米国株 -『正しいものは美しい』

米国市場で「フルインベスト投資」を目指します。

6/22 NY市場、一旦は戻す展開をみせるが...

 今日の米国株式市場は3連休明けの初日でしたが、辛うじて反発を示し、「ズルズル下落」一旦はを止めた感じです。以前から取り引きしている投資家にとって、今やどの銘柄の株価でも【格安へ模様替え】になっているので、ここは手持ち資金を掻き集めて【株式買いで応えた】とみていますが、先行きの株安傾向は何ら変わりませんので、調子こくと足元をすくわれます。これからも、月々に金利が引き上げられるからです。

煎じ詰めれば、株価上昇マグマを見せられた時は傍観が基本...

 私だって、円安為替が反転して円高になっていれば「新規の円資金を米国市場へ投下」しているかもしれません。

  •  2022年の投資方針で新規資金を投下しないという掟を定めたこと。
  1. 新規資金を米国株式の購入へ投下しない
  2. 新規資金に「配当等の再投資は含まない」
  3. 新規資金に「税の還付金は含まない」
  4. 新規資金に「保有株の売却金は含まない」
  5. 配当金、分配金の受け取りに重点を置く。
  •  現下のドル/円為替では、流石に「円→ドル」へ転換し難いこと。

 以上の理由で「現在、唯々傍観するのみ」にしています。

しかし、7月も「0.75%の金利引き上げ」が予定されている...

 次月(7月)も引き続き、0.75%の金利引き上げが予定されていることが、何事においても【米国株式市場の元凶】です。物価抑制に執念を見せるバイデン政権・民主党ですから、次月も100%引き上げる事でしょう。秋の選挙が掛かっていますから・・・。

この世は、何事にも裏も表もあり、見方もそれぞれ異なる...

 しかし、見方を変えると米国株式市場にはバラ色の未来が訪れます。それは、「金利を引き上げると、金利引き下げの原資が増える」という『瓢箪から駒の理論』なのです。何事も『下げるためには、一旦引き上げなければならない』ですから、金利を引き上げれば引き上げる程、引き下げる原資が増えるという理屈です。
 すると、いつの日か金利引き下げ議論が活発化して【株価が上昇】すること間違いありません。要は『引き下げ議論の開始、端緒はいつなのか?』なのです。

今や、30年物住宅ローン金利が6%を超える...

 米国社会で30年物住宅ローン金利が、6%台を超えて来ていることが最大の難所です。変動金利とはいえ、前年同月のローン金利と比べて2倍近くの金利差を目の前で見せられると、一般人は躊躇するのが当然です。

  • 今買わないと、更に物件価格、ローン金利が上昇する恐怖感
  • 今買わないと、税の繰り延べ措置期限の恐怖感
  • 今買わないと、保有株式の時価総額減少の恐怖感
  • 今買わないと、保有不動産の借り換え需要減退と評価額減少の恐怖感

 これら【恐怖感】がどれ程、米国市民の背中を押すかに掛かっていますが、一時的にでも不動産購入を見合わせるのが普通でしょう。万一、突き進めば、それは冒険野郎の仲間入りです。が、しかし、今朝の日経新聞には真逆な記事が掲載されています。興味のある方は一読してみて下さい。

(中略)全米不動産協会(NAR)のまとめた5月の中古住宅販売件数は前月比3.4%減と4カ月連続で減少。住宅ローン金利の急上昇に伴う需要の冷え込みが顕著で、米連邦準備理事会(FRB)の金融引き締めの影響が現時点で最も表れている分野といえる。

 ところが、需要減に時間差で反応するはずの物件価格はまだ高騰を続けている。中古住宅の販売価格(中央値)は40万7600ドル(5500万円)と1年前から14.8%上がり、初めて40万ドルを超えた。特にフロリダ州のマイアミやオーランドなどの値上がりが目立ち、米南部の物件の上昇率は2割を超える。

 「ニューヨーク近郊の州では週末に戸建て物件の見学会を開けば待機する車が列をなし、翌週月曜には最も高いオファーを出した人が落札する状況。売り手の提示価格より高く売れることも珍しくない」。ニューヨークの不動産業者からはこんな話も聞こえてくる。

 人手や資材の不足で市場に出回る物件が少なくなる供給制約の長期化や、一部地域での根強い需要が、住宅価格全体を高止まりさせる構図が浮かぶ。

 住宅価格の高騰で持ち家の取得を断念した人が賃貸市場に流れるなか、家賃の上昇も続き、物価全体を押し上げる一因になっている。(2022年6月22日 6:37)

6月22日のトピック

 ダウ工業株30種平均は3営業日ぶりに反発し、前営業日の17日に比べて641ドル47セント(2.1%)高の3万0530ドル25セントで終了しています。終値で3万ドル台を回復したのは15日以来です。
 前週までの2週間で3000ドルあまり下げていたので、ある面、至極当然の成り行きでした。なお、ナスダック総合株価指数は続伸し、前営業日と比べて270.952ポイント(2.5%)高の1万1069.302で終えています。


円安が進行、136円台が出現...

 円が対ドルで下落し、一時1ドル=136円台前半を付けました。136円台は1998年10月以来、約24年ぶりの水準です。日銀は金利を抑え込む姿勢を鮮明にしているので、日米金利差の拡大を材料にした円売りが続いています。
 更に、日本の貿易収支が悪化するとの観測も円売り・ドル買いにつながっていますし、政府の円買い・ドル売り介入は難しいとの見方が強まり、円売り安心感につながっている面もあります。言わば、四面楚歌の状態で、円安に向かって何でもありです。

MYポートフォリオ

 強烈な円安進行(前週末から1円78銭円安)とNY市場の一気上げのダブル効果で、評価額の増加が22,114.46ドル、円貨換算で4,696,875円と爆上げとなりました。


編集後記

『人のいく 裏に道あり 花の山』

 これを株式投資にあてはめると、次のような意味になります。他の人と同じことをしていても成功できないし、むしろ「逆のこと」「人がまだやってないこと」をした方が、勝てるという格言です。株式投資は他の人が群がる前に買っておいて、人気が出てきた時に売り抜けることができる人が勝利を掴むという意味です。人の逆を行くと言うより、人がまだやってない道こそが花の山です。
 米国株投資。これからまだまだ下がるコールが優勢ですが、次の記事がブルムバーグに掲載されていました。これが正しいなら、今の株価は『お宝』です。

反する意見

弱り目に祟り目


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