米国株 -『正しいものは美しい』

米国市場で「フルインベスト投資」を目指します。

9/14 押し目買い意欲は、依然「口を開けて待っている」...

 いつもながら申し上げるのは、今回の株価下落が従来の傾向と異なる点は、次のようなものです。

  1. 基軸通貨ドルの信認が崩れていない事。むしろ他通貨と比べて強過ぎることです。
  2. 米国経済が好調過ぎる事。雇用情勢は、求人が2倍比で職探しを上回っています。
  3. 上記の2項目に併せる形で、物価上昇が1年近く続き、経済の拡大が収まる兆候が見られないことです。

 活況な経済情勢を放置するのは、制御不能となって危険すぎるので、金融当局(FRB)は景気の過熱感を冷ます必要性に迫られ、市中金利の引き上げを逐次始めました。しかし、その効果の程が、未だ市況からデータ的に読み取れないのです。


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すがったのは、13日発表の8月の米消費者物価指数(CPI)...

 市場関係者が特に着目したのは、13日発表の「8月の米消費者物価指数(CPI)」でした。8月の単独データで落ち着き始めた兆候を数字的に掴めるなら『良し』、前年同月比や前月比との対比で効果の程を掴めるなら『更に良し』。
 期待に胸を膨らませて待ち望んでいたのですが、「物価の強い上昇力を再確認するだけ」の結果となってしまったのです。このことが、今回の米国株下落の主因です。

何処まで、株価調整(株価下落)を引きずるのかを見渡せない...

 今回の株価調整(株売り、株価下落)はどの付近まで下がると市場が落ち着くのか、さっぱりと見通せません。私などは、今の米国株の株価でも、何も問題ないと考えている一人です。更に発展・拡大する優良銘柄にとっては、現行株価でもOKなのです。

欧米は『ガッチリ買いましょう』的に、儲け一辺倒主義...

 欧米は何かにつけても謙虚さが足りず、『ガッチリ買いましょう』的に儲け一辺倒の面が強くて、金利負担分を少々の引き上げても、直ぐに販売価格に上乗せしてしまい、データ的に抑制効果が出難いのです。

このまま年末年始まで、突き進む可能性もある?...

 昨今、「しつこいインフレを強く抑圧する為、最大効果の見込める利上げを行う」とFRB理事達は発言し続けていました。よって、このまま素直に受け取っている投資家なら、13日朝方に発表された「8月の米消費者物価指数(CPI)」の数値は、十分予想されたものであって、悪化を示すものでは決してなかったのです。
 9月、11月と利上げが続くのは必然です。嬉しい悲鳴ですが、このまま、年末年始の経済活況が利上げの最中であっても、維持されるやも知れません。

MYポートフォリオ

 寄り付き後から株価下落を想定していたので、下準備OKな状態でした。それはそれで成功したのですが、ここまで株式を売却しなきゃならない程に悪いデータであったのか、甚だ疑問です。

年間の「配当金+分配金」見込み額が、7万7千5百ドルを超える...

 再投資や剰余金による新規投資が重なったことで、12カ月間の「配当金+分配金」見込み額が、7万7千5百ドルを超えるところまで成長しました。また、ドル/円の円安効果がフル回転して、円換算額としては1120万円超まで膨れ上がっています(再投資に回しているので、課税対象額としての認識のみ)。

  • 配当等の年間見込み額 $77,501.59
  • 配当等の年間見込み額(円) 11,204,870円
  • 〃月額見込み額(税引き) $4,520.93
  • 〃月額見込み額(税引き、円) 653,617円

~9月13日の間、税引きの配当・分配の受領額は3万2千970ドル...

 今年の配当等受領済額(税引)が、 $32,969.68まで拡大しています。再投資を続けているので、複利効果が働いて拡大傾向が強まっています。

バークシャー株、グーグル株を「標準株価の銘柄」として購入...

 バークシャー株とグーグル株は共に「無配株」です。よって、ポートフォリオ的には相いれない2銘柄なのですが、標準株価の銘柄としてこの2銘柄を捉えているので、「米国株価指数の位置付」として保有を決めました。グーグルは分割されて買い易くなったことも背中を押しました。


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編集後記

 14日朝方の東京市場、中国市場、韓国市場の株価動向も気になります。日本株でお気に入り銘柄もあるので、円安の今、再び買いに入るやも知れません。「十分に値下がったならば...」の条件次第ですが・・・。やはり、年内はインバウンド絡みが狙い目でしょうかね?推理を楽しむ範疇に留めます。

ドル転した投資資金、全て使い切ってしまった...

 貯めるのは時間が必要ですが、使い切るのは何て早いものでしょう。下記の虎の子資金も「あっという間」に米国市場へ吸い込まれ、消えてなくなってしまいました。


弱り目に祟り目

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