米国株 -『正しいものは美しい』

米国市場で「フルインベスト投資」を目指します。

4/22 GAFAM銘柄の市場・株価牽引が際立つ米国市場...

 ダウ工業株30種平均は4日ぶりに小幅に反発、前日比22ドル34セント(0.1%)高の3万3808ドル96セントで終えています。ナスダック総合株価指数も小幅に反発。前日比12.898ポイント(0.1%)高の1万2072.456で終えています。



 「2023年1~3月期決算を発表した日用品のプロクター・アンド・ギャンブル(P&G)が上昇、ダウ平均を下支えした。」とアナリスト談がありました。しかし、消費財の購入が堅調であってもなくても、米国経済へ多大な影響を与えることもなく、騒ぐほどのこともないと思います。P&Gは素晴らしい銘柄で資金の預入先には適していますが、配当率が低くて成長性も乏しく、貧乏者には無縁の代物と考えています。

主役は、次週の「大手ハイテク企業の決算発表」

 主役は、来週にやってくる(予定されている)「大手ハイテク企業の決算発表」です。巨大な時価総額のテック企業の四半期決算内容を見極めようと、投資家達は『仕込みをしこたま施しながら』静かに「その時」を待っています。

「GAFAM銘柄」あってこその米国市場・・・

 昨年秋以降、投資ファンドが所有率を大きく下げる程に売られ・低迷していた「GAFAM銘柄」ですが、年明け以降、ジリジリと回復し、特に「人工知能AI」騒動が活発化し始めると、再びテック企業への物色が強くなったのです。その甲斐もあって、3大株価指数の戻りが早く感じるほど出した。


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今週の市場を覆ったトピックス

  • 地銀を覆っていた「暗雲」がかなり晴れこと。地銀の第一四半期決算報告が落ち込んでいない事が判明して大分落ち着き始めたこと。
  • FRBが地銀破綻騒動への責めを希薄させるため、あっちこっちで「監督強化の狼煙」を上げ始めたこと。政府が介入すると「ロクな事がない」ので、先行き不安が強まっています。
  • 依然として、米国経済データが堅調な経済活動を示唆しているので、5月の利上げは概ね80%ほど市場が織り込み済みとなったこと。これだけに止まらず、6月の利上げまで想定し始めたことが挙げられます。
  • 利上げが想定されているにもかかわらず、10年物米国債券の先物利回りは低下傾向であって、FRBが目指す「4.75 - 5.00%」の金利推移にはなっていないこと。依然として、年内利上げを予想するアナリスト達が数多く存在すること。
  • 余剰資金が高利回りの「MMF」へ流れてはいるものの、一旦、地銀騒動が落ち着けば「MMF」からの引き出しが増加する傾向が認められること。MMFは一時的な預けれ入れであり、運用主体の投資商品では決してないこと。嘗て、日本で人気を博した「中期国債ファンド」も、いつの間にか無くなってしまったのと同様です。

MYポートフォリオ(今週を振り返って...)

 米国地銀の第一四半期決算報告が逐次公表されています。私が受ける印象では想定以上に良好だと感じていますが、これじゃ面白くなくて「売り」で応えたいのが投機筋の常です。素直に「買い」で応答するのは、ほんに珍しいことです。

米地銀の主要な株主構成比率は、この3月騒動で変わってしまった?

 年金などの公的機関は本年3月騒動で地銀株価の半端ない急落以降、スウェーデン年金基金のように売却・撤退で対応したところも多く、これを機に金融銘柄からしばらく手を引くことでしょう。となると、必然的に買い手は短期筋ファンドなどの相場荒し屋と個人投資家などですから、今回の決算報告が終了しても、地銀株は当分売られることになります。
 疑心暗鬼が湧き出る『我慢比べ』の始まりです。地銀株には、まだまだ『隠れた瑕疵が潜んでいる』かの素振りを匂わして、損切りで「売らせる」のが彼奴等の仕事ですから…。

自ポートフォリオでは、脇を広げて「買い」向かい中…

 よって、総じて売り基調の地銀銘柄に関して、Myポートフォリオで私は性懲りもなく『深追い』をスポット的に行っています。今週末で初期投資額が軽く1万2千ドル超え、次週には1万3千ドルの時価評価額も直ぐ間近に迫ってきました。しばらく、同様の対応で望む考えです^^。

地銀銘柄別時価評価額の全リスト(降順)

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銘柄別時価評価額の全リスト(降順)

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編集後記

 ナスダック総合が上昇したコメントを求められたアナリストが、「高級車種の値上げを発表した電気自動車のテスラ株が買われ、ナスダック総合株価指数の上昇に寄与した」と発したコメントに驚きました。何故なら昨日、車両値上げで時を稼ぐテスラ株が「けんもほろろに罵倒」されていたので・・・。所詮、適当にお茶を濁しているだけなのでしょう...。

・・・だから、お得なシロモノだ...

 『需給を巡る「ファンダメンタルズこそ」が価値を左右する。だから、私は自信を持っていられる。』投資会社ブラックストーンのジョナサン・グレイ社長兼最高執行責任者(COO)は、(逆説的な解釈で)投資に向き合うことが必要と力説しました。


投資会社ブラックストーンのジョナサン・グレイ社長兼最高執行責任者(COO)

引き締めがあるから、投資先の裾野が広がるのである...

 『商業用不動産投資の減退や、建設分野への融資引き締めに向かう明るい兆しがあり、それが長期的には(当社や投資家にとって)追い風になるはずだ。」とも指摘しました。
 更に、「既存のオーナーにとって一つの利点は、建設分野向け融資が厳しくなりつつあることだ新たな供給は減る見通しで、それは長期的にプラスと考えている。」と発言するなど、超富裕層相手の最高執行責任者(COO)は我々凡人と感性が異なります。

お金持ちの特性...

お金持ちの特性...1

お金持ちの特性...2

自宅不動産は、資産分類の何処に入れるのか?

 いつも思うことは、フルローンで組んだ自宅不動産は『資産』の何処に入るのか?です。売却して賃貸に移るにしても家賃が発生するので、『金喰い虫』となるは変わりません。
 米国と異なって、家と土地は消費財の部類に入るので、日本では万事休すです。まさか『負債』の部類に端から入れたりして…。遺産のない日本人として生まれたら、大きなハンデを負って生きなきゃならないのは辛い・・・。


では、土日連休をお楽しみ下さい。

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