米国株 -『正しいものは美しい』

米国市場で「フルインベスト投資」を目指します。

8/12 成長株から割安株へ、資金移動??

 NY市場の終了間際、前日終値を前後していたETF銘柄の株価戻りが顕著に見られた一日でした。このような時、私は明日以降も堅調な相場が続く予兆と考えています。
 また、バイデン政権が石油輸出国機構(OPEC)などの主要産油国に対して、『原油生産量の回復をより迅速に進めるよう求めた』との報道がありました。
 これを受け、WTI原油先物価格は最大2.4%下げる場面もありました。インフレの抑制を狙ったものですが、エクソン株とシェブロン株へ影響を与える最たるものです。

成長株から割安株へ資金が移動する?

 ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は小幅に続落、ダウ平均とS&P500種は過去最高額を更新したのにも拘わらずです...。昨今、再三このような現象(ダウ平均とS&P500種は上昇、ナスダックは下落。)が見られます。「成長株(ハイテク銘柄)から割安株(景気敏感銘柄)へ資金が移動」し始めているように見えます。

ポートフォリオ時価他

 株式評価額が926,258.10ドル、評価損益額が161,157.84ドル、ETF構成比率が87.82%、全て過去最高額(値)を更新しました。今、株価が高値圏にあるので、アップル株、マイクロソフト株、フェイスブック株の一部を売却、枠外銘柄ETFへ資金を振り向け、買い増しを実行しました。


8/12 ポートフォリオ時価他

  • ダウ平均は、前日比220.30ドル(0.62%)高の3万5484.97ドル。
  • ナスダックは、前日比22.95(▼0.16%)安の1万4765.14。
  • S&P500種は、前日比10.95(0.25%)高の4447.70。
  • 米国債10年利回りは、前日比0.008(▼0.62%)安の1.334%。8/12 6:10現在
  • WTI原油先物は、前日比1.09ドル(1.60%)高の69.38ドル。8/12 6:10現在


8/12 成長株から割安株へ、資金移動??

7月の米消費者物価指数(CPI)

 朝方、7月の米消費者物価指数(CPI)が発表されました。食品とエネルギーを除くコア指数は前年同月比4.3%の上昇、これは市場予想(4.4%上昇)を下回りました。対前月比は0.3%の上昇、前月値(0.9%上昇)から低下して市場予想(0.4%上昇)も下回りました。
 結果、インフレ懸念が和らいで早期のテーパーリンク(量的緩和の縮小)開始時期が後退するとの見方が強まり、株式市場へ資金投入が強まったようです。米長期金利は一時前日比▼0.05%の1.30%まで低下しました。

簿外管理と枠外管理

8/12 簿外管理と枠外管理

ニクソン・ショック50年:円高恐怖症が招いた「安い日本」

 今日も「円高・円安」に関する興味ある記事をご紹介します。昭和自体の回顧録的な内容ですが、次の記載がありました。


・・・最近、よく話題に上るのが「安い日本」。コロナ禍前にインバウンド客が急増したのは、日本のホテル代や外食代が、先進国では格安で、その安さが外国人旅行者を引き寄せた、という説明がある。

 日本の購買力も落ちてきた。カニなどの高級食材の海外市場で、新興国勢などと競って「買い負け」する場面が増えたという。そのはずで、円の購買力を映す「実質実効為替レート」は、最高だった1995年の半分以下、2010年の3割減の水準にまで落ちている。

 給料も安くなった。経済協力開発機構(OECD)加盟国の平均賃金調査(購買力平価ベース)によれば、日本は年収3.86万ドル(19年)で、主要7カ国(G7)で最低。米国6.58万ドルの6割弱、ドイツ5.36万ドルの7割強の水準にとどまる 。・・・

・・・8月20日、那須御用邸で御進講した水田三喜男蔵相に昭和天皇が「円切り上げを国内では非常に暗いことのように言っているが、日本円の評価が国際的に高まり、いいことであると思う。そういう明るい面を国民に知らせる必要があるのではないか」という趣旨を述べられた。

 若き元首として、戦前の変動相場時代を体験した人ならではの洞察だった。・・・(8/11(水) 16:03 nippon.com 土谷 英夫氏)


 私は「115円/ドル前後が最も具合が良いポジション」ではと考えていましたが、そうではないらしいです。「ビッグマック指数」でも70円/ドル前後が適正値との指摘があり、今の110円/ドル前後の為替相場は大幅な『円安』と断言できそうです。
 認識を新たにしなければいけませんが、0%金利政策で押し込んでいる日本、テーパーリング開始準備(金利引き上げ)の米国、原油価格の適正化と相まって、先行きは更なる『円安』が見込まれています。よって、何らかの事情で109円を下回る円貨/ドルに振れたなら、買い向かいで臨んだ方がベターでしょう。


超富裕層を魅惑するシンガポール、アジア全土から不動産にマネー殺到

 香港があのような法規制の網に支配され、富裕層の香港脱出が騒がれ始めて大分と月日が経過しました。次の香港となり得るのは「シンガポール」との評判が高く、私もそのように考え始めています。それであれば、『iシェアーズMSCIシンガポールETF(EWS)』への投資を検討してみるのもいいでしょう。

iShares MSCI Singapore ETF(EWS)

 iシェアーズ MSCI シンガポール ETF(iShares MSCI Singapore ETF)は上場投資信託。同ファンドはMSCIシンガポール・インデックス(基本指数)に連動する投資成果を目指す。

 同基本指数は主にシンガポール証券取引所での取引銘柄により構成される。同ファンドは集合的に同指数と類似した投資プロファイルを有する指数に含まれた証券の代表的なサンプルへ投資する。経費率は0.51%。

 同ファンドの投資顧問会社はBlackRock Fund Advisors (BFA)である。


中国規制当局、オンライン保険への監視強化-次の締め付け標的か

 中国当局の次なる標的は「オンライン保険業界」のようです。手綱を緩めません。
 ① マネー横取りと賄賂の確保
 ② 上司に諂うデータ流失防止の姿勢
 ③ 権限維持と天下り先の確保
 本音はこのあたりにあるのでは? 
 ここには、『株式保有者 = 投資家』に対する権利保護の概念など全くありません。