米国株 -『正しいものは美しい』

米国市場で「フルインベスト投資」を目指します。

2021/8/23 - 8/27 週間の売買状況他

 右肩上がりであるNY市場の平均株価ですが、単に傍観するのではなく適時買い増しを行っています。株価のピークがいつ、どの時点なのかが分からない以上、止むを得ない事と割り切っています。


2021/8/23 - 8/27 週間の売買状況他

8/23 - 8/27 週間の売買状況

 今週は比較的おとなしい売買に終始しました。上図の左が週末金曜日の一日動向、右図が週間の動向です。

  • ポートフォリオ規則の『個別銘柄からETF銘柄へ』の基本姿勢は変わりません。
  • ポートフォリオ内の保有銘柄売却は「個別銘柄」のみです。その売却資金でETF追加購入を行っています。
  • 売却は、煙草銘柄のアルトリア株を35株、原油銘柄のエクソンモービル株を26株、週初めに売却しています。
  • ポートフォリオ内の構成比率が少なめの生活必需品セクターの「XLP」を38株、平均購入価格71ドル台で強く買い増ししています。
  • 週末には、公共企業セクターの「XLU」、ヘルスケアセクターの「XLV」を適時買い増ししています。XLVはホンに久し振りです。
  • 簿外管理のETFは、高配当銘柄のETFである「HDV」を10株、追加購入しています。
  • 枠外管理のETFは、シンガポール株のETFである「EWS」を40株、追加購入しています。香港なきあとの華僑資本を期待して買い増ししました。
  • 更に、ロボット企業のETFである「BOTZ」を5株、買い増ししました。株価が下がれば更なる買い増しを考えています。このETFにはキーエンス、SMC、オムロン、安川電機、ファナック、ダイフク等の日本株も組み込まれているので、間接的に日本株投資を行っていることになります。なお、米国株では、NVIDIAや手術ロボ「ダビンチ」のINTUITIVE SURGICAL INC(ISRG)がベスト10位内に組み込まれています。
  • GAFAM銘柄のETF価格は遥か彼方に飛んで行ってしまい、手を出し難い状況になりました。よって、GAFAM個別銘柄の売却を停止している状況です。
  • 個別銘柄の売却に関しては、この辺りで一旦休止して様子を伺いたいと考えています。GAFAM銘柄がもう一二歩上昇するなら、売却欲が湧いてくることでしょう。
  • しかし、ヘルスケア関連のETF価格は上がり過ぎと判断できるところまで上って来ています。今、価格的に最も興味あるETFは『枠外管理ETF群』です。

個別銘柄の保有状況

8/29 個別銘柄の保有状況

 7銘柄の個別株、評価額が依然として9万ドルを超えています。ホント、有り難いことです。何と言っても『配当率が4.7%』であることが頼もしいです。年間配当額が4千270ドルは低金利の世の中では金字塔の如く光り輝いています。

株価が下落した時、今後の対応

一応、考えを整理しておかないといけません。

  1. 買い増しを決行する
  2. 傍観する
  3. 売却してETFへ乗り換える
3通りの選択肢があります。
  1. GAFAMに関しては、「売却してETFへ乗り換える」を第一義として考えたいです。
  2. 原油銘柄に関しては、「売却してETFへ乗り換える」を第一義として考えたいです。
  3. 煙草銘柄に関しては、アルトリア株は「買い増しを決行」を第一義として考えますが、フィリップモリス株に関しては「傍観する」の立場を取りたいです。

株価が上昇した時、今後の対応

この場合も、考えを整理しておかないといけません。

  1. 買い増しを決行する
  2. 傍観する
  3. 売却してETFへ乗り換える
  4. 売却して手持ち現預金を厚めにする

4通りの選択肢があります。

  1. GAFAMに関しては、「傍観する」を第一義として考えたいです。
  2. 原油銘柄に関しては、「売却して手持ち現預金を厚めにする」を第一義として考えたいです。
  3. 煙草銘柄に関しては、「売却して手持ち現預金を厚めにする」を第一義として考えたいです。

結論は、株価が上昇すれば、個別銘柄の保有株数が減少する対応を取ることになります。

保有銘柄の増加に関して

今のところ、銘柄数を増やす対応は考えていません。

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