米国株 -『正しいものは美しい』

米国市場で「フルインベスト投資」を目指します。

6/24 米英のロシア封じ込みは、潰える運命か?

 米国株式市場の動向は、米国企業における今期・次期の企業業績の良し悪しを飛び越えてしまい、ロシア経済制裁のブーメラン被害に大きく左右される段階まで来ています。

今や、米国版シェールガス革命は死語に?・・・

 数年前、シェールガス革命で米国は中東に匹敵する程の原油・天然ガスの原産地とまで誉めそやされていましたが、何の何の、民主党の選挙公約で【雁字搦め】に自らを縛って、新たな開発も出来ずに、今や宝の持ち腐れ状態です。日々の株価動向などを論じていても、最近、疲れるだけになって来ています。

ガソリン価格高騰の裏側は、コンビナートの整備不足?・・・

 ガソリン価格高騰の裏側に至っては、石油製品コンビナートの整備不足と施設老朽化、更に規制絡みで米英国内生産がままならず、環境破壊の最たる石油製品など、噂によると中国・ロシアからこれらを輸入していたとの話までが舞い込んできています。【よしんば】、これが事実なら米英の怠慢、時の政権幹部は懲役刑ものです。

シミュレーションは完ぺきだった?・・・

 米英とも、ロシアへウクライナ侵攻を仄めかして、① 弾薬等の旧在庫を一掃したかった。② ロシア封じ込みで有権者のお追従を図った。③ 国内問題からマスコミ、有権者目線をウクライナへ向けさせたかった。等で連携を強化して、④ 【毛嫌い】しているロシア・プーチン大統領を失脚へ追い込む手筈であった。
 バイデン氏やジョンソン氏のシミュレーションはよく練られていたけど、何処かに【蟻の穴】があったようです。政治家の弱点はどの国でも『選挙』で、有権者の怒りも選挙結果に現われます。

唯一、宿敵ドイツ・フランスの抑え込みには成功・・・

 思惑どおり、ロシアの天然ガス拒絶絡みで宿敵ドイツ・フランス経済の抑え込みは成功、ここ10年は立ち直れずに悶々とする始末に追い込みました。しかし、米英ともにロシア排除による想定外の高インフレが自国・自政権を襲い、なりふり構わず国内法整備までを繰り出して、この難局を乗り切る覚悟を表明しています。【毒を食らわば皿まで】の心境なのでしょう。

結局、置いてきぼりの株式市場・・・

 詰まる所、自国の株式市場の行く末などは全くのお構いなし。いったんは大きく下げても止むを得ないとの考えです。逆に、この混乱期をチャンスに替えて、新興の富裕層潰しを画策している雰囲気すらあります。【同じ穴の狢】である彼らは、マスコミを使って一石四鳥ぐらいの効果を考えているやも知れません。コツコツ投資を実践して来られた投資家にとっては【いい面の皮】です。

6月24日のトピックス

 ダウ工業株30種平均は反発し、前日比194ドル23セント高の3万0677ドル36セントで終了しました。ダウ平均は月初から前日までに2500ドルほど下落しており、下げが大きかったハイテクや消費関連株に押し目買いが入った模様。ナスダック総合株価指数も反発、前日比179.113ポイント高の1万1232.193(速報値)で終えています。


景気を犠牲に、インフレ対策重視で・・・

 23日、FRBのパウエル議長が米下院金融サービス委員会で証言し、インフレ抑制に向け「無条件で取り組む」と述べ、景気を犠牲にしてでもインフレ対策を重視する姿勢を示しました。投資家心理が冷え切っています。

MYポートフォリオ

 ここ数日間、NY市場が閉まってからチェックするだけなので、睡眠時間を十分取れているので、頗る、体調が優れています。


編集後記

 7月10日投開票の日本参院選について、早くも情勢調査が「反自民の朝日新聞」の紙上を飾りました。

 現時点では、自民、公明の与党は改選過半数(63議席)に達し、非改選を含めた定数の過半数(125議席)を上回る勢い。選挙戦を左右する1人区で野党はふるわず、立憲民主が改選23議席を割り込む可能性がある一方、日本維新の会は改選6議席の倍増も視野に入る。

 自民、公明に、憲法改正に前向きな維新や国民民主を合わせると、改憲の国会発議に必要な3分の2(166議席)に迫る。

 何と、岸田首相、自公与党が勝利との報道です。朝日新聞がこのように掲載するぐらいですから、余程、有権者の反応が良いのでしよう。
 今回の国政選挙、「反自民の政策 = 野党の政策」の図式では、もはや有権者から爪はじきにされて、存在価値すら認められない事がハッキリします。今ここで、反自民の朝日新聞までが「そう」言うのなら、自民党の一人勝ちになるのでしょう。

日本国民は、岸田首相の無責任で詰む...

 『岸田文雄首相は、総裁選の時に「令和版所得倍増プラン」をぶち上げていた。ところが、首相に就任したら「倍増と言っても言葉通りではない」と言い出した。これは、はっきり言って国民に対する詐欺である。公約詐欺だ。』で始まる「岸田首相の公約違反」を論じた鈴木傾城氏のブログを紹介します。「所得倍増プラン」と「金融所得倍増プラン」は似て非なるものです

金融所得 × 倍増(2倍)= 金融所得倍増

 しかし、仮に金融所得がない人に、この公式を当てはめるとどうなるのかというと、このようになる。

0 × 2 = 0

 金融資産がなければ、当たり前だが金融所得もない。とすれば、ないものを2倍しても3倍しても答えは永遠にゼロである。どんなに大きな数字をかけても元がゼロならば何も得られないのだ。

 だからこそ、これは「貧困層切り捨て」につながる政策であると言われるのだ。

 ゼロに何を掛けてもゼロであること。改めて言われるとズッシリと心に響きました。

ふざけた野郎、ソフトバンクG孫社長・・・(13時20分追加)

 24日午前に開かれた「ソフトバンクグループ」の定時株主総会における孫社長の発言を掻い摘んでご紹介します。前後の脈絡が不明と仰る方は、定時株主総会の議事要旨をご覧ください。兎に角、相変わらず彼は【山師のふざけた野郎】です。馬鹿らしくて、いちいちコメントしませんが、これが株主に対する答弁とは…。


  • 「ソフトバンクグループの株価を長い目で見ろとはどのぐらいか」との質問に対し、孫社長は「何十年まで待つことはないが、分からない。5年、10年の単位で見れば、私はかなり自信がある」と述べた。
  • 株主に対し、ソフトバンクG株は上がったり下がったり激しく、「信用買いで買っている人は気を付けて」と述べた。
  • 普通の中小企業は馬であり、ユニコーンは羽の生えた馬。ユニコーンの3分の1ぐらいはビジョンファンドが株主」だと述べた。
  • ソフトバンクGは「情報革命の最先端企業だけの株を持つ」と強調し、情報革命が必ず来るとの信念について「一切迷っていない。創業来、一日も迷ったことがない」と述べた。
  • 地政学的リスクや金融引き締めなどがソフトバンクグループの企業価値を押し下げ、3兆円を超す「投資損失を計上した」と述べた。

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