米国株 -『正しいものは美しい』

米国市場で「フルインベスト投資」を目指します。

5/17 侵攻後で最高販売量、ロシア産原油の踏ん張り...

 国際エネルギー機関(IEA)が16日に公表した5月の石油市場リポートで、「ロシアにおける4月の石油輸出量がウクライナ侵攻後で最高になった」ことが判明しました。
 2022年12月に主要7カ国(G7)などが「ロシア産原油の取引価格に上限を設ける制裁を発動」しましたが、ロシアは原油輸出をアジア諸国へ振り替えたことでこれを凌ぎ、輸出量の増加につなげています。
 諸外国では、この制裁で「米国が最も利益を得る国」との認識で一致しているので、米国の意のままに動く国は少ないのです。


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「米英首脳」は、紛争終結までの責任がある...

 原油輸入国としては『安けりゃ、それで良し』という事なのでしょう。世界の認識では、ロシアとウクライナは「兄弟間の内輪もめ」との捉え方が主流ですから…。
 もちろん、バイデン政権の面目丸つぶれですが、そもそも仕向けたのは某政権の取り巻きなので、ロシアへ侵攻を仕掛けた「米英首脳」は、紛争終結まで安全に持って行く大きな責任があります。


5/17 侵攻後で最高販売量、ロシア産原油の踏ん張り...2

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インド、ロシア産石油に3割依存 欧米制裁で安く調達

 対中国として重宝されているインド、欧米も中国を捨て去って「インド」へ乗り換えたい腹積もりなんですが、ここインドも一筋縄でいかない国の一つです。安値のロシア産原油を輸入して自国内で精製、製品や半製品を先進国や共産国へ輸出する迄になっています。
 古くからの階層社会なので、いずれは欧米諸国と対立するは必定ですし、インド人のエリート層は重宝されていますが、民衆としては民意が低く、更に土地柄として生理的に合わないという人々が世界に多数存在します。


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MYポートフォリオ

 ついに、地銀融資の本丸と噂されている「不動産リート、不動産融資」に融資厳格化の影響が出始めて来たようです。今日、不動産リートの基準価格が大きく下落しています。「銀行融資の厳格化 = 不動産向け融資の蛇口が絞られる」ことに進みそうな雰囲気です。ブラックストーン株を売却・撤去して、不動産REITのETFへ特化しました。
 お気に入りタバコ銘柄である英国の「ブリティッシュ・アメリカン・インターナショナル(BTI)ADR」の買い増しを継続中です。安定した配当実績を引っ提げて、一株33ドル台は安値と見ていますが、さてさて…。


編集後記

 豊かな大地である(あった)ウクライナ。地球上で最も穀物栽培に適した気候の国土を有していた美しい国が、ズタズタに切り裂かれてしまいました。彼の地ウクライナは、今や地中に一体何が埋まっているのか、沈んでいるのか、隠されているのか、不安だらけの国になってしまったのです。

イラクに続く、ウクライナも「放射能汚染地域」となる恐れ...

 昨日、お伝えしたように「劣化ウラン弾」が、イギリス軍からウクライナ軍へ供与されてしまったら最後、対抗としてロシア側も使用しますから、ウクライナ国土が放射能に汚染されて使い物にならず、玉突き論理と漁夫の利で「穀物輸出で儲ける国」として、またしても米国へと繋がるのです。

日本は米国と一連托生…

 中国とインド、中東、アフリカ諸国は延々と続く食糧難で『ぐうの音』もでません。もちろん、日本も円安の真っただ中なので「高値で買わされてしまう」ことは自明の理ですが、米国に隷属している限り、欠乏することは世界情勢からしてないので安心です。
 ウクライナ侵攻・争乱が終わった後、食用穀物と飼育用穀物は、アメリカ一国の天下となっていることを我々は見せつけられることでしょう。このように考えると、将来的にどの国の通貨・株式を保有すべきなのか、自ずと判ると云えるでしょう^^。ウォーレン・バフェット氏は、あの時代に米国人として生を受けたことが、大成した礎なのです。


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