米国株 -『正しいものは美しい』

米国市場で「フルインベスト投資」を目指します。

9/20 中立ポジションで20・21日のFOMC会合を迎え撃つ...

 喧々諤々の議論の末に、9月20・21日のFOMC会合を迎えることになりました。私などは、手持ちの保有資産を米ドルに換えて、米国株へ投資を行っているだけで、それ以上でも、それ以下でもありません。

企業を支配するのは、株主であることを再確認...

 投資と云う長い道のりの中で「借入者や貸出者」に影響を与える「金利や利息」の上げ幅が0.75%で決着しようが、1.0%になろうが、個人投資家は自らの資本を企業が発行する株券に換えている限り、影響を受けることが最も少ないのです。企業を支配するのは株主なのですから・・・。

企業は、インフレや金利高に対する防御を講じる習性がある...

 企業は、インフレや金利高といった「自らに不利な事象」に対して、すぐさま防御対策を講じる習性があります。多国籍企業は、インフレや金利高の影響をモロに受けることはありません。
 諸物価高騰になったとしても、企業規模拡大で難なく乗り切ってしまうことでしょう。少しでも経済史を遡れば、その通りになっているのが判ります。企業存続の瀬戸際まで、追い詰められることなどありません。逆に、零細な個人の方が、追い詰められるのです。

古今東西、資金の借り手は企業であり、貸し手は個人である...

 ガタガタと騒ぎ立てるのは、企業というものが諸事業を起こし、既存事業を継続して、拡大・維持するのにどれほど『借入金』に頼っているか、を明らかにしているようです。そして、いつの時代でも、どの国においても、資金の借り手は常に企業であり、貸し手は常に個人であることを証明しているか如くです。


エリザベス女王の国葬

 19日のエリザベス英女王の国葬では、ひつぎに近い最前列に、チャールズ国王ら親族が着席したことが英BBCの映像で確認されます。この後ろに、英連邦でチャールズ国王を国家元首とする英国以外の14か国の総督や首脳らの座席が続きました。
 ひつぎを挟んで向かい側には各国王室からの参列者が座り、天皇、皇后両陛下は6列目に着席され、隣はマレーシアのアブドゥラ国王でした。天皇、皇后両陛下がノーマスクであったこと、日本の報道機関は執拗に取り上げていましたが・・・。


若き日のエリザベス女王

若き日のエリザベス女王

エリザベス英女王と昭和天皇

9月20日のトピックス

 ダウ工業株30種平均は3営業日ぶりに反発、前週末比197ドル26セント(0.6%)高の3万1019ドル68セントで終えています。ナスダック総合株価指数も3営業日ぶりに反発、前週末比86.616ポイント(0.8%)高の1万1535.020で終了しています。



 米連邦準備理事会(FRB)が金融引き締めを長期化するとの見方から米長期金利が一時、11年ぶりの高水準を付け、嫌気する売りが先行したものの、売り一巡後は前週に大幅下落した反動で短期的な戻りを見込む買いが優勢となり、ダウ平均は上昇に転じています。

10年物国債利回りが、前週末比0.06%高い「3.51%」に上昇...

 6月に付けた今年の最高である3.49%を上回り、2011年4月以来の高水準の利回りとなりました。外堀は徐々に埋まりつつありますが、21日のFOMC会合終了後には、目指す金利指向先が4%に言及する可能性が高いので、『株安・債券安・ドル高』が見られる事でしょう。どこまで、いつまで続くのか、定かではないですが、スウィング的に左右、上下に振れることでしょう。

レバレッジの逆襲が始まった…

 損失をヘッジするどころか、逆に締め殺される寸前まで来ているのが、次の記事にあるようにインフラ大手の欧州電力企業です。効率性を求める続けた挙げ句に、想定外の金融から締め上げを食らって頓死寸前なのです。
 有権者、利用者に莫大な費用転換をせざる得ない状況です。まぁ、解け合いで解決となるでしょうが、これはもめます…!

MYポートフォリオ

 9月16日が米国株オプション清算日であったので、これを基にしたETFの9月分配金が決定しました。そして、今後12カ月先までの配当金・分配金の見込み額の見直しを行ったところ、直近の好調さを反映する運びとなりました。次は、前週末との対比です。


・配当等の年間見込み額 $78,478.67 +$361.79
・配当等の年間見込み額(円) 11,241,912円 +75,886円
・〃月額見込み額(税引き) $4,577.92  +$21.10
・〃月額見込み額(税引き、円) 655,778円  +4,427円


9/20 中立ポジションで20・21日のFOMC会合を迎え撃つ...2

9/20 中立ポジションで20・21日のFOMC会合を迎え撃つ...3

9/20 中立ポジションで20・21日のFOMC会合を迎え撃つ...4

編集後記

 今週、日本では月曜日と金曜日が祝日で株取り引きが休場です。そして、この3連休が終わると、10月突入の秋本番を迎えます。今年最後の四半期の開始です。欧州のエネルギー問題も冬に向かって進展があるのか否か、原油価格の低迷が続くのか否か、抱える諸問題の解決がなるのか、インフレ亢進・金利引き上げ・ドル高が引き続き進むのか、興味尽きない所です。

弱り目に祟り目

この記事の中で、次の箇所が気になりました。紹介だけします。

 キャセイ・パシフィックは、インフレや中国の新型コロナ規制の影響で今年の貨物のピーク需要期が昨年を下回る可能性を警告した。フランスの物流企業「CMA CGM」は個人消費低迷が物流需要や運賃を抑えていると指摘した。

 クリスマス休暇は通常、発売されたばかりのスマートフォンや玩具、衣類をアジアの工場から欧米へ運ぶ航空貨物や荷主の書き入れ時だ。

 しかし、米会員制倉庫型ストアのコストコ・ホールセールや米百貨店メーシーズなどの欧米小売業の棚では売れ残りの商品があふれており、需要を見誤ったとしてより慎重に補充する可能性が高いことを示唆した。


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