前週末に発表された「6月の米個人消費支出(PCE)物価指数」が、インフレ圧力の高まりを示さず、まさに『FRBによる現在の利上げサイクルが終了するとの期待』を強めることになりました。株式市場へのアゲンストが減少し続けています。 週内に「7月の雇用統計」の通過を控えている・・・ 今週末に発表される「7月の雇用統計」において、各種データが『労働需給の逼迫度合いの軽減を示す』との見方も根強く、投資家…
昨夜(午前2時発表)の日経のスクープ記事(日銀、金利操作柔軟運用 上限0.5%超え容認議論)で米株は下落し、ドル・円は138円台まで急騰を演じるなど、慌てさせました。 しかし、いつの間にか、ドル・円は「再び141円台へ戻る荒業」を見せています。この付近の数値が、居心地の良い『定位置』なのでしょう。 今しかない「グッドチャンス」をスルーした日銀! 欧米人の感覚からすると、FRBが利上げを続け…
ダウ工業株30種平均が14営業日ぶりに下落して、漸く連騰記録が途切れました。利上げが続く逆風下においても、「米景気後退は避けられるとの期待感」に加え、米連邦準備理事会(FRB)の「利上げ局面終了が近いとの都合のいい観測」が、米国株式相場の上昇を支えて来ました。「このまま反落が続く」のか、あるいは「一日で切り返す」ことができるのか、明日以降、俄然注目です。 同じ理由で上げ続ける相場は無い・・・ …
米国時間7月26日、米国の連邦準備制度理事会(FRB)は連邦公開市場委員会(FOMC)において、市場の予想どおり0.25%の利上げを再開、兎にも角にも、政策金利を『22年ぶりの高水準』となる5.25〜5.50%へ引き上げることを決定しました。 利上げの再開です。金融至上主義を掲げる米国の現状が具に伝わり、古典的な従来の金融政策だけに依存する窮状、他に術がない空しさが今回も露見しました。 今回…
日本時間26日の早朝、アルファベット(グーグル)株が2023年第2四半期(4月-6月)決算内容を公表しました。AIチャット検索の登場で、グーグル牙城の検索広告への揺らぎが懸念されていた4ー6月決算でしたが、市場見込みを上回る増益でサプライズ感が高まり、「売り方」を一瞬で沈めました。 時間外取引でアルファベット(グーグル)株価が急騰・・・ 対話型人工知能(AI)との競争にさらされる中でも検索広…