米国株 -『正しいものは美しい』

米国市場で「フルインベスト投資」を目指します。

5/5 1ドル=133円台へ急騰、米株は『売り』より『買い』...

 今日も、銀行や保険銘柄が「これ以上ない位に...」売られています。融資先企業への取り立て不安ではなく、「預金引き出し」や「保有債券の時価評価損」による銀行経営に対する不安への株売りです。そして、これらに曳きづり込まれるように「周辺銘柄への株売り」がみられるので、133円台の円高と併せて絶好の米国買いタイミングが現われています。

いずれは、「株価戻し」が行われる...

 貴方・貴女の銘柄への目利きさえ良ければ、ものの1年程度で中古マンション購入への手助け程度の利益額に化けることでしょう。何故なら、いずれにしても、これら銘柄は当局側の庇護を受けながら、銀行資本を更に厚くして、現株価の2倍~3倍程度へ向かって「株価戻し」がゆったりと行われるのです。投資家へ配当金を支払いながら...。
 但し、投資家の目利きが狂うと『株価がゼロとなる破綻』が待ち構えています。だから、株価が安値に沈んでいるのです。


5/5 1ドル=133円台へ急騰、米株は『売り』より『買い』...

せっかくの機会、『もったいない』気がして...

 これには「少々の勇気」と「相応の資本(お金)」、そして「鋼のような意思と忍耐力」が必要になることは言うまでもありません。ハードルが高いですが、ナカナカ遭遇するチャンスがないのも事実ですし、株式投資は、再現性がないギャンブルとは異なるので、見逃すのは『もったいない』気もして・・・。

千載一遇に賭けるには「若さ」が必要?

 なお、私自身はこのような「千載一遇に賭ける年齢を既に超えてしまっている」ので、ジャブ程度の範囲に留めています。煽る気は毛頭ありませんが、「長期投資という名ばかりの幻想」に飽き飽きしている方へ、少しばかりのアドバイスをさせていただきました。

5月5日のトピックス

 ダウ工業株30種平均は4日連続で下落、前日比286ドル50セント(0.9%)安の3万3127ドル74セントで終えました。ナスダック総合株価指数も4日続落。前日比58.930ポイント(0.5%)安の1万1966.398で終えています。


根拠に乏しい「悪評」から、投資家心理が悪化・・・

 米地銀の経営不安と際限のない悪評から、投資家心理が悪化しています。思いのほか、米連邦準備理事会(FRB)による金融引き締めが長期化しそうなコメントもあって、米景気が減速するとの観測も売り材料となりました。米株の再出発は次週からでしよう。

依然として、地銀株への売りが続く・・・

 3日夕刻、身売りや増資などを検討中と報じられた「パックウエスト・バンコープ」が5割安で終えました。そして、地方銀行の経営不透明感から他の地銀へも株売りが波及、「ウエスタン・アライアンス・バンコーポレーション」は24%、「ザイオンズ・バンコーポレーション」は12%下げています。
 特に、これら銘柄は、3月の株価急落後に安定株主が株を手放し、ヘッジファンドがしこたま仕入れているので、彼奴等が弄ぶ『御用達銘柄』に化けています。儲かると思えば、限界まで売買する腹積りですから、値動きがより激しくなります。
 ダウ平均の構成銘柄では、「ゴールドマン・サックス」や「JPモルガン・チェース」が売られていますが、付き合い程度の下落に止まっていて、特記する程ではありません。

パウエル氏がみせた「ちょっとしたタカ派姿勢」を強調する市場スズメ達

 FRBは、3日発表した米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明で「利上げ打ち止めの可能性を示唆」しました。市場ではこれを大きく評価したのですが、パウエル議長がその後の会見で示した姿勢に市場から疑問符がついて、昨日の株価が終盤に急落した経緯があります。
 議長は「追加利上げの可能性を排除せず、インフレ懸念を背景に早期の利下げを否定した」のでした。これはこれで金融当局の責任者なら当然の姿勢なのですが、市場スズメ達は決して許さずに、「金融引き締め姿勢が長期化して、米景気を冷やす」との見方を強めています。今日も引き続きこの考えが重荷となったようです。

ドル・円が133円台に急騰! 但し、日銀は金融緩和を止めない...

 ゼロ金利の「円貨」を保有したいという前向きな「円買い」ではなく、株売り + 米長期債券の利回り低下(債券買い)による「日米金利差の縮小からの円買い」となっただけです。
 よって、暫くすると反転、米債券価格の上昇(債券売り)が続けば、1ドル140円台に向かって進んで行くことでしょう。何故なら、当分の間、日銀新総裁が「日本の利上げを捨て去った」からです。
 今回の米FOMCで米国の利上げが天井を見せ始めたことも、今や日銀総裁の背中を強く押しています。世界の金融市場では『無期限の金融緩和を目指す日銀』が格好の研究テーマとなっている程です。

MYポートフォリオ

 終盤頃、値下がり銘柄に対して「多少の買い」を広範囲に入れました。「OGN オルガノン」と「TROX トロノックス ホールディングス A」銘柄の買戻しを新規に行いました。


編集後記

 超短期間で1ドル137円台から133円台へ「ドル・円為替が変動」すると段取りが大きく狂います。そして、このような大激震は、決まって「ゴールデンウィークや年末年始」の長期休暇の時に発生するのです。
 山本リンダさんじゃないですが、欧米亜人からの『狙いうち』です。他人様の芝生に「勝手に入り込むんじゃねえ」と叫びたいです。


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そろそろ、日本の一斉長期休暇は止めるべき・・・

 世界の中の日本のポジションなので、そろそろ一斉長期休暇(為替、株式市場の休場)は止めるべきだと考えています。巷で危険視されている「擁壁の土留め」ではないですが、抑える術が乏しなり、好き勝手に「いじられる」からです。
 海外の投機家が仕掛けた罠に何も対策を講じることなく休み続けていると、1億の国民が受けるデメリットがバカに出来ない程大きくなって、時既に遅くなります。


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