6/22【番外編】原油価格や原油銘柄の下落は、無視すべき...
昨今、WTI原油先物価格が軟調に推移しています。NY株式市場の原油銘柄や原油ETF価格も同様に下がりまくっています。しかし、こんなのは気にする必要はありません。現預金をたんまりと持っている方は買いに動くべきですが、資金の乏しい方や普通の方は、タダ静観しておればOKです。
バイデン米大統領一人が奮闘中・・・
バイデン米大統領はガソリン価格押し下げに向け主要企業に圧力をかけています。そして、22日に連邦ガソリン税の一時停止を議会に呼びかける見通しです。こんなの副大統領の仕事ですが、彼女は一体、今何処に居て、何をしているのでしょうか?
- バイデン大統領、連邦ガソリン税を一時免除の方針…支持率低迷で価格抑制に躍起 : 読売新聞
- 米大統領、燃料税3か月停止を要請 インフレ対策も実現は不透明:AFPBB News
- 「今は戦時だ」 米バイデン大統領がガソリン税免除を議会に提案へ:朝日新聞
ヘッジファンドが歩調を合わせている・・・
バイデン大統領の渾身の一振りに連動して、金儲けに目敏いヘッジファンドが渾身の【空売りで応えて】いるだけです。裏側で情報を交換し合い、ひっそりと通じ合っているかもしれませんよ。
なお、先物売りは清算期限が決められているので、長続きするはずもなく、最大期限として「秋頃」には原油価格が急騰するとみています。そもそも、極寒の国ロシアは、思う程簡単には白旗を上げない...。
更に、リテール(非プロ)投資家も続く・・・
ブルームバークの記事によると、米国のリテール投資家はオプション取引で更なる米国株の下落に賭けているようです。コロナ給付金で一躍有名になった【SNS投資家集団】もこれらに入ります。彼ら・彼女らは日和見主義ですが、マネーを獲得して悦に入ることを目的としていて、一堂に集まればバッタの如く手強い連中です。
原油先物市場の雀談
原油市場に巣くう雀たちは、「ガソリン価格高騰を抑えようとする試みが所期の効果を上げつつある。ただ、この条件反射的な反応が時の試練に耐えられる保証は一切ない」とし、夏の需要急増が予想されると述べていますが、さてさて、どうなるものやら・・・。
編集後記
今夜のNY株式市場でも原油関連銘柄は売り一色となるでしょう。しかし、『気にしない、気にしない』ことです。近い将来、地下資源の採掘を専業とする企業が再び力を持ちます。何故なら、汗水たらして地球を彫刻する土方がいないと、いつの世も社会が成り立たないからです。これが世の常です。
- 石油市場の需給逼迫、数年続く=米エクソンCEO | ロイター
- シェブロンCEOがバイデン氏に反論、燃料高騰巡り「手法変更を」 | ロイター
- 米石油精製能力、21年は2年連続で減少 製油所閉鎖響く | ロイター
- 独の石炭火力発電再稼働と仏原発の不調、欧州は深刻なエネルギー危機に陥る | Forbes JAPAN(フォーブス ジャパン)
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