米国株 -『正しいものは美しい』

米国市場で「フルインベスト投資」を目指します。

11/19 阿里巴巴(アリババ)ショックが市場を襲う・・・

 中国企業最大手の一つである阿里巴巴集団(アリババ グループ)の利益創出力への懸念が高まり、同社株式ADRがNY市場で派手に売り込まれ、株式市場全体が重ぐるしい展開で始まりました。しかし、このような時は「GAFAMやハイテク銘柄に資金を集めて跳ね除ける」のがNY市場の通例です。今回もご多分にもれず、アップル株が牽引して終盤には株価が回復、市場を支えた感じです。
 ナスダック総合指数とS&P500種は過去最高値を共に更新しています。なお、2021年8~10月期決算が芳しくなかったネットワーク機器のシスコシステムズは、大きく売り込まれてダウ平均値を押し下げました。


11/19 3大株価指数

阿里巴巴集団(アリババ グループ)の決算内容

 中国の電子商取引(EC)最大手である阿里巴巴集団(アリババ グループ)が、18日に発表した2021年7~9月期決算は、売上高が前年同期比29%増の2006億元(約3兆6000億円)でしたが、最終(当期)利益が81%減の53億元と大きく落としています。共に、アナリスト予想に届かず、NY市場の寄り付き前の時間外取引から大きく売られる展開となりました。
 下図はアリババ株ADRの6カ月チャートです。NY市場の3大株価指数と対比させていますが、下落率が半端ないのが見て取れます。それだけ中国は自国資産を毀損していることになります。同社株は社内資金を中国共産党に抜かれるので、既に株価が大きく下がっているのです。株式用語で言うところの「織り込み済み」と考えています。


11/19 阿里巴巴集団(アリババ グループ)

ディフェンシブ銘柄への売りが継続

 平均株価の高値推移に懸念される材料が度々取り上げられ、大きな株価調整、市場の不安定化が叫ばれていますが、このような時に資金が集まり易い「ディフェンシブ銘柄」への売りが依然として止まりません。
 健康志向の雄である医薬品、生活に必要な通信や小売りなど、不況に強い銘柄が連日に亘って売り対象となっています。よって、これら銘柄の配当率が日々上昇、米国10年物債券と比べても「利回りで美味しい」銘柄が市場に現われてきています。まだまだ、Myポートフォリオで買い増しを続けますよ^ ^。


11/19 阿里巴巴集団(アリババ グループ)ショックが市場を襲う・・・

Myポートフォリオ時価等

 株式評価総額は$922,803.01ドル(円貨換算105,421,016円)、手許資金と合わせる$983,052.40ドル(円貨換算額112,303,906円)でした。株式評価損益額は前週末から▼1,651.40ドル減、前月末から$5,482.12ドル増、年始からみると$160,815.87ドル増の$187,279.44ドル(円貨換算額21,394,803円)で終了となりました。
 ポートフォリオ内のETF構成比率は84.11%と若干上昇、為替相場(円/ドル)は、114.24円/ドルと幾分円安に振れました。


11/19 Myポートフォリオ時価等

本日の取り引き状況

 市場開始前のアリババ株の株価動向から、何か「きな臭い」動きを察知しました。3大株価指数の先物値は、寄り付き前からプラス圏を維持していました。これをそのまま信じる私ではないので、意を決して前日までに買い集めた個別銘柄を「寄り付き値で売却する」ことに決定。
 これが雪崩に巻き込まれることなく、結果的には良となり、ポートフォリオ内の平均買値を引き下げることに寄与したのです。売却した銘柄が終盤に入り大きく値を崩したので、少い株数ですが、ビザ株やマスターカード株等クレジット銘柄の買戻しを行いました。今回のようにツボにハマることは滅多にありません( ´△`)。


11/19 本日の取り引き状況

寄り付き売却

 平均株価が経過時間と共に「下げる」と考えた時は、寄り付き値で売却する方が比較的高値で売り抜けやすいです。今回、全て利確売却できました。
 なお、クレディ スイス グループ ADRは、アナリスト評価が下がり続けていることもあり、ここで一旦利確売却して、更に安値となった時に買い戻すことにしました。

  1. クレディ スイス グループ ADR CS 売却数720株、売却単価額10.13ドル
  2. MA マスターカード A MA 売却数10株、売却単価額360.73ドル
  3. PYPL ペイパル ホールディングス PYPL 売却数10株、売却単価額207.06ドル
  4. V ビザ A V 売却数58株、売却単価額206.89ドル

新規購入

 アリババ株騒動に参戦して51株を保有しました。リスクを抱えた投資の最たるものとなります。今や景気敏感業界の代名詞となった「クレジット業界」ですが、主たる企業すべてに手を伸ばしました。今回は、ビザ株の保有数を抑え、マスターカード株を増やしています。更に、お気に入り銘柄の「シスコ システムズ株」が10%安まで売られていたので、44株を購入しています。

  1. アメリカン エキスプレス AXP 3株
  2. 阿里巴巴集団(アリババ グループ)ADR BABA 51株
  3. シスコ システムズ CSCO 44株
  4. ディスカバー ファイナンシャル サービス DFS 3株
  5. MA マスターカード A MA 8株
  6. PYPL ペイパル ホールディングス PYPL 4株
  7. V ビザ A V 3株

追加購入

 ここ数日間、買い増し銘柄の変更はありません。連日、大きく株価が下げているので『数時間に亘る買い下がり』を行っています。特に、ベライゾン株とたばこ銘柄には期待大です。

  1. アルトリア グループ MO 44株
  2. フィリップ モリス インターナショナル PM 34株
  3. AT&T T 22株
  4. ベライゾン コミュニケーションズ VZ 78株
  5. エネルギーセレクト SPDR ETF XLE 45株
  6. 金融セレクト セクター SPDR ETF XLF 31株

Myポートフォリオ構成比率分析グラフ

 今の不安定な市場は一時的なものが、大きな瓦解の前触れなのかを十分に見極めたいと思います。何か、底辺で動いているのではないかな、それに気づかないだけなのでは? 残念ながら、今の段階では十分に理解できていません。


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