ともせず、米株投資家は「多国籍企業の収益増加に目を向けさせて、盛んに煽る」ことでしょう。3大株価指数上昇に向けて、大手テック企業が牽引することになります。


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夢心地の陶酔の中、株価は何処まで上るのか?

 この結果が判明するまで、おおよそ1週間程度です。その間は、大手情報誌も株買いを盛んに煽ることでしょう。但し、最後の【ジャンプ】が不発に終わった場合、ファールとなって「記録なし」になります。予測できな程の強い巻き戻しが現われると見ています。

7月19日のトピックス

  • ダウ工業株30種平均は7日続伸、前日比366ドル58セント(1.1%)高の3万4951ドル93セントで終えました。これは、2022年4月以来、1年3カ月ぶりの高値です。
  • ナスダック総合株価指数も続伸。前日比108.693ポイント(0.8%)高の1万4353.642で終了しています。こちらも、昨年4月以来の高値です。
  • S&P500種株価指数も続伸して、前日比32.19ポイント(0.7%)高の4554.98で終えています。こちらは何と、1年3カ月ぶりの高値です。

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MYポートフォリオ

 船舶、タンカー銘柄を買い進めました。当たりはずれが高いですが、気になって仕方ないので・・・。好きな資源銘柄とタバコ銘柄は、更に下落するまで暫しお預けです。


編集後記

 配当受領を目指す投資家以外、株買いは売却利益を得る手段のために行います。細かい理由は多々ありますが、概ね、この範疇に収まることでしょう。
 であれば、個別株やETFを問わず、今の株高にも拘わらず、日々買い進むという事は「更に高値で買う投資家が現われる」という判断が働いているからに他なりません。
 俗な表現で申し上げると、トランプの『ババ抜き』が行われているのです。株取引では「1枚のババ」とは限らず、「複数枚のババ」が潜んでいるのが通例ですから、最後までどれがババなのか判明しません。
 プレーヤー間にひとたび疑心暗鬼が生じると、収拾が付かない大混乱が訪れます。くれぐれも、最後の最後まで「売った、買った」遊びに興じることを避けて、サッサと観衆側に回りましょう。


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