米国株 -『正しいものは美しい』

米国市場で「フルインベスト投資」を目指します。

12/07 米国市場、株は株でも「オミクロン株」次第・・・

 ダウ工業株30種平均は大幅に反発、前週末比646ドル95セント(1.9%)高の3万5227ドル03セントで終了しました。1日の上げ幅としては米大統領選があった2020年11月9日(834ドル高)以来、1年1カ月ぶりの大きさでした。
 ファウチ首席医療顧問が米CNNのインタビューで「オミクロン型について明確な見解を示すには時期尚早だが、感染者の重症化の度合いはそれほど高くないようだ」との見方を示したことで、米国の景気悪化に対する過度な警戒感が和らいだことが大きかったです。


12/07 3大株価指数

12/07 各種データ

兆候は東京市場で既に見てとれた

 米国株の爆上げの兆候は、午前中の東京市場で既に現れていました。第1に、ダウ平均とS&P500種の先物価格が大きく上昇していたこと。第2に、私も保有している「中外製薬株」が寄り付きから大きく売られ、52週最安値を更新するほど株価が下落したからです。

中外製薬株(The Fight Against COVID19)の大幅な下落

 中外製薬は米国緊急使用許可でコロナ向けアクテムラの販売が好調、日本では7月承認の抗体カクテル薬がコロナ治療薬として控えています。
 つまり、同社は新型コロナに立ち向かっている製薬企業と投資家から見られているので、「新型コロナ変異株騒動は短期間で収まると、外国勢が情報を得ていた。」とすれば、『The Fight Against COVID19(新型コロナに立ち向かっている製薬会社)』が、一旦売り対象となるのは必定だからです。

オミクロン株、新型コロナの「弱体化」版なのか

ファイザー株等のワクチンメーカーが総崩れ

 主なワクチンメーカーの株価は、次のような状況でした。半端ではない売られ方です。しかし、12/07以降もこれが続くなのか否かは、サッパリと判りません。『市場のことは市場に聞け』です。しかし、ModernaとNovavaxの株価の上げ下げは毎日激しく、私なんぞ、胃に穴が開きそうです。

  1. Moderna, Inc. 265.33ドル ▼41.39ドル ▼13.49%
  2. Novavax, Inc. 141.86ドル ▼18.62ドル ▼11.60%
  3. Pfizer Inc. 51.48ドル ▼2.79ドル ▼5.14%

 ワクチン製造に1本足打法ではない製薬企業は、株価が上昇するなど堅調でした。

  1. Johnson & Johnson 162.94ドル △3.56ドル △2.23%
  2. AbbVie Inc. 121.35ドル △2.50ドル △2.10%

12/07 米国市場、株は株でも「オミクロン株」次第・・・

Myポートフォリオ時価等

 株式評価総額は953,406.00ドル(円貨換算108,202,046円)、手許資金と合わせ980,962.73ドル(円貨換算額111,329,461円)でした。株式評価損益額は前週末から8,521.02ドル増、前月末から9,135.28ドル増、年始からみると132,527.06ドル増の158,990.63ドル(円貨換算額18,043,847円)でした。
 ポートフォリオ内のETF構成比率は79.39%、為替相場(円/ドル)は、113.49円/ドルでした。ようやく、復調の兆しが出てきました。


12/07 Myポートフォリオ時価等

本日の取り引き状況

利確売却

 本日の大幅な株価上昇は、株価下落が続いていた「SNSの3兄弟」へも波及して大幅上昇となりました。寄り付き後は一時低迷(少しばかり買い下がりして、株数を増やしました)していました。しかし、平均株価との連れ高によるものなのか、株価に勢いがついたようです。よって、超短期ですが利確売却しました。これら銘柄は、今夜の株価動向が真の力でしょう。
 スミス & ウェッソン ブランズ株とバークシャー ハサウェイ B株もプラス展開していたので利確売却。これで、Myポートフォリオの個別銘柄は、基本体制に戻りました。

  • ピンタレスト A PINS 12株
  • スナップ A SNAP 14株
  • ツイッター TWTR 6株
  • バークシャー ハサウェイ B 11株
  • スミス & ウェッソン ブランズ 33株

 ETFに関しても、全て値上がっている状況でしたので、終盤に予定どおり2銘柄のETFを利確売却して現金化しました。

  • SPDRポートフォリオS&P 500グロース株式ETF SPYG 30株
  • SPDR ポートフォリオ S&P500 ETF SPLG 40株

新規買い

 先行きに不透明感が見られるかもしれないので、Myポートフォリオの保有体制を変更し始めています。高配当銘柄への一部入れ替えです。個別銘柄は既に取り進めているので、ETFに関しても従前保有していた高分配率の「SPYD」を新規買いしました。

  • SPDRポートフォリオS&P 500高配当株式ETF SPYD 30株、分配率4%前後

買い増し

 個別銘柄全般に買い増しを入れました。個別銘柄への初期投資額が20万ドルに到達したので一旦小休止です。*詳細は、上記リストを参照のこと。

【番外編】日本株の購入

 自動車メーカーのスバル株、急落した中外製薬を主に買い増しています。後場の引けでようやく下がって来た製薬の「アステラス株」を新規取得しています。


Myポートフォリオ構成比率分析グラフ

 証券会社のWEBサイトに掲載されているリアルタイムの銘柄別株価ボードはプラス銘柄が一斉に並ぶような珍しい光景でした。増加パーセントが大きい銘柄、小さい銘柄が混在していましたが、そのリスト内に保有する銘柄がない時ほど辛いことはなく、「流れに乗れないこと程空しいこと」はないのです。
 余談ですが、個別銘柄の配当予定額は既にETFの配当見込み額(分配見込み額)を超えています。これらを合わせると税込ですが、2万5千ドル超まできました。ありがたいことです。


編集後記

 週始めの月曜日。この日の株価動向はホント大事です。資産状況の上げ下げもさることながら、「心の持ち方」や「気分的なもの」が全然違います。
 しかし、東京市場の平均株価は沈んだままで、『自力のなさ』『他力(外国)本願』を証明したようなものです。「米国株の先物価格は上昇している」「米国債券の利回りは上昇したくてウズウズしている」「原油価格が戻すのも見えている」...etc。午後3時以降、世界の商品市場で買いが爆上げになるのが、素人の私でさえ見えていたにもかかわらずにです。

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