米国株 -『正しいものは美しい』

米国市場で「フルインベスト投資」を目指します。

6/29 続 : 新型コロナショック(2020年3月)の振り返り-2

 何故、ダウ平均が3/23までは下落を繰り返し、この日以降、株価上昇に拍車を掛けたのかを眺めていきます。素人考えなので『独断』の範疇と割り切ってご覧下さい。全て藪の中の動きですが...。

2020年3月23日までの株価下落に行き過ぎがあった

 今もあの時も、株式市場で取り引き指示を出しているのはコンピュータが主体です。機関投資家などはアルゴリズム(与野党間の対立、政府要人の発言や含まれるフレーズ、発表数値etc...)を組み込んで眺めているだけです。NY州の裏側に住んでいるなら、寝ているかもしれません。その結果、ズルズルと値が下がりし過ぎ、3/24以降、コンピュータ主導の売買を一時停止したので、株価が安定・上昇したものと推測されます。
 もちろん、コールやブットオプション取り引きの受け手がヘッジ売買を行った結果、株価下落に拍車が掛かったことも一因と推測されますが、これらも全て闇に紛れてしまい、推測するだけです。

同年3月31日(火) ダウ平均は21,917.16ドルまで回復

 月末特有の『化粧相場』の色合いが強いですが、2万2千ドル付近まで戻しています。
 今でこそ、第三者的に眺められますが、3/23と3/31ではポートフォリオ保有銘柄に変動がないので、如何に買い増しを実行すべきなのか、苦しいながらもかなり腐心していたものと思われます。
 しかし、執拗に「原油銘柄」の買い増しを行っています。間違ってはいないですが、限りある資金ですから、結論として、買い増しはETFに特化すべきでした。


2020年3月31日(火) ダウ平均は21,917.16ドルまで回復


 以降、株価の底打ちを確信して、資金投下を米国株、特にETFへ行っていくことにしました。米国株へ振り向ける資金は、日本株の売却資金を充当しました。これをもって、日本株からの全面撤退を決めたのです。

NY市場のサーキットブレーカー

 NY市場にダウ平均株価のサーキットブレーカーが発動されると、『発注済みで未成約の売買注文は「取り消し」になります』のメッセージが証券会社のWEB上で表示されました。
 サーキットブレーカー解除後、解除メッセージが表示されましたが、直ちに「取り消し」処理が行われず、発注にかかるドル資金拘束が解かれるまで大分と待たされた記憶があります。潤沢に資金がない状態だったので、再発注ができずにイライラしました。
 また、取り消しとなる筈の未成約の売買注文が効力を保っていて、終わってみれば「成約」になっていたこともありました。ホント、よく分からないシステムでした。

 米国市場のサーキットブレーカーは、ある銘柄の株価が5分間で10%以上急落した際に発動され、その銘柄の取引が5分間停止されます。

 また、NYダウ平均株価の場合は、10%、20%、30%の暴落が起きた時、全銘柄の取引が30分、60分、120分間停止されます。