米国株 -『正しいものは美しい』

米国市場で「フルインベスト投資」を目指します。

6/6 値が上がった株価は、売られて下がる宿命にある...

 米国株式市場の代表指数である「ダウ工業株30種平均」は3営業日ぶりに反落、前週末比199ドル90セント(0.6%)安の3万3562ドル86セントで終えています。前週末、701ドル高と急伸した反動もあって、利益確定売りが広がった模様です。
 ナスダック総合株価指数も3営業日ぶりに反落。前週末比11.337ポイント(0.1%)安の1万3229.429で終えました。


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株式を持たざる恐怖、置いてきぼりの不安・・・

 目ざとく、一旦現金化したい方は沢山いらっしゃるので、然したる理由もなく「キッカケさえあれば、市況の株価はランダムに上下変動」します。しかし、株式を現金化すればする程に『株式を持たざる恐怖、置いてきぼりの不安』が投資家に強く迫り、再び米ドル紙幣を株式へと転換して行くのです。

アップル株が市況を牽引するも、「景況感指数」の悪化に押される・・・

 今日の市場では、アップル株が年次開発者会議「WWDC」が始まる前の勢いで、株価が上場来高値を更新しました。祭りの始まりを予感させるもので、【市況は株買い優勢】となりました。
 しかし、5月の米サプライマネジメント協会(ISM)非製造業景況感指数が50.3(前月から悪化。市場予想値52.3)と発表されるや、これを『キッカケ』に【市況は株売り優勢】にスタンスを変えたのです。

日々の株価に一喜一憂すると「身体が持たない」・・・

 個人投資家である定義は「自前のマネーで株投資を行っていること」です。自分のお金なので『決算期がない』のです。
 他人様のマネーでは決算期が設けられているので、評価損益額ではなく、実損益額を確定させなくてはいけません。これでは毎日、尾っぽに振り回されます。しかし、自前のカネならば「とやかく言われる筋合いがない」ので、日々の株価に一喜一憂する必要などサラサラないのです。
 投資マネーは「余裕をかませられるか否か」です。返済を気にするマネーなら、最初から投資など止めましょう。


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(「日本沈没」1973年映画公開 日本の首相役 丹波哲郎 当時51歳)

売られている株は、たくさん買えるので「お客さん、ラッキー」・・・

 同一商品なら、価格の安い方が「良い」に決まっています。すると、定価販売よりも期間限定の「割引セール」を利用しない手はありません。数日間で企業価値が一変するような出来事はそうそう起こらないので、安く売られているなら買い込めばいいのです。
 例えば、株価が10%安値となっていれば、同じ金額で10%多くの株式を購入できるので『お客さん、ラッキー!』となります。

瑕疵が隠れていても、『これも味だ』と思うこと!

 しかし、直ぐに判らないような「瑕疵が隠れている」時もあります。日常生活で定価やバーゲンで買った商品を思い出して下さい。モノによって、大事に何年も繰り返し利用する時もあれば、タンスに仕舞い込んだまま「肥やし」で終わる時もあるじゃないですか? それも、これも人の世の『味』なのです。

MYポートフォリオ

 高配当銘柄で、株価がメチャ下っている数銘柄を買い込んでいます。今日も、コツコツと積み上げました。


編集後記

 次のような記事が掲載されていました。蘊蓄のある言葉なので興味を引いた箇所を引用します。

「君のオフィスの設定温度は何度だ?」


 一瞬、質問の真意が掴めず返答に困った私に対し、そのファンドマネージャーは続けました。


 「どうせ『地球にやさしく』なんていう御託を並べて、28℃設定にしてるんだろう。グーグルやアマゾンのオフィスは何度か知っているか? 21℃ だぞ。人間は少し寒いくらいのほうが頭が働くんだ」


 唖然としている私に彼はたたみかけます。


 「君の会社は、日本の最優秀と言われる大学の卒業生のなかから、さらに優秀と言われる学生を採用しているんだろう。そうした若者のアニマルスピリッツを掻き立て、その能力を最大限に活かすことこそが、経営者の役割ではないのか?


 日本は少子高齢化でこれからどんどん人口が減り人口オーナス(注:人口ボーナスの逆)で経済成長は鈍化する。そうしたなかで君の会社のような企業が、優秀な人材の能力を最大限活かさないでどうする。


 有能な人材は経営にとっては資源であり資本だ。『地球にやさしく』なんて言って地球の資源を心配している場合か? 地球に負荷をかけてもいいから、最高の職場環境を準備して、自分の会社の人材に最高のパフォーマンスを出させるべきじゃないのか? このままだと、地球が滅びるはるか手前で日本経済は沈没するぞ。」(ダイヤモンド・オンライン 2023.6.3)


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