米国株 -『正しいものは美しい』

米国市場で「フルインベスト投資」を目指します。

8/10 売り買いが拮抗する株価調整...

 デルタ株の感染拡大の報道が土日にかけて世界中に拡散した感があります。日曜日の報道では週間トピックスを取り上げたり、話題性のある題材を深堀したりしますので、ふと我に返って『弱気』派に転じる投資家もいらっしゃったことでしょう。『強気』派の投資家は、米国の雇用者数が増加傾向にあることで、意を得たりと血気盛んな買いを入れる方もいらっしゃったことでしょう。よって、週初めの今日を「売り買いが拮抗する株価調整」と命名してみました。世間ではこれを『株価のノイズ』と呼称する習いもあります。


  • ダウ平均は、前日比106.66ドル(▼0.30%)安の3万5101.85ドル。
  • ナスダックは、前日比24.42(0.16%)高の1万4860.18。
  • S&P500種は、前日比4.17(▼0.09%)安の4432.35。
  • 米国債10年利回りは、前日比0.037(2.90%)高の1.325%。8/10 07:08現在
  • WTI原油先物は、前日比0.17ドル(0.25%)高の66.97ドル。8/10 07:08現在


8/10 売り買いが拮抗する株価調整...

米求人件数がまた過去最高、1000万件超え-人材確保なおも困難

 ブルムバーグの記事によると、『求人数が史上最高の1010万件に増加して、求職数を340万件上回った。求人件数は幅広い業種で増えたが、専門職・ビジネスサービスや小売り、宿泊・食品サービスでの増加が特に顕著だった。』とありました。人を雇い入れるのは、個人・法人を問わずに先行き見通しが良好と判断できる材料を持ち合わせていない限り、行うことに躊躇するものです。よって、最も手っ取り早く、先行きの景気判断材料に利用できてしまいます。



中国リスクを見て見ぬふり、投資家はおとぎ話信じたがる-ブロック氏

 ここに来て、遂に筋金入りの空売り投資家であるカーソン・ブロック氏が吠えました。詳細はプロムバーグの記事を読んでいただければわかりますが、一言で要約すれば『投資家はおとぎ話を信じ込みたいからだ』となります。先月、中国本土と香港、米国に上場する企業の株式時価総額が約1兆ドル(約110兆円)消失したとの記事もありました。



簿外管理と枠外管理の動向

 中国株の軟調の影響もあり、新興国株式を網羅した「SPEM」と「VWO」もサッパリです。一人負けの状態が続いています。対極にある、米国を除く先進国株式を網羅した「SPDW」と「VEA」は、逓増し始めて来ているのにです...。
 下段の枠外管理にある「HERO」の株価も、中国当局のオンラインゲームへの言及、『ゲームは精神的なアヘン』発言で急落したままです。言わんとする事がわからないことはないですが…。


8/10 簿外管理と枠外管理の動向

中国半導体メーカーの株価が軒並み下落、当局が投機「容赦せず」と警告

 またまた、中国の規制に関するブルムバーグ記事の紹介です。遂に、稼ぎ頭の「半導体業界」へも手を突っ込みました。

 中国企業は金儲けを第一主義とする傾向がとても強く、得たお金はドルに替え、あるいはドルのままで欧米へ流して貯め込みます。その受け皿として会社の貿易決済や投資、IPOなどを利用するので、中国当局に目を付けられるのです。何故なら、政府高官も賄賂で同じ事をやってるから手口は筒抜けなんです。「共に分かち合おうじゃないか」ってな具合ですかね。