米国株 -『正しいものは美しい』

米国市場で「フルインベスト投資」を目指します。

3/30 「半導体」が牽引し米株は続伸!医療関連が売られる...

 本日も恒例の「地銀売り」が、寄り付き後の1時間程は見られました。しかし、下がった分だけ下値をホイホイと拾われて、踏み上げを喰らう展開に…。売買出来高もそれほど増加せず、こりゃ売り方も意気消沈...。今日は早々と退散したようです。代表的な地銀銘柄「First Republic Bank (FRC)」の1日株価チャートを次に示します。


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First Republic Bank Careers

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ドイツ銀行も下値安定・・・

 「スイスの次はドイツを...」の掛け声で始まったヨーロッパ金融界への信用不安の拡大は、金融当局の押さえ込みで頓挫したようです。そもそも、ドイツ銀行の信用不安説は、既に賞味期限切れなので、これを再び持ち出すこと自体に無理があるでしょう。

デリバティブ問題は賞味期限切れ?

 ドイツ銀行が抱えるデリバティブ問題は2017年あたりから囁かれている根が深い問題で、一説によると「ドイツ銀行が抱えているデリバティブは75兆ドル(約10000兆円)以上・・・」とも噂されています。桁が電卓の許容範囲を超えています。
 この場合(ドイツ銀行破綻)、一蓮托生となるのは世界の金融機関だけではなく、一国や二国の国家財政も巻き込まれ、阿鼻叫喚の世界が現われのなたむめはやも知れません。まぁ、このような時は、事前に『解け合い(話し合い)』で解決するの一般的ですが・・・。
 この種の類は、放置プレイで期限切れのお流れにさせる以外に対策はありませんから、これからもドイツ銀行は『生かさず、殺さず』状態のまま、取り敢えず存続させるのです。

根強い「米国籍インテル」への信仰・・・

 投資家向けオンラインイベントで新製品の発売計画を明らかにした「半導体専業のインテル」が大幅高の株価で終えました。
 また、ダウ平均の構成銘柄ではないですが、同業のマイクロン・テクノロジーも決算発表(28日)と同時に示した業績見通しが、半導体市況の改善を示すとの期待感から買い進まれたようです。


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台湾積体電路製造(TSMC)

 台湾の著名な某半導体製造委託企業など「鯉の如く、程よい面の皮」で、「バフェット氏の保有銘柄株」としてデンと鎮守していたのも束の間。短期に売り抜けられたことで「評価がガタ落ち」となりました。バフェット氏に体よく売却された銘柄は、再び高騰した例が少なく、関係者が注目しているところです。

3月30日のトピックス

 ダウ工業株30種平均は反発、前日比323ドル35セント(1.0%)高の3万2717ドル60セントで終えました。3週間ぶりの高値です。ナスダック総合株価指数は3営業日ぶりに反発して、前日比210.155ポイント(1.8%)高の1万1926.236と、こちらも凡そ1カ月半ぶりの高値で終えました。


まさに、市況の「懸案事項が後退した局面」に遭遇したような・・・

 米欧の金融システムへの不安が一段と和らぎ、消費関連株や金融株などに買いが一気に入ったようです。米長期金利の上昇がひとまず一服したのも、高PER(株価収益率)のハイテク株買いを誘った感がします。このような市況解説は、毎回使い回しできる『定番解説』となります。
 まさに「この種の解析以外、資料は無し」になります。まぁ、何日持つのか?、何処まで上昇するのか?でしょうか...。このような日もありますよ。

MYポートフォリオ

 29日は日本株の権利取り最終日でしたから、保有する日本株の整理・売却を行いました。あくまで日本株はサブの位置付なので、長く経有することはありません。

医療保険の「UNH ユナイテッドヘルス グループ」

 値嵩株の「UNH ユナイテッドヘルス グループ」が伸び悩み、470ドル前後をウロウロしています。米国内で盤石な体制を敷いているので、業績的には安定感ピカ一ですが「これからの伸びシロ」に難があって、逃避先として活用されているぐらいです。今回、縁があって3株の購入、再び取り組み始めました。

地銀銘柄の取り組み

 市場の動揺は収まり、受ける印象としては「過去の出来事」になりつつあります。再び『ガツン』と不祥事が表面化しない限り、このままの推移で進むのではないでしょうか?大手銀行へ飛び火しないようですし...。

SCHW チャールズシュワブ

 売り方は、3400万件の証券口座を持つ「SCHW チャールズシュワブ」の不安説(290億ドル強程の債券評価損)を流布していますが、同社は満期までの保有を徹底するつもりで「実損は無い」との決意を固めていて、それだの信用と現預金を抱えていますから...。

何処の誰(企業)でも、裏に回れば、何をしているのか分からない...

 しかし、いずれの企業も「ひとたび裏に回れば」何をしているのか定かではありません。今まで我々は、この種の企業破産を数多く見て来ましたから...。『信頼を置いても、信用してはいけない』のです。投資を含めて、何事もほどほどにすべきです。

編集後記

 全国的に桜の開花が早まって、4月初旬の入学式、入社式まで残念ながらもたないようです。3月末ごろの退職には間に合いそうですが・・・。欧米と違って、この3月~4月にかけての退職、移動、入社、入学の各行事は、ニッポンらしく四季の季節感とマッチしていて大変気に入っています。
 ところで、First republic bankの画像をNETで探していたところ、頁頭に配置した「微笑む面々の写真」に出逢いました。米国社会らしく背筋を伸ばして着飾った好感持てるスナップショットです。男性はダークなスーツ姿、女性はスカート姿が暗黙の正装です。

何という失態・・・

 新規に創造する類のものではなく、同種のソフトウエアに似せて進化させればこと済む問題です。しかし、日本的な『断念』となった様子です。テック企業が誕生しないニッポンを地で示しただけで、世間の笑いもの。最初から、Googleに作成依頼すればよかったのに...。

 2019年、セブンイレブンが開発して公開したシステムを急遽停止、サービス廃止した事例を思い出しました。


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